カテゴリー「Wildhearts, the」の54件の記事

2023年2月 3日 (金)

GINGER WiLDHEART『TEETH』(2023)

2023年2月3日に配信リリースされたジンジャー・ワイルドハートの最新アルバム。

本作は今年後半に正式発売が予定されている、ジンジャー書き下ろしのパンクナンバー16曲を収めたアルバム。Bandcampで2月3日の24時間限定で配信リリースされました。日本時間だと4日の午後遅くくらいまでならダウンロード購入可能なのかな。

1曲平均が1〜2分台、アルバム自体も16曲で25分程度という短尺はパンクというよりハードコアのそれに近いですが、楽曲自体はパンクロックの歴史を総括するような内容。適度なメタリックさも残されており、そのあたりがジンジャーらしさに直結している気がします。

歌うというより“がなる”という表現が近いジンジャーの歌唱も、THE WiLDHEARTSなどでのハードコアサイドを彷彿とさせるものがあります。もちろん、随所に彼らしいメロディアスさ(非凡なメロディセンス)も残されており、ポップ&キャッチーなジンジャーが好きという方にも引っかかる要素を少なからず感じ取ることができることでしょう。

彼自身、Twitterで「自分が愛するパンクロックの歴史を網羅したオリジナル曲たち」と表現していますが、確かにその例えにぴったりな内容。無心でモッシュできそうな曲から、拳を上げて一緒にシンガロングしたくなるような曲まで、多くの「THE WiLDHEARTSファンおよびジンジャーファンがイメージするパンクロック」が凝縮された本作は、難しいことを考えずに楽しむのが一番かな。そう、「すべてのパンクファン」へ向けたものというよりも、あくまでジンジャーを通過したパンクロックという事実が大前提ですからね。そこを捉え違えると、「なんだよ、全然パンクじゃねえよ!」と大変なことになりそうですから。

この24時間で果たしてどれだけのファンに届くか不明ですが、ひとまずザッと聴いた感想は以上です。今回聴き逃した方は、今年後半の正式リリースまで指を咥えながら待ち続けてください!

 


▼GINGER WiLDHEART『TEETH』
(Bandcamp:MP3)

2022年5月 6日 (金)

GINGER WILDHEART『HEADZAPOPPIN』(2019)

2019年8月19日にリリースされたジンジャー・ワイルドハートの8thアルバム。日本盤未発売。

最初に上記の日程でRound Recordsを通して10曲入りアルバムとしてデジタルリリースされ、翌2020年初頭にCDおよびアナログ盤が限定販売。同年5月21日には「Good Times Are In The Mail」「lil ol Wine Drinker Me」の2曲を追加した全12曲入りアルバムとして、サブスクなどで一般流通しています。

2019年というと、ジンジャー(Vo, G)、CJ(G, Vo)、ダニー(B, Vo)、リッチ(Dr)の“クラシックラインナップ”THE WiLDHEARTSが10年ぶりのアルバム『RENAISSANCE MEN』(2019年)で本格復帰したタイミング。それもあってなのか、ソロ作として直近の2枚……『GHOST IN THE TANGLEWOOD』(2017年)、『THE PESSIMIST'S COMPANION』(2018年)がアメリカーナ風レイドバックした落ち着いた作風だったのに対し、ここでは再び本来の彼らしいエネルギッシュでハード&ヘヴィ、だけどメロウでキャッチーな作品集にまとめられています。

ヘヴィな音像でエフェクティヴ、ミドルテンポ中心の作風は、シンプルなバンドサウンドで疾走感の強いパンク/パワーポップな『RENAISSANCE MEN』からの反動なのでしょうか。ソングライターとしての充実度はもちろん『GHOST IN THE TANGLEWOOD』や『THE PESSIMIST'S COMPANION』からの流れを汲みつつ、多重録音を用いたハーモニーなどの効果もあって、同じような質感のメロディ(「Pound Coins & Kitchen Roll」あたりは前作に入っていても不思議じゃない)でもまったく違って聴こえるから不思議です。

ここで展開されているヘヴィだけどキャッチー、ときどきサイケデリックなテイストも、ジンジャーが元来から持ち合わせている要素のひとつで、バンド時代でいったら名作『P.H.U.Q.』(1995年)、あるいは迷作『ENDLESS, NAMELESS』(1997年)あたりと通ずるものがあるのかな。特に厚みのあるコーラスワークや「Love Is」から「Saturday Matinee」で試みた曲間なしの組曲風アレンジからは、『P.H.U.Q.』での経験が大いに反映されているように感じます。

もっと言えば、初期のソロ作(2000年代初頭から同年代後半にかけて)でイメージしていた青写真(やりたかったこと)が今は完璧に形にできるようになった。長年の試行錯誤を経て到達した、ソロ・ロックアーティスト=ジンジャー・ワイルドハートのひとつの“ゴール”がこれなのかな。

残念ながら、本作を最後にジンジャーの完全オリジナル新作アルバムは世に出ておりません。しばらくバンド活動が充実していたこと、あるいはコロナ禍に突入したことなどが理由かもしれませんが、アーシーな路線を経て再び“ジンジャーらしさ”に徹した本作の次に、彼がどんな“道”を選ぶのかが非常に気になります。

 


▼GINGER WILDHEART『HEADZAPOPPIN』
(amazon:MP3

 

GINGER WILDHEART『THE PESSIMIST’S COMPANION』(2018/2022)

2022年4月22日にリリースされた、ジンジャー・ワイルドハートの7thアルバムのリパッケージ盤。日本盤未発売。

本作は2018年11月末からRound Recordsを通じてネット(当初はデジタルのみ、翌2019年にフィジカルも)販売され、2020年9月からはデジタルリリース&サブスク配信が実施されていた同名の10曲入りアルバムに、新たに5曲を追加して曲順を変更、Wicked Cool Records経由で一般流通させた全15曲入りの新作。プロデュースはTHE WiLDHEARTSの最新作(にして何度目かの解散に際してのラスト作となってしまった)『21ST CENTURY LOVE SONGS』(2021年)やライブアルバム『30 YEAR ITCH』(2020年)、THE PROFESSIONALSの『WHAT IN THE WORLD』(2017年)などのほか、ジンジャーの前作『GHOST IN THE TANGLEWOOD』(2017年/2018年)でミックスを手掛けたデイヴ・ドレイパーが担当しています。

カントリーやフォークなどアメリカーナからの影響を強く受けた前作『GHOST IN THE TANGLEWOOD』から間髪入れずに発表された作品ということもあり、同作の延長線上にある内容。それもあってジンジャー(Vo, Dr,B, G,Per)のほかジョン・ケトル(G, Mandolin, Bouzouki)、マシュー・コリー(Piano, Hammond, Keys)、マーカス・ヒプキス(Pedal Steel)、エミリー・アーウィング(Cho)といったメンツは前作から引き続き参加しており、新たにデイヴ・ドレイパーもギターやプログラミングでも制作に加わっています。

そういった意味では、『GHOST IN THE TANGLEWOOD』とこの『THE PESSIMIST'S COMPANION』は姉妹作と言えるかもしれません。事実、『GHOST IN THE TANGLEWOOD』日本盤にボーナストラックとして追加された3曲のうち、「In Reverse」とは『THE PESSIMIST'S COMPANION』オリジナル盤、「I Don't Wanna Work On This Song No More」は同リパッケージ盤に改めて収録されていますし。録音時期もさほど変わらず、単にデイヴ・ドレイパーがプロデュース&プレイヤーとしてタッチしているか、していないかの違いくらいのものなのかなと。

曲順がだいぶ変わっていることもあり(オリジナル盤では2曲目だった「Why Aye (Oh You)」が1曲目、そしてオリジナル盤オープニングの「May The Restless Find Peace」がラストナンバーに)、全体を通して聴いたときの印象も少々異なりますが、全体を覆うリラックスした空気自体はまったく一緒。ロック/パンク/メタルなTHE WiLDHEARTSの中にもこうした“枯れた”要素はもともと含まれていたものですし、その一要素を抜き取って拡大させただけと受け取ることもできますし、パワーポップのルーツにはこうしたアメリカーナ的側面も多く含まれていることを考えると、ジンジャーが年老いていく中でこちらの方面に特化した作品づくりに移行していくのも納得がいきます。

実際、どの曲も非常にクオリティが高く、一時期の「あと一歩!」「もう一声!」的な時代を考えると終始安心して楽しむことができるはず。特にこのアルバムを制作していた頃は、まだバンドとしての新作に取り掛かっていない時期だったこともあり、ソングライターとしてはこちらの活動に集中しており、そこでここまでの才能を発揮できていたのは改めて素晴らしいことだなと再認識させられます。

また、本作にはARCTIC MONKEYS「I Wanna Be Yours」とTHE WALKER BROTHERS「No Regrets」というカバー曲も収録。この2曲は2019年春の「Record Store Day 2019」のために提供されたもので、当時はアナログ・変形ピクチャー盤(犬の写真が可愛い)で限定販売もされました。原曲はダウナーかつソウルフルなアレンジの「I Wanna Be Yours」も、ジンジャーの手にかかると軽快なカントリーロックへと生まれ変わるあたり、さすがです。

「Sweet Wonderlust」や「Stalemate」あたりはTHE WiLDHEARTSでプレイしても違和感なさそうな名曲ですし、バンドの(何度目かの)解散に凹んでいるファン(「またいつものことさ」と落ち込んでいないかと思いますが。苦笑)にこそ改めて触れていただきたいと同時に、いまだにジンジャー=THE WiLDHEARTSという固定観念を持っている人にこそ聴いていただきたい1枚です。

 


▼GINGER WILDHEART『THE PESSIMIST'S COMPANION』
(amazon:海外盤CD / MP3

 

2022年4月20日 (水)

GINGER (GINGER WILDHEART)『A BREAK IN THE WEATHER』(2005)

2005年1月31日にリリースされたジンジャー(現ジンジャー・ワイルドハート)のコンピレーションアルバム。日本盤未発売。

本作は2001年からスタートした、ジンジャーのソロ名義CDシングル12ヶ月連続リリース企画「Singles Club」で発表された音源をまとめたもの。この企画は文字通り、毎月新曲3曲を収録したシングルを連発し続けるというものでしたが、2001年6月に第1弾「I'm A Lover Not A Fighter」を発表するものの、続く第2弾「Cars & Vaginas」(タイトルよ……)が同年12月発売といきなり半年も遅れる事態に(苦笑)。

その後も着実に制作/リリースが遅れていき、2002年には第3弾「And This Time I'm Serious」、第4弾「The Saga Of Me & You」を何とか届けるものの、2003年発売の第5弾「Virtual Love」を最後にリリースが途絶える始末。これ、おそらくリリース元のInfernal Recordsが閉鎖されたか何かが主な理由だったのではないでしょうか。実際、このアルバムは別レーベルのSanctuary Recordsからの発売ですし。

とはいえ、この時期にはすでにTHE WiLDHEARTSが再始動し、2002〜3年に「Vanilla Radio」や「Stormy In The North, Karma In The South」などのシングルを連発。2003年8月には待望のアルバム『THE WILDHEARTS MUST BE DESTROYED』を発表していることから、本当のところはソロ活動にまで手が追いついていなかったのでしょう(ていうか、事前に12ヶ月分36曲できていたわけではなかったのかよ、と。苦笑)。

結局5枚目で頓挫した「Singles Club」を総括する形で、2005年に入って“ジンジャー名義で初のアルバム”と銘打って発表されたのが今作。ただ、内容的に純粋なオリジナルアルバムではないので“コンピレーションアルバム”扱いとなっています。

中身は第1弾「I'm A Lover Not A Fighter」から第5弾「Virtual Love」までの15曲に、第6弾シングルとして制作されていたものの未発表となっていた「T.W.A.T.」「He's A Man」「Dying Art Of The Chorus」の3曲を追加した、全18曲が2枚のCDに各9曲ずつ収録されたもの。シングルごとにコンセプトがある程度あるようなので、こういう形で区切ったのでしょうね。

ジンジャーの本格的なソロ活動はSiLVER GiNGER 5でのアルバム『BLACK LEATEHR MOJO』(2000年)が最初となると思いますが(その前後にCLAM ABUSEでのアルバム『STOP THINKING』や、SUPER$HIT 666でのEP制作などもありましたが)、今作で表現されているサウンドはSiLVER GiNGER 5で体現したハードロック色よりもさらに幅広いものがあり、のちの正式なソロ第1弾アルバム『VALOR DEL CORAZON』(2005年)とTHE WiLDHEARTSでの活動の中間にある楽曲群を楽しむことができます。

王道パワーポップ的な「I'm A Lover Not A Fighter」や「And This Time I'm Serious」もあれば、ブラスをフィーチャーしたグラマラスなバブルガムポップ「Cars & Vaginas」、THE WiLDHEARTS的カオティックさが端的に表れたヘヴィチューン「Not Bitter, Just A Little Disappointed」もある。また、「Blinded By Absinthe」のようにソングライターとして新たな側面を打ち出した楽曲も含まれており、改めてこの人の多彩さ/多才さに驚かされるのではないでしょうか。このこだわりがリリースの遅れにもつながったのかもしれませんね(苦笑)。

未発表となっていた3曲も過去4作のシングルの延長線上にある楽曲群で、アルバムの流れで聴いても違和感なく楽しめるものばかり。この中では、がグルーヴィーなベースラインが耳に残る初期ビートルズ・ライクなパワーポップチューン「He's A Man」が印象的かな。なお、アルバムラストを飾るテクノポップ調「Dying Art Of The Chorus」にはNAPALM DEATHのバーニーことマーク・グリーンウェイ(Vo)がグロウルでゲスト参加。異色のサウンドメイクおよび“らしい”グロウル&スクリームは最高のアクセントとなっています。むしろこのラスト2曲が本作最大の山場かもしれません。これ、なんで当時リリースされなかったんだろうね。

ジンジャーのソロ作は初期3作がストリーミング配信されていないものの、Sanctuary Recordsからリリース/再発されたSiLVER GiNGER 5のアルバムや本作は現在もサブスクで聴くことができます。

 


▼GINGER『A BREAK IN THE WEATHER』
(amazon:海外盤CD / MP3

 

2022年2月14日 (月)

THE WiLDHEARTS『PHUQ (DELUXE)』(2022)

2022年2月12日に配信リリースされた、THE WiLDHEARTSの2ndフルアルバムのリパッケージ盤。現時点ではリリース元のRound Recordsのみで購入/ダウンロード可能。CDやアナログなどのフィジカルリリースは2022年6月を予定。

本作は1995年5月に発表された名盤『P.H.U.Q.』の、当初予定していた形に再構成&最新リマスタリングを施した最新エディション。1994年の制作開始時点ではジンジャー(Vo, G)は2枚組を想定しており、その中には7〜8分台の長尺ナンバーも多数含まれていました。ここではまず、『P.H.U.Q.』完成までの流れを解説していきます。

当初、バンド側は1994年初夏に「Inglorious」(約8分)と「Sky Babies」(10分超え)の2曲入りシングルを計画。しかし、長い曲を嫌った当時のレーベルがこの計画を拒否し、当時制作が進んでいた6曲で構成された『FISHING FOR LUCKIES』というミニアルバムをファンクラブ限定でリリースしました。この『FISHING FOR LUCKIES』からは「If Life Is A Love Bank I Want An Overdraft」と「Geordie In Wonderland」をリードトラックに、そしてアルバム未収録の「Hate The World Day」「Fire Up」を追加した4曲入りシングルが1995年1月にリリースされています(全英31位)。続いて、バンドは「I Wanna Go Where The People Go」を同年4月に発表し(全英16位)、翌5月に新たな形で構成された13曲入りの『P.H.U.Q.』が発売されました(全英6位)。

今回リパッケージされた『PHUQ (DELUXE)』は全19曲で構成されており、その内訳は『FISHING FOR LUCKIES』収録の6曲と1995年版『P.H.U.Q.』収録の13曲をまるまる収録したもの。曲順こそ新たな形で構成し直されていますが、使用されている音源自体に大きく手を加えた様子は見受けられません。唯一、1995年版『P.H.U.Q.』最終曲「Getting It」終了後にシークレットトラックとして収められていた「Don't Worry 'bout Me」が、今回のリパッケージ版にはラストナンバー「Sky Babies」のあとに移されているくらいでしょうか。

この19曲の流れで聴く『PHUQ (DELUXE)』はなかなか聴き応えのあるもので、それは『FISHING FOR LUCKIES』や『FISHING FOR LUCKIES (East West Version)』(1996年)よりも滑らかで、1995年版『P.H.U.Q.』以上にダイナミックさが伝わる構成で、「なるほど、こういうつなぎ方があったか!」とニヤリとさせられます。

ただ、ひとつ気になったのはシングルとして先行発売された「Hate The World Day」「Fire Up」が今回のリパッケージ版には含まれていないこと。特に「Fire Up」はそのエンディングに「In Lilly's Garden」のイントロが含まれており、当初は「Fire Up」〜「In Lilly's Garden」という流れでアルバムに収められる予定だったのかなと思っていたのですが、違ったのかな? 単に「Hate The World Day」「Fire Up」はシングルカップリング用に書き下ろされたもので、「Fire Up」のエンディングはシングル用にアレンジされたものだったのか、そもそもジンジャーが当初イメージしていた構成案にこの2曲は入っていなかっただけなのか。もともとどういう構成案だったのかがあの当時に示されていなかっただけに、今となっては謎のままですが(仮に今、ジンジャーが「もともとこうだったんだよ」と発言しても、それは2022年2月時点のものでしかないですしね)。

おそらく、当時はもともとの案で構成したアルバムは形になっておらず、今回既存の音源を並べ替えただけなので、別ミックスなど貴重な音源は残っていないのでしょう。「単に既発曲を並べ替えただけ」で終えることもできますが、こういう“if”の世界が27年後に楽しめるだけでもロマンがあって面白いんじゃないでしょうか。ビギナーはサブスクなどで配信中のオリジナルバージョン(1995年版)で十分でしょうが、古くからのファンはコレクターズアイテムというよりもジンジャーへの課金(笑)のつもりで購入してみてはいかがでしょう。

 


▼THE WiLDHEARTS『PHUQ (DELUXE)』
(Round Records:海外盤CD / 海外デラックス盤CD / 海外盤アナログ / 海外デラックス盤アナログ / MP3

 

2021年9月 4日 (土)

THE WiLDHEARTS『21ST CENTURY LOVE SONGS』(2021)

2021年9月3日にリリースされたTHE WiLDHEARTSの8thオリジナルアルバム。当初ファンクラブ限定でリリースされた『FISHING FOR LUCKIES』(1994年)、カバーアルバム『STOP US IF YOU'VE HEARD THIS ONE BEFORE, VOL. 1』(2008年)を含むと、通算19枚目のスタジオアルバムということになります。

ジンジャー(Vo, G)、C.J.(G, Vo)、リッチ(Dr)、ダニー(B, Vo)というクラシックラインナップが約16年ぶりに正式復活し、約10年ぶりに完成させたフルアルバム『RENAISSANCE MEN』(2019年)から2年4ヶ月ぶり。同じ布陣での2作目となりますが、基本的には前作の延長線上にある“らしい”良作と言えるでしょう。

前作はバンドの1stフルアルバム『EARTH VS THE WiLDHEARTS』(1993年)とよく比較され(実際、ジンジャー自身もそのような発言をしていましたが)、続く今作は順当に2ndフルアルバム『P.H.U.Q.』(1995年)のような内容になるのでは?などと、リードトラック「Remember These Days」が公開されたときに噂されました。ジンジャーも今作リリース発表時に同様の件に触れていましたが、確かに本作にはそれらしいテイストが随所から感じられます。

が、しかし。当初バンドの2ndアルバムは『FISHING FOR LUCKIES』になるはずだったのでは?……ということを急に思い出したんです。『FISHING FOR LUCKIES』と『P.H.U.Q.』って表裏一体の2枚だよなということを考えると、確かにこの新作って『FISHING FOR LUCKIES』っぽいんですよね。

アルバム冒頭を飾るタイトルトラックの複雑怪奇な展開は、まさに『FISHING FOR LUCKIES』で見せたそれですし、「Remember These Days」や「Splitter」でのキャッチーさは『P.H.U.Q.』で聴けたそれで、「Institutional Submission」での“ハードコアなほろ苦いテイストの中にも、ホロっとする甘さやサイケデリックさが感じられる”のは『FISHING FOR LUCKIES』や『P.H.U.Q.』で試みたことそのまま。そういったテイストを5分間に凝縮するあたりが、あの頃から30年近く経って成長を遂げた彼らならではといったところでしょうか。

前作はこのバンドの持つ初期衝動性を再現させ、もう一度ここからスタートしていくという気概がパンキッシュなサウンドに表れていましたが、今作はそこからずっしりと腰を据えて、やりたいことをよりやりたいように追求していく“2作目らしさ”が伝わる。バンドにとって何度目かの“2ndアルバム”的ポジションのアルバムとなりますが、2000年代に発表されたどんなアルバムよりも極上な仕上がりだし、前作以上にこのバンドのエバーグリーンな側面とストレンジな側面が極端な形で並列する、問答無用の1枚だと断言できます。

こんな状況でもなければ、きっとこの傑作を携えた来日も近いうちに実現したんでしょうけど、それでなくても前回の来日でジンジャーがポカをしてしまったので、日本公演はしばらく難しいかな……まずはこの最高のロックンロール/ハードロックアルバムを存分に楽しみ尽くしたいと思います。

 


▼THE WiLDHEARTS『21ST CENTURY LOVE SONGS』
(amazon:国内盤CD / 海外盤CD / 海外盤アナログ / MP3

 

2020年12月 7日 (月)

THE WiLDHEARTS『30 YEAR ITCH』(2020)

2020年12月4日にリリースされたTHE WiLDHEARTSの最新ライブアルバム。日本盤未発売。

ジャケットにもあるように、本作はバンドの30周年(1991年〜2021年)を祝して制作されたもので、最新アルバム『RENAISSANCE MEN』(2019年)および最新EP『DIAGNOSIS』(2019年)を携えて行われたライブツアーからセレクト。ふと思ったのですが、THE WiLDHEARTSの結成って1989年らしいんですよ……あれ?と疑問が生じたのですが、どうやらジンジャー(Vo, G)がボーカルを務める現在の編成となったのが1991年かららしく(苦笑)。ジンジャー的にはここを今のTHE WiLDHEARTSのスタート地点と捉えているんでしょうかね。

中身に関しては、ツアーを行った2019年が本当の意味での(笑)結成30周年だったこともあってか、キャリアを総括するようなオールタイム・グレイテスト・ヒッツ的セットリスト。オープニングこそ最新作の冒頭を飾る「Dislocated」から勢いよくスタートしますが、そこから「Everlone」「Suckerpunch」へと続く構成はなかなかアガるものがあります。おそらくアルバム向けに編集された構成かと思ったのですが、実際にこの3曲がオープニングを飾るセットリスト、実在するんですよね。もちろん、これがそれだとは思いませんが、これはさすがに生で体験してしまったら失禁モノですわ(苦笑)。

で、さらにそこからダニー(B, Vo)がリードボーカルを務める「Anthem」へと続くのも最高。そもそもこの曲、ダニーが復帰しなければ演奏されることなんて考えられないですものね。同曲が収録された異色作『ENDLESS, NAMELESS』(1997年)からは「Urge」も演奏されており、エフェクトを排除した生々しい音は原曲とは異なる魅力があり、どちらも好印象。エフェクトといえば、『¡CHUTZPAH!』(2009年)収録の「The Jackson Whites」がノーマル(の半音下げ)チューニングで演奏されているのも印象的で、キーが上がると意外と普通にTHE WiLDHEARTSの曲として成立しているんだという事実にも気づかされます。面白いな、このへんの選曲は。

地味な印象の強い『THE WILDHEARTS』(2007年)からも「The Revolution Will Be Televised」がしっかり含まれているし、さらに地味な(笑)『THE WiLDHEARTS MUST BE DESTROYED』(2003年)からも「Vanilla Radio」や「Someone That Won't Let Me Go」といった比較的人気の高い楽曲もしっかり押さえている。『FISHING FOR LUCKIES』(1994年)再発バージョン(1996年)収録の「Sick Of Drugs」が含まれているのに、なぜか初期EP『DON'T BE HAPPY... JUST WORRY』(1992年)からは選出されず。なんでよ!!……と思ったら、Round Recordsでのプレオーダー購入者のみのボーナストラックに「Nothing Ever Changes But The Shoes」が含まれているという(こちらには「Top Of The World」「Shame On Me」「My Baby Is A Headfuck」も収録)。欲しかったなぁ……(気づいたらプレオーダー期間終了してました。苦笑)。

過去、数々のライブ作品が発表されているTHE WiLDHEARTSですが、それらに負けじと劣らずの演奏/内容だと思うので、初心者にも最適な1枚です。もちろん、ここに含まれていない名曲、人気曲も多々あるので、本作でこのバンドのことが気になったら、『THE WiLDHEARTS STRIKE BACK』(2004年)『TOKYO SUITS ME』(1999年)あたりに手を出してみてはどうでしょう。後者はデジタル未配信ですが、コンパクトで聴きやすくオススメですよ。

 


▼THE WiLDHEARTS『30 YEAR ITCH』
(amazon:海外盤CD / 海外盤アナログ / MP3

 

2020年8月10日 (月)

THE WiLDHEARTS『STOP US IF YOU'VE HEARD THIS ONE BEFORE VOL.1』(2008)

2008年5月にデジタルリリースされたTHE WiLDHEARTS初のカバーアルバム。当初は12曲入りで配信されましたが、のちに同年7月に3曲追加した全15曲入りでフィジカルリリースされています。

ジンジャー(Vo, G)、C.J.(G, Vo)、リッチ(Dr)、スコット・ソリー(B, Vo)という編成で制作された前作『THE WILDHEARTS』(2007年)から約1年という短いスパンで届けられた今作は、単にバンドに影響を与えたレジェンドたちのみならず、彼らが敬愛する新旧のバンドたち、楽曲にもう一度耳を傾けてほしいという隠れた名曲などをピックアップ。そのセレクトもかなり多岐にわたる、非常に興味深い内容になっています。

今回はCDバージョンを中心に話を進めますが、まずは収録内容(および原曲アーティスト名)を紹介します。

01. AC Rocket [FOIL]
02. Geez Louise [THE UNBAND]
03. Understanding Jane [THE ICICLE WORKS]
04. The World Comes Tumblin' [THE DISTILLERS]
05. Unsung [HELMET]
06. Waiting Room [FUGAZI]
07. Ice Hockey Hair [SUPER FURRY ANIMALS]
08. Possum Kingdom [TOADIES]
09. Pep Talk [THE DESCENDENTS]
10. Rocket 69 [THE LEE HARVEY OSWALD BAND]
11. Battleship Chains [THE WOODS / THE GEORGIA SATELLITES]
12. Rearrange You [BABY CHAOS]
13. Everyday Formula [REGURGITATOR]
14. The Judge [SOUL ASYLUM]
15. Carmelita [ウォーレン・ジヴォン]

配信バージョン(現行のSpotify海外配信分含む)はここから「AC Rocket」「Everyday Formula」「The Judge」の3曲を省いた12曲で、曲順も異なるものです。

FOILやTHE UNBANDなど初見のバンドも含まれていますが、それ以外は名前をよく知るバンド/アーティストであったり、THE WiLDHEARTSと同時代に活躍したバンド、かつジャンル的にあまり交わりのなかった存在などばかりで、先にも述べたようによくある「ルーツを紹介する」形とは異なり、お気に入りの曲を気楽にカバーしてみたという内容と言ったほうがいいでしょう。

実際、過去のカバー曲と比較してもストレートにカバーしていますし(まあ以前のカバー曲も音像で遊んではいたりするものの、基本的には原曲に忠実でしたが)、「THE WiLDHEARTSならでは」みたいなカラーはそこまで強く感じないかな。曲によってC.J.やリッチ、スコットもリードボーカルを担当していますし、そういう意味では次作『¡CHUTZPAH!』(2009年)への布石も見つけられるかな……まあそれ以上に、メンバー全員が肩の力を抜いて好きな曲で遊んでいる、その程度の1枚なのかな。なので、前作『THE WILDHEARTS』と次作『¡CHUTZPAH!』の間をつなぐ1枚というよりは、バンドとしてのアク抜きを行ったぐらいに捉えて、こちら側も構えず気楽に“お楽しみ盤”として接すればいいのではないでしょうか。

と同時に、本作で取り上げた楽曲の原曲を探して聴いてみることもオススメします。本来、そっちを目的として作られた作品でもあると思うので。それに、本作リリース当時は原曲を探すことが難しかったけど、今ならSpotifyやApple Musicを通じて手軽に原曲を見つけることができますしね(ということで、原曲プレイリストを作成したので、最後に貼っておきます。THE WiLDHEARTSのオリジナル盤が国内でストリーミング配信されていないので、こちらで雰囲気を味わっていただけると幸いです)。

 


▼THE WiLDHEARTS『STOP US IF YOU'VE HEARD THIS ONE BEFORE VOL.1』
(amazon:国内盤CD / 国内盤CD+Tシャツ / 海外盤CD

 

 

2019年12月31日 (火)

2019年総括:③HR/HM、ラウドロック編

一昨年秋から『リアルサウンド』でスタートした、HR/HMやラウドロックなどエクストリーム・ミュージックの新譜キュレーション記事を連載しているのですが、2019年のまとめ記事となる年間ベスト10紹介エントリー「西廣智一が選ぶ、2019年ラウドロック年間ベスト10 BMTH、Russian Circles、Slipknotなど意欲作が気になる1年に」が12月26日に公開されております。

年明け発売の雑誌『ヘドバン』最新号でも同様の企画にアルバム10選をお送りしているのですが、こちらでは『リアルサウンド』の記事で紹介した10枚に加えて、次点となった10枚とあわせて紹介できたらと思います。

まずは、すでに公開済みの上位10作品について。こちらはあえて記事執筆時と同じままで進めたいと思います。

01. BRING ME THE HORIZON『amo』(レビュー
02. TOOL『FEAR INOCULUM』(レビュー
03. RUSSIAN CIRCLES『BLOOD YEAR』(レビュー
04. LEPROUS『PITFALLS』(レビュー
05. KILLSWITCH ENGAGE『ATONEMENT』(レビュー
06. SLIPKNOT『WE ARE NOT YOUR KIND』(レビュー
07. BARONESS『GOLD & GREY』(レビュー
08. GATECREEPER『DESERTED』(レビュー
09. MAMIFFER『THE BRILLIANT TABERNACLE』(レビュー
10. ALCEST『SPIRITUAL INSTINCT』(レビュー

選出した理由は『リアルサウンド』のエントリーにてご確認を。ちなみに、『ヘドバン』のほうではあるアルバムの代わりにOPETH『IN CAUDA VENENUM』を選出しております(順位は若干の変動あり)。

続いて、選に漏れた次点10作品もご紹介。

続きを読む "2019年総括:③HR/HM、ラウドロック編" »

2019年10月 8日 (火)

THE WiLDHEARTS『DIAGNOSIS』(2019)

2019年10月初頭にリリースされた、THE WiLDHEARTSの最新ミニアルバム。

今年5月に前作『¡CHUTZPAH!』(2009年)から10年ぶりの新作にあたる『RENAISSANCE MEN』(2019年)を発表したばかりの彼ら。そこから5ヶ月ぶりに届けられた新作は、その『RENAISSANCE MEN』収録曲の「Diagnosis」をタイトルトラックに、未発表の新曲5曲を加えた計6曲入りミニアルバム(EP)となります。

思えば前作『¡CHUTZPAH!』のときもライブ会場限定作品として、のちにEP『¡CHUTZPAH! JNR.』(2009年)がリリースされましたが、今回も感覚的には近いものがあるのでしょうか。そういえばこれらの新曲、新たに録り下ろしたものなのか、はたまた『RENAISSANCE MEN』制作時に残しておいたものなのかも今のところ不明ですし。

特に今作は日本盤リリースの予定もなさそうで(今年7月の来日時に、国内レーベルとあれこれモメましたしね。まああれはジンジャーが悪い気がしますが……)、そういった前情報が少ない中与えられた音源のみを聴いてあれこれ判断しますと……うん、傑作『RENAISSANCE MEN』の延長線上にあるエネルギッシュな“THE WiLDHEARTSらしい”楽曲が揃っていると思います。

「Diagnosis」については言うまでもなく、初期の良さを兼ね備えた良曲ですし、新曲「God Damn」はジンジャー以外のメンバー(おそらく主にCJ)がメインで歌っている“いかにも”な1曲。2分少々の「A Song About Drinking」はそのタイトルからも想像できるように、酩酊状態を表現したかのようなファストナンバーで、「The First Time」と「That's My Girlはキャッチーなメロディが備わった疾走チューン」。どれも聴けば「これぞTHE WiLDHEARTS!」と言いたくなるような仕上がりで、『RENAISSANCE MEN』に収録されていてもおかしくないものばかりです。きっと新作や初期の彼らがお気に入りというリスナーには問題なく受け入れられるはずです。

しかし、ラストナンバー「LOCAC」のみこれまでの流れを断ち切るような楽曲スタイル、音の質感、録音状況が伝わってきます。つうかこれって、確実に問題作(いや、個人的には傑作)の3rdフルアルバム『ENDLESS, NAMELESS』(1997年)で試したことを20数年の時を経てここで再び試しているだけだろ!と思わず突っ込みたくなるテイストなんですわ。いやあ、痛快ったらありゃしない。

そういう意味では、“どこまでもTHE WiLDHEARTSらしい”1枚。全6曲で20分強という物足りなさは否めないものの、このレベルの作品を定期的に届けてくれるのなら6曲入りでも構わない……そう断言したくなるほど、『RENAISSANCE MEN』から良い流れを作った好作品だと思います。

ですが、ここ日本での状況はなかなか完全が難しいのかな……しばらくは国内盤のリリースも難しそうだし、なんなら来日に関しても厳しいのかな。そもそもこのEPも最新ツアーにあわせてリリースされたようなものですし。相変わらずのトラブルメイカーぶりを発揮しまくりのジンジャー、この先どうなっていくのやら……。

 


▼THE WiLDHEARTS『DIAGNOSIS』
(amazon:海外盤CD / MP3

 

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