カテゴリー「Thunder」の18件の記事

2019年7月 1日 (月)

LONERIDER『ATTITUDE』(2019)

BAD COMPANYのサイモン・カーク(Dr)を中心に、FMのスティーヴ・オーヴァーランド(Vo)、HEARTLANDのスティーヴ・モリス(G)、THUNDERのクリス・チャイルズ(B)らで結成されたLONERIDER。その彼らが2019年4月(日本では同年5月)にリリースしたのが、本作『ATTITUDE』です。

スティーヴ・オーヴァーランドとスティーヴ・モリス、クリス・チャイルズはSHADOWMANというバンドでも活動しており(そちらのドラマーはTHUNDERのハリー・ジェイムズ)、なんとなくドラムが変わっただけじゃん……という気がしないでもないですが。

はい、そこのあなた。ある意味正解。むしろ、SHADOWMANでプレイされている楽曲よりもオールドスクールなブリティッシュ・ハードロックが展開されています。もっと言えば、BAD COMPANYテイストの楽曲(70年代のみならず、ポール・ロジャース脱退後の80年代のスタイルも含む)をSHADOWMANの面々が演奏している、そんなふうにも受け取れるのではないでしょうか。

オープニングの「My Imagination」こそ、オープニングのギタープレイに80年代的なフラッシーさを感じますが、楽曲自体はもっとオーソドックスなハードロック。スティーヴ・オーヴァーランドの味わい深い歌声が存分に発揮されており、そこに絡まるコーラスもソウルフルで良い味を出している。で、2曲目の「Lonerider」……地味(笑)。渋すぎますってば。以降もスロウ〜ミディアムの渋いブルースロックが続きます。

中盤以降、THUNDERにぜひカバーしてほしい「Angel Without Wings」や「One In A Million」、FREEが現代に蘇ったかのような「Rhythm Of Life」といったキャッチーなロックナンバーも配置されていますが、どちらかというとじっくり聴かせるタイプの楽曲がメインなのかな。日本盤ボーナストラックの「Have A Little Faith (Acoustic Version)」までの全13曲、約50分とそこそこボリューミーですが決して退屈することはないと思います。それだけ、曲も歌も演奏もしっかりしているので。

サイモン・カークはなぜこれをポール・ロジャースと一緒にやらなかったんだろうという疑問も残りますが、要するに若いプレイヤーたち(若いといっても、サイモンと比べたらという意味ですが)からインスパイアされるものが多かったってことなんでしょうね。結果、こうして水準以上の作品が生まれたのですから、我々リスナー的にはありがたい話ですが。

ただ、各メンバーがそれぞれにメインバンドを持っているだけに、なんとなく長続きしないような気が。そこだけが勿体ないです。

 


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2019年5月 4日 (土)

THUNDER『THE MAGNIFICENT SEVENTH!』(2005)

2005年2月(日本では3月)にリリースされたTHUNDER通算7作目のオリジナルアルバム。前作『SHOOTING AT THE SUN』(2003年)の時点では期間限定復活ぐらいの軽い気持ちで復活した彼らでしたが、その後バンドは活動を継続することを決意。その結果、前作はオンラインでの販売だったところ(日本ではビクターから通常販売)、今作は通常のインディーズレーベルを通してリリースされ、全英70位にランクイン。先行カットされたシングル「I Love You More Than Rock n' Rol」も最高27位まで上昇し、全盛期に迫る勢いのヒットとなりました。

前作では地味さ、おとなしさが印象に残り、まだまだバンドとしてはリハビリ状態なのかな?と思わずにはいられませんでしたが、今作ではそんな不安を払拭。往年の“らしさ”に加え、大人になったロックバンドの色気が感じられる聴き応えのある1枚に仕上がっています。

オープニングを飾るシングル曲「I Love You More Than Rock n' Rol」は非常にシンプルなロックンロールナンバーですが、これが不思議とクセになる。日本人があまり好みそうにないタイプの楽曲ですが、こういう曲って欧米では異常にウケがいいんですよね。結果、現在までセットリストのクライマックスに組み込まれることが多い、再結成後の彼らを代表する1曲になっています。

かと思えば、どこかMETALLICA「Enter Sandman」を彷彿とさせるヘヴィな「The Gods Of Love」があったり、往年のTHUNDERらしさを踏襲した「Monkey See, Monkey Do」や「I'm Dreaming Again」「Amy's On The Run」があったりと、序盤から濃厚な仕上がり。特に「The Gods Of Love」はリフやアレンジこそ先述の空気感がありますが、楽曲のメロディや運び方は『BEHIND CLOSED DOORS』(1995年)あたりのヘヴィでエモーショナルな楽曲と共通するものも多い。つまり、時代がヘヴィさを求めるから取ってつけたというわけではなく、こういったカラーも彼らの持ち味のひとつなのです。

そういう意味では、本作では決して新たな挑戦が詰まった1枚というわけではありません。むしろ、これまでに発表してきた諸作品を現在の技術と感性で再構築した、と言ったほうが正しい内容かもしれません。

ダニー・ボウズ(Vo)も必要以上に張り上げて歌うことはないし、ルーク・モーリー(G)のギターも派手に弾きまくることはない。だって、楽曲がそういう演出を求めていないんだから。そういった点においては前作同様に地味な印象も拭えないのですが、完成度は前作の数倍以上。むしろ、リスナーが「これが聴きたかった!」と断言できる内容の、“いかにも”な1枚ではないでしょうか。

クラシックロック、ルーツロックとかいろいろ言い方はあると思いますが、古き良き時代のロックンロール、ハードロックを2005年という時代に正しい形で表現した、いかにも英国らしいロックアルバムです。

 


▼THUNDER『THE MAGNIFICENT SEVENTH!』
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2019年2月17日 (日)

THUNDER『PLEASE REMAIN SEATED』(2019)

THUNDERが2019年1月に発表した、通算12作目のスタジオアルバム。前作『RIT IT UP』(2017年)から2年ぶり、BMG移籍第1弾作品となります。本国イギリスでは2015年の前々作『WONDER DAYS』(全英9位)、前作『RIT IT UP』(同3位)に続いて8位という好記録を残しています。

本作はバンドのデビュー30周年を祝福する企画アルバム的内容で、過去の楽曲をアコースティックテイストでリアレンジ&再構築したものとなっています。これは2017年末に発表されたEP『CHRISTMAS DAY』に収録した「Love Walked In」の再録バージョンがきっかけとなり、そこから発展したもの。アルバムは全12曲収録の通常盤に加え、ボーナストラック7曲を追加したCD2枚組バージョン、アナログ盤(12曲)、デジタル(12曲)が用意されています。

内訳は以下のとおり。

<DISC 1(全仕様共通)>
01. Bigger Than Both Of Us [sg「A Better Man」]
02. Future Train [3rd『BEHIND CLOSED DOORS』]
03. Girl's Going Out Of Her Head [1st『BACKSTREET SYMPHONY』]
04. I'm Dreaming Again [7th『THE MAGNIFICENT SEVENTH』]
05. Fly On The Wall [3rd『BEHIND CLOSED DOORS』]
06. Just Another Suicide [5th『GIVING THE GAME AWAY』]
07. Empty City [2nd『LAUGHING ON JUDGEMENT DAY』]
08. Miracle Man [9th『BANG!』(2008)]
09. Blown Away [6th『SHOOTING AT THE SUN』]
10. Loser [6th『SHOOTING AT THE SUN』]
11. She's So Fine [1st『BACKSTREET SYMPHONY』]
12. Low Life In High Places [2nd『LAUGHING ON JUDGEMENT DAY』]

<DISC 2(デラックス盤CDのみ)>
01. Stand Up [3rd『BEHIND CLOSED DOORS』]
02. River Of Pain [3rd『BEHIND CLOSED DOORS』]
03. Like A Satellite [2nd『LAUGHING ON JUDGEMENT DAY』]
04. Robert Johnson's Tombstone [8th『ROBERT JOHNSON'S TOMBSTONE』]
05. Higher Ground [1st『BACKSTREET SYMPHONY』]
06. Everybody Wants Her [2nd『LAUGHING ON JUDGEMENT DAY』]
07. Long Way From Home [2nd『LAUGHING ON JUDGEMENT DAY』]

全19曲中、1stアルバム『BACKSTREET SYMPHONY』(1990年)から3曲、2ndアルバム『LAUGHING ON JUDGEMENT DAY』(1992年)から5曲、3rdアルバム『BEHIND CLOSED DOORS』(1995年)から4曲、5thアルバム『GIVING THE GAME AWAY』(1999年)から1曲、6thアルバム『SHOOTING AT THE SUN』(2003年)から2曲、7thアルバム『THE MAGNIFICENT SEVENTH』(2005年)から1曲、8thアルバム『ROBERT JOHNSON'S TOMBSTONE』(2006年)から1曲、9thアルバム『BANG!』(2008年)から1曲、1993年のシングル「A Better Man」のカップリングから1曲。直近2枚および4thアルバム『THE THRILL OF IT ALL』(1997年)からの楽曲が選外で、やはりメジャーから発表され大きなヒットとなった初期3作からの楽曲が大半を占めています。中でも2ndアルバム『LAUGHING ON JUDGEMENT DAY』期の楽曲が一番多い(「A Better Man」は同作からのシングルなので、カップリング曲も同時期に録音されたもの)というのは彼らの中で一番評価が高い作品ということなのか、それとも「もう一度やり直したい」と思っている1枚なのか、そのへんが気になるところです(ちなみにチャート上では最高2位とキャリア中もっとも高い記録を残しています)。

オルガンやピアノ、ブルースハープ、女性コーラス、ゴスペルコーラス隊など曲ごとに多彩なゲストを迎えることで、アコースティックセットながらも重厚なアレンジで再構築されている名曲の数々は、曲によってキーを落とすことでダニー・ボウズ(Vo)の中音域の旨味を見事に活かしたものに生まれ変わり、ある曲ではリズムをシャッフルに変えることで新鮮味が加わり、既発曲の再録音盤ですが完全にニューアルバムとして楽しめるのではないでしょうか。

周年の企画盤なので、今後このスタイルがメインになるということはないでしょうが、これもTHUNDERというバンドのルーツであり、これまでの楽曲に混在してきた要素。そのひとつに特化したこのアルバムは聴く人によっては“ロック”であり、ある人には“ロック”ではないかもしれない。だけど、そんなことはどうでもいいほどに優れた楽曲と優れた演奏と優れた歌が楽しめる。もうそれだけで十分じゃないですか。このバンドに関しては、何度もの解散/活動休止を経て、こうやって30周年までたどり着いたわけですから。

個人的にはぜひボーナストラック7曲を含むフィジカルのデラックス盤で楽しんでほしい1枚。特にボーナスディスクのほうにヒットシングル(「Stand Up」「Rever Of Pain」「Like A Satellite」「Everybody Wants Her」)が多く含まれているし、中でもアコギ1本のみで歌われる「Like A Satellite」の渋みは至高の仕上がりですから。



▼THUNDER『PLEASE REMAIN SEATED』
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2018年11月25日 (日)

V.A.『MOORE BLUES FOR GARY: A TRIBUTE TO GARY MOORE』(2018)

2018年10月リリースの、ゲイリー・ムーアのトリビュートアルバム。アルバムジャケットにあるように、ゲイリーの諸作品やライブに参加してきたベーシスト、ボブ・デイズリーが中心となって制作された本作には、ニール・カーター(Key)やドン・エイリー(Key/DEEP PURPLE)、エリック・シンガー(Dr/KISS)、グレン・ヒューズ(Vo)に加え、元SKID ROW(「Youth Gone Wild」じゃないほう)のブラッシュ・シールズ(Vo)といったゲイリー・ムーアと馴染み深い面々、ゲイリーの実子であるガス・ムーア(Vo)とジャック・ムーア(G)のほか、豪華ゲストプレイヤーが多数参加しています。

そのメンツもジョン・サイクス(G)やダニー・ボウズ(Vo/THUNDER)、スティーヴ・ルカサー(G/TOTO)、ジョー・リン・ターナー(Vo)、リッキー・ウォリック(Vo/BLACK STAR RIDERS)、スティーヴ・モーズ(G/DEEP PURPLE)、デーモン・ジョンソン(Vo, G/BLACK STAR RIDERS)、ダグ・アルドリッチ(G/THE DEAD DAISIES)などなど。とにかく、無駄に豪華です。

選曲的にはブルースに傾倒した『STILL GOT THE BLUES』(1990年)以降の作品にこだわることなく、初期の『BACK ON THE STREETS』(1978年)から『VICTIMS OF THE FUTURE』(1983年)、『WILD FRONTIER』(1987年)の楽曲も収録。ボブ・デイズリー自身が関わっていることもあってか、『POWER OF THE BLUES』(2004年)という晩年の作品から3曲も選ばれていることがちょっと意外でした。

基本的にはどの曲もゲイリー独特の粘っこいギターフレーズを活かしつつ、オリジナルを尊重しながら随所に自身の個性を取り入れていく手法で、またボブが中心となって制作していることもあって統一感も強く、この手のトリビュートアルバムとしてはかなり水準の高いもののように思います。HR/HM系ギタリストが多く参加しているものの、各自そこまで出しゃばることもないので、本当に気持ちよく楽しめる1枚です。

やはり本作最大の聴きどころは、久しぶりにシーン復帰を果たしたジョン・サイクス参加の「Still Got The Blues (For You)」になるかと。ゲイリーからの影響も大きく、彼と同じTHIN LIZZY(=フィル・ライノット)にもお世話になった関係もあり、そりゃあもうディープなソロを聴かせてくれています。まあこの曲自体、基本的にメインフレーズの繰り返しになるのでそこまでアドリブを効かせることは難しいのですが、特に終盤のソロはサイクスらしいもので、フェイドアウトせずにこのままずっと聴いていたい!と思わせられるはずです。

で、この曲を歌うのがTHUNDERのダニー・ボウズというのが、また最高。思ったよりも感情抑え気味ですが、それがギターのエモーショナルさに拍車をかけているように感じました。うん、これ1曲のために購入してたとしても無駄じゃないと思います。

個人的にはこのほか、リッキー・ウォリックが歌い、スティーヴ・モーズがギターを弾く「Parisienne Walkways」、グレン・ヒューズが最高のボーカルパフォーマンスを聴かせる「Nothing's The Same」、思ったよりもゲイリー・ムーア色の強いダグ・アルドリッチのプレイが印象に残る「The Loner」、デーモン・ジョンソンが歌って弾いてと大活躍の「Don't Believe A Word」あたりがお気に入り。もちろん、そのほかの曲も文句なしに良いです。

来年の2月で、亡くなってから早8年。ゲイリー・ムーアというギタリストがどんな存在だったか、改めてロック/ブルース/HR/HMシーンに与えた影響をこのアルバムから振り返ることができたら、と思います。彼の名前しか知らないという若いリスナーにこそ聴いてほしい1枚です。



▼V.A.『MOORE BLUES FOR GARY: A TRIBUTE TO GARY MOORE』
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2018年8月12日 (日)

THUNDER『SHOOTING AT THE SUN』(2003)

2002年に再結成を果たしたTHUNDERが、2003年3月に日本先行で、海外では翌月4月に発表したのがこの『SHOOTING AT THE SUN』というアルバム。通算6枚目のオリジナルアルバムとなりますが、当初は日本盤と同時期にオフィシャルサイトでオンライン販売されるのみという、再結成したものの単なるファンアイテムなんじゃ……くらいのプライオリティでリリースされました。要するに、この再結成自体も意気込んで「またやってやるぞ!」というよりも「うまくいったらマイペースに続けていこうかな?」くらいのテンションだったんでしょうね。

前年には4曲入りEP『BACK FOR THE CRACK』(2002年)がここ日本でも発売されていますが、本作はその延長線上にある1枚。アルバムにはEPから「The Pimp And The Whore」「Somebody Get Me A Spin Doctor」「Blown Away」の3曲が収録されているのですが……地味。とにかく地味で玄人好みでブルース/ソウルテイスト満載のハードロックが展開されています。

オープニングを飾る「Loser」こそ、往年のTHUNDERらしい豪快さが若干感じられますが、以降はFREEやBAD COMPANYあたりをより地味にしたような、とても『BACKSTREET SYMPHONY』(1990年)とは同じバンドとは思えないくらい(いや、よく聴けば同じバンドだと気づくけど)派手さが消えています。

何がそんなに地味なのかというと、きっとこれって演奏のメリハリとメロディラインによるものが大きいんだろうなと。演奏は決して弾き倒したりひとつの楽器だけ前に出ようとか、そういった欲がまったく感じられないし、ボーカルをバックアップするためだけに存在しているような、そんな印象すら受けます(本当はそんなことないとは思うけど)。

また、メロディラインも初期の頃のように高音で張り上げるようなものではなく、装飾による抑揚を極力削り落とし、歌の熱量だけでメリハリをつけるような、そんな表現方法に変化しています。これは解散前の最終作『GIVING THE GAME AWAY』(1999年)の時点ですでに見え隠れいていた手法なので、その延長と考えれば納得いくことでしょう。

にしても、「祝・復活!」的な盛り上げが一切ないのが、よくも悪くもこのバンドらしいといいますか。ま、だから好きなんですけどね。地味だ地味だと書き倒してきましたが、だから悪いわけではなく、むしろ「わかる人にはわかる!」最高の1枚だと確信しています。



▼THUNDER『SHOOTING AT THE SUN』
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2017年2月24日 (金)

THUNDER『RIP IT UP』(2017)

THUNDERは本当に勤勉なバンドだ。20年前と比べたらアルバムのリリースサイクルなんて3年くらいが当たり前となった昨今、ちゃんと2年に1枚のペースで新作を届けてくれるんだから。

というわけで、2015年2月に発表された通算10枚目のオリジナルアルバム『WONDER DAYS』が久々のヒット作となったTHUNDERが、ちょうど2年ぶりにリリースしたのが本作『RIP IT UP』。2年ぶりとは言いながらも、実は昨年3月には2枚組ライブCD+ライブ映像からなる大作『ALL YOU CAN EAT』も発表しているので、実質1年ぶりの感覚なんですよね。何なんでしょうね、この真面目さは。古き良き(もしくは悪しき?苦笑)イギリス人なんでしょうね、彼らは。

前作制作時はベン・マシューズ(G, Key)が病気療養中でレコーディングに参加できかったため、キーボード類はルーク・モーリー(G)がすべて担当していたようですが、今作では晴れてベンも復帰し、ルーク、ダニー・ボウズ(Vo)、ゲイリー・ジェイムズ(Dr)、クリス・チャイルズ(B)という、『THE THRILL OF IT ALL』(1997年)を携えたツアーから不動のメンバーが揃ったわけです(もちろん、前作完成後のツアーにはベンも参加済みですが)。

今作『RIP IT UP』、基本ラインは『WONDER DAYS』から……いや、従来のTHUNDERのスタイルからこれっぽっちもズレていません。しかし、『WONDER DAYS』に感じられた攻めの姿勢やみずみずしさは若干後退し、より貫禄と渋みが増した印象があります。では地味な作品なのかというと、そんなこともない。オープニングを飾る「No One Gets Out Alive」にしろバラードナンバー「Right From The Start」にしろ、メロディはとてもキャッチーで親しみやすい。だけど、全体を覆う空気感はよりアダルトなものになったイメージが強いんです。

とはいえ、グラムロック時代のデヴィッド・ボウイを彷彿とさせる「Rip It Up」、独特のグルーヴ感を持つミドルチューン「Heartbreak Hurricane」、地を這うようなベースラインとシャッフル気味のリズムが気持ち良い「In Another Life」、力強いビートとTHUNDERらしいギターリフのコンビネーションがクールな「The Enemy Inside」のように印象的な楽曲も多く、簡単に「枯れた」とか「AOR調になった」という言葉では片づけられない魅力もたっぷり詰め込まれています。

確かに『WONDER DAYS』のような即効性は弱めかもしれない。だけど、聴けば聴き込んだだけ味わいが増す。思えば中期以降のTHUNDERのアルバムってそういう作品が多くなかったでしたっけ。そういう意味では、本作ではいろんな経験を得た彼らが『WONDER DAYS』という何度目かのデビュー作を経てたどり着いた、等身大の1枚なのかもしれません。

人によってはそれを退屈と呼ぶかもしれない。しかし、退屈な曲なんてこれっぽっちもない。聴けば聴くほどボディブローのように効いてくる、そんな“地味にスゴイ”アルバムだと思います。

なお、本作もボーナスディスクを追加した特殊仕様を多数用意。海外盤と共通なのは、昨年行われた数百人規模でのレアライブを収めた2枚組アルバム『LIVE AT THE 100 CLUB』が付属した3枚組仕様が用意されていること。ここに日本盤のみ、アルバム未収録の新曲4曲入りEP『BROKEN MIRROR』付き4枚組(!)仕様も存在。とりあえず『LIVE AT THE 100 CLUB』は必聴盤ですので、悪いことはいいません、ちょっとでも興味があるなら3枚組仕様もしくは4枚組仕様の購入をオススメします。

※追記
最新のUKアルバムチャートにて、『RIP IT UP』が初登場3位にランクイン。前作『WONDER DAYS』を超えたのはもちろんのこと、1992年の2ndアルバム『LAUGHIN' ON JUDGEMENT DAY』の2位に次ぐ快挙を成し遂げました。



▼THUNDER『RIP IT UP』
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2017年2月23日 (木)

THUNDER『WONDER DAYS』(2015)

2000年の解散以降、何度か再結成〜解散を繰り返していたイギリスの至宝THUNDER。近年では2009年に再解散したものの、2011年には早くも一度限りの(そして何度目かの)再結成。そのまま2013年には『DOWNLOAD FESTIVAL』をはじめとするフェスに出演し、同年秋には来日公演を実施。さらに2014年秋には『LOUD PARK 14』出演のため再来日も果たしました。そこで彼らは新曲をいち早く披露。このうちの1曲が、翌2015年2月にリリースされた、実に6年ぶりのニューアルバム『WONDER DAYS』のタイトルトラックだったのでした。

スタジオアルバムとしては通算10枚目となる本作は、往年の輝きを再び取り戻したかのようなみずみずしさと、長きにわたり活動してきた大御所ならではの貫禄が絶妙なバランスでミックスされた、再結成後の作品としてはベストと呼べる内容。アルバムのオープニングを飾るタイトルトラック「Wonder Days」は、適度な泣きメロとパワフルな演奏&アレンジは初期3作にも匹敵するものがあります。そこからストーンズライクな「The Thing I Want」へと自然と流れていき、トラディショナルなアコースティックナンバー「The Rain」、スウィング感が心地よい「Black Water」、緊張感みなぎる疾走チューン「The Prophet」と続き、従来のカラーとこれまでには感じられなかった質感が見事に織り交ぜられています。

後半も“これぞTHUNDER”な楽曲が続きます。適度な軽やかさと大きなノリがアダルトな雰囲気を醸し出す「Resurrection Day」、リフでグイグイ引っ張るミドルヘヴィナンバー「Chasing Shadows」、ダニー・ボウズ(Vo)の渋みが増したボーカルが存分に味わえるピアノバラード「Broken」、リフやメロディなど何から何までがTHUNDERでしかない名曲「When The Music Played」、ブルーステイスト濃厚なブギー「Serpentine」、LED ZEPPELINでいうところの「Rock And Roll」的な“何も考えずに踊れるロックンロール”「I Love The Weekend」……ホント、捨て曲一切なし。すごいアルバムだと思います。

確かに初期3作と比べたら、あそこまでの派手さはありません。しかし、少なくとも『THE THRILL OF IT ALL』(1996年)や『GIVING THE GAME AWAY』(1999年)に続く作品でも違和感がないほどの勢いや気概は過去数作以上だし、それでいて結成から30年近く経ったベテランだからこその貫禄と説得力も持ち合わせている。何度かの解散を経て、改めてこのタイミングにバンドとしての原点に立ち返ったのか、それとも「もういろいろやってきたんだから、好きなことだけやろう」と開き直ったのか。理由はなんにせよ、とにかく今このタイミングだからこそ完成させることができた傑作であることには違いありません。それもあってか、このアルバムは『BEHIND CLOSED DOOR』(1995年)以来20年ぶりに全英チャートでトップ10入り(9位)を達成しています。2000年代の再結成後に発表したどのアルバムも50〜70位台だったことを考えれば、いかにすごい結果かがご理解いただけると思います。

なお、本作は『WACKEN OPEN AIR 2013』のライブ音源を収めたボーナスディスク付き仕様も用意。さらに日本盤のみ、アルバム未収録の新曲4曲を収めたEP『KILLER』も付いた3枚組仕様が存在するので、THUNDERにちょっとでも興味があるという人は迷わずこちらをゲットしていただけるとよろしいのではないでしょうか。

いやぁ、それにしても本当にすごいアルバムだ。2000年に解散をしたときは、まさか15年後にまたこんなすごいアルバムを聴くことができるようになるとは思ってもみなかったよ。



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2004年11月 5日 (金)

とみぃ洋楽100番勝負(79)

●第79回:「She's So Fine」 THUNDER ('90)

 '90年頃から、ちょっとずつではありますが、イギリスでも少しずつ新人ハードロックバンドがメジャーシーンに登場してきてたんですよね、まぁ「BURRN!」以外では殆ど話題にならなかったけど。QUIREBOYS、LITTLE ANGELS、WOLFSBANE、THE ALMIGHTY、SKIN、そしてこのTHUNDER。これらの中では俺的にQUIREBOYSが一番盛り上がってたのかな、当時唯一ライヴを観たことあったバンドだからね(BON JOVIのドーム・カウントダウン公演にも出てたっけね)。だってさ、他のバンドの音源は聴いたことなかったから、比較のしようがなかったんだよね。

 THUNDERがイギリスで凄いことになってる、って知ったのは確か'90年の夏だったかな。その頃、毎年夏にロンドン・ドニントンパークで行われていた「MONSTERS OF ROCK」というHM/HR系アーティストによるフェスがあったのね。'90年っていうと誰が出たんだっけ、WHITESNAKEとかAEROSMITHが出た時か‥‥この時のTHUNDERのパフォーマンスがとにかく凄かった、というのを雑誌で読んで。気にはなってたんだけど、何故かCDに手が伸びなくて。結局、その「ライヴの凄さ」を実際に体感するまでは、なかなか信じられなかったのかもしれないね。

 ところが'91年12月31日。前年の同日にQUIREBOYSを観たのと同じ場所で、このTHUNDERを初体験することになるんですよ。

 あの時のショックといったら‥‥METALLICAやTESLA、EUROPEといったバンドを観に行ったはずなのに、オープニングアクトであるTHUNDERにド頭からやられるなんて‥‥だってさ、俺が高校の頃から慣れ親しんできたブリティッシュ・ハードロックを現代の音で再現してくれてるんだもん。そりゃ気に入らないわけがない。つーか何で今まで避けて来たのよ、と恥じたね自分を。

 ライヴが終わってその足で友人と物販売り場まで走り、彼等の1st「BACKSTREET SYMPHONY」の2枚組エディション(既に廃盤。ジャケットはその頃USで再発された時のジャケ写を使用。ディスク2には10曲のライヴ音源入り。今でも中古盤屋でよく見かけるので是非!)を購入して。

 家に帰ってから、あのFACES(ロッド・スチュアートや現ROLLING STONESのロン・ウッドが在籍したロックンロールバンド)の "Stay With Me" みたいな展開をする曲がどれなのかと探すことになるんだけど、いきなり1曲目に入ってるのね、"She's So Fine"。

 これが俺にとってのTHUNDERとの出会い。そして現在に至るわけ。

 あ、そうか。このアルバムって(当時)元DURAN DURANのアンディ・テイラーがプロデュースだってことで凄く驚いたのと同時に、非常に運命を感じたりもしたんだった。これは忘れちゃいけない要素だよね。



▼THUNDER「BACKSTREET SYMPHONY」(amazon

2003年3月 3日 (月)

THUNDER『BACK FOR THE CRACK (EP)』(2002)

THUNDERが帰ってきた!!

一時的な再結成とは知っていながらも、やはり嬉しいし、ワクワクするんだよね。だって、単なる「懐メロ・メドレーを演奏する為の集金ツアー」じゃなくて、こうやって新しい音源を引っ提げての期間限定復活なんだから。しかも、ここに提示された4曲が、過去の偉業に引けを取らない内容なんだから‥‥待った甲斐があったってもんだよ。

俺が彼等の解散をどれだけ悲しみ、どれだけ嘆いたか。それを憶えている人は今や数少ないかもしれませんね‥‥3年前の3月にここ日本でラストツアーを行った後、4月にイギリス国内での最後のスペシャルギグをもって約10年に及ぶ活動に終止符を打ったTHUNDER。その辺の経緯についてはこの辺を読んでもらえば、ある程度理解してもらえるでしょう。

さてさて‥‥THUNDERというバンドがどうして解散してしまったのかを知って貰ったら、次は再結成に至るお話を少し。

その昔‥‥といっても'90年代前半までは存在していたのですが‥‥'80年頃からスタートしたイギリス夏の風物詩のひとつと呼べるドニントン・フェスティバル‥‥通称「MONSTERS OF ROCK」というフェスがありました。所謂ハードロック系のアーティストが毎年、ドニントン・パーク(レース場か何かなんだよね)に約8万人も集めて大盛況だったあのフェス。今や憶えている人は20代後半以上の元ハードロック少年少女だけかもしれませんが、とにかくグラストンバリーやレディングに並ぶ程のフェスだったんですよ。そのフェスが何故なくなってしまったのか‥‥集客の問題、資金難の問題、そしてハードロック/ヘヴィメタルという音楽自体の衰退、等々‥‥いろんな要素が重なって、多分METALLICAかIRON MAIDENがヘッドライナーを務めた回で終了してるはずなんですね(終了と銘打っていたわけではないんだけどね‥‥)。

で、その「MONSTERS OF ROCK」が休止して丁度10年経ったか何かで、2002年秋にイギリス国内で「MONSTERS OF ROCK」ツアーというのが行われることになったらしいんですよ。'90年前後に出演したバンドを集めて、ホールツアーをするという、ちょっとしたお祭りですね。幸い、ここ最近「クラシック・ロック」として'80~'90年代のハードロックがイギリス国内でも再評価されるという動きがあるようで、それに便乗してのことらしいですね。俺も詳しいことは知らないんですが、何やら最初はWHITESNAKEにオファーしたという話。ま、その当時はまだ再始動(もなにも、解散してるんですよね一応)の予定もなかったため、結局アリス・クーパーをヘッドライナーとして、その他幾つかのバンドを交えてツアーをすることになったようで(ま、そのWHITESNAKEも今年になって再始動を宣言するわけですが)。

そこで、そのイベント最大の目玉としてプロモーターは「THUNDER再結成」を打診するわけですよ。勿論、THUNDERは2000年4月の解散以降、一度としてメンバー5人が集まって演奏する機会はなく、せいぜい昨年にダニー・ボウズとルーク・モーリーが「BOWES & MORLEY」として活動を共にし、「MOVING SWIFTLY ALONG」というアルバムを作り、ツアーをした程度。又は2001年5月にルークがソロで来日した際に元メンバー数人がツアーメンバーとして参加した程度。決して「THUNDER」の名で5人が揃う事はなかったわけです。

なのに、こんなにもあっさり再結成してしまうとは‥‥あり得ないと思ってた話だけに、そりゃ最初は寝耳に水でしたよ。実際、ダニーが他メンバーにこの話をした時、あまりいい反応は得られなかったそうだし。最初はその「MONSTERS OF ROCK」ツアーでの7回の公演(最終的に、追加公演が2回決まり、合計9回)の為だけの再結成ということだったみたいで、新曲を発表する予定などなかったようなんですね。ところが、どこでどう間違ったか、こうやってツアーに合わせてこのシングルが発表され(このシングルは2002年11月にイギリス/日本でのみリリース)、更にはアルバムまで発表する予定がある、と‥‥恐らくソングライターであるルークが、リハーサルで出した音に触発されて、THUNDERらしい楽曲/THUNDERでやったら面白いであろう楽曲をどんどん作り出してしまった結果がこれなんでしょうね。じゃなきゃ、期間限定とはいえ、オール新曲のオリジナルアルバムなんて作らないでしょうし。

というわけで、前置きはこんな感じで。THUNDERについての知識があまりない方々、ご理解いただけましたか?

このシングルには再結成後に書かれた完全新曲が4曲収められています。アルバムにはここから3曲が収録されるとのこと。まずは、如何にもTHUNDERらしい、シャッフルビートが心地よいブルーズロック"Somebody Get Me A Spin Doctor"。今時、こういうグルーヴィーでブルージーで、ソウルフルでハードなロックンロールを演奏できるバンド、イギリス国内には皆無なんじゃないでしょうか? いや、絶対にいないだろうね。だってこんな音、10代や20代のガキンチョには出せないって。最近、THE MUSICとかが「グルーヴ・ロックの再来」とかいって騒がれてるけど、あれとは次元が違うもん。いや、THE MUSICはTHE MUSICなりの良さがあるんだけど、やっぱり違うと言わざるを得ないよね。最も近い存在とえいば、やはりREEFのようなバンドでしょうね。そのREEFですら、最近は国内での人気もちょっと減退気味だし。THUNDER再結成によって、国内でのラジオオンエアも少しずつ増えてるみたいだけど、これを機に「ブリティッシュロック本来の良さ」を再認識して欲しいと願って止みません。

続く2曲目"Blown Away"は、どこからどう聴いてもTHUNDER以外の何ものでもない王道スタイル。如何にも初期の彼等らしい展開とギターソロを持ったブルーズロック。それでいて、ただの焼き直しで終わってない点はさすが。ブルージーなんだけど、歌メロ自体は非常にポップ度が高いんだよね。そこがこのバンドの持ち味なんだけど、なかなか世に出る(というか、HRファン以外に聴いてもらう)機会がなかったせいで、ああいう風に解散に追い込まれてしまったわけだけど‥‥ここで更にファン層を広げて、少しでも長く「限定期間」を延長してもらいたいもんです。

3曲目は当初アルバムには入る予定ではなかったけど、結局収録されることになった"The Pimp And The Whore"。小気味いいテンポの、ソウルフルなロックンロール。とにかくどの曲にも言えるんだけど、ダニーは既に40歳を超えているにも関わらず、全く衰えを感じさせないんだよね。そしてルークのソングライターとしての冴えにも全くマンネリを感じないし。これって結局、バンドを完全に終わらせてソロに向かったりして、対外試合を楽しんだ結果なんだろうね。「この1枚に賭けてます」っていう意気込みはそんなに感じられず、むしろ「俺ら、肩の力抜いてやっても、これだけのことが出来るんだぜ!?」とでも言わんばかりの説得力が終始感じられます。いや、肩の力を抜いてても、その辺のイギリスの若手バンドの何十倍もパワフルなんだけどさ。

そして最後は、結局アルバム未収録になってしまった"When Tomorrow Comes"(当初はこっちがアルバムに入る予定だった)。これも一聴すればTHUNDERと判るメロディーを持った、メロウなロックンロールナンバー。同じTHUNDERの曲でいえば、後半の展開が "She's So Fine" にも通ずるものがありますね。もうね、ダニーのソウルフルな歌がそこに乗っかれば、間違いなくTHUNDERの曲になるんだよね。つうかこのレベルでアルバムのアウトテイクになってしまうとは‥‥どんなアルバムになるんでしょうか!? ま、その答えはあと数日で出ますけどね!

ルークがソロで来日した時、俺はライヴには行きませんでした。同じように、BOWES & MORLEYのアルバムは嫌いじゃなかったけど、ライヴには足を運ばなかった。何故か? 答えは至極簡単。「THUNDERではない」から。当たり前っていえばそうなんだけど、やっぱり俺はルークのソングライターとしての才能とか、ダニーのシンガーとしての力量に惚れ込んだんじゃなくて、それら全てを包括した「THUNDER」という集合体、ロックバンドが好きだったのね。だから進んで行く気にはならなかったわけ。けど、今回は違うよね。ダニー、ルーク、ベン、ハリー、クリス‥‥後期のメンバーである5人が再び揃って、「終わり」からの続きと呼べるアルバムをリリースする。そして、5月にはイギリス国内を単独ツアーすると発表。期間限定だったくせに、3/1からは新しいオフィシャルサイトをスタート。夏前には来日公演の噂も‥‥それぞれが別々の活動/仕事/生活を持っている為、パーマネントの活動は無理だ、ということだったはずだけど‥‥その後の予定は、アルバムとツアーの結果次第なんでしょうね、きっと。

とにかくね。俺は声を大にして言いたいわけ。イギリスのロックが好きとか平気でほざいている奴ら。君らにはTHUNDERを聴く義務がある、と。四の五の言わず、まずは聴けってぇの!



▼THUNDER『BACK FOR THE CRACK』
(amazon:国内盤CD

2000年3月28日 (火)

THUNDER FINAL JAPAN TOUR 2000@クラブチッタ川崎(2000年3月12日)

THUNDERというバンドに出会って早10年。そりゃどんなバンドにだって『終わり』は必ずやってくる。でも、まさかこんなに早く、しかも立て続けに‥‥って思うと、結構切なくなる。

KULA SHAKER, THUNDER, HURRICANE#1。'99年だけでもこれだけのバンドが解散していった。しかもたった数カ月の間に。みんなイギリスのバンドだ。理由はそれぞれある。KULA SHAKERは音楽性の違いでクリスピアン脱退→解散。HURRICANE#1はアンディ・ベルがOASIS加入の為、解散。そう、それぞれに発展的解散なのだ。が、THUNDERの場合はそうもいかない‥‥その大きな理由のひとつが「今のミュージック・シーンの中には、THUNDERのようなタイプのバンドの居場所はない」ってくらいだから。要は金にならない、食えないのだ。詳しい解散の理由は別項目で書いたが、やっぱり世の中不公平だし、間違ってる。「Only the good die young」って言葉通り(いや、この3つの中では一番の年長組なんだけど)だと思うよ、本当に‥‥

数年振りのクラブチッタ。この4月で取り壊しになり、新たな場所に来年秋復活するらしい。つまり、今のチッタで最後に観るのが、解散していくTHUNDERだっていうんだから、余計に切なくなる。チッタ自体数年振りで、前回観たのがやはりTHUNDERだった。あの時はダニーがインフルエンザにやられて、とても辛そうだったけど、それでも標準以上のステージを見せてくれた。その後の2度の来日を見逃した俺は、昨秋の解散宣言を聞いて後悔していた。だからこそ、この日のライヴは一生忘れられなくなる位に胸に焼きつけておこう、こう決めたのだ。

東京公演(とは言っても川崎だが)初日。今日から3夜連続である。その後彼等は地方公演を行い、最後の最後にまた川崎でやってその歴史を終える。既に耳にしている情報で、他の地方公演(名古屋や長野)ではいつも通り、いや、いつも以上に素晴らしいステージだったと聞いている。湿っぽい空気なんてこれっぽっちも感じられない、と。だったら観る側もそれに応えるしかない。いや、涙で送るのはTHUNDERらしくない。如何にもイギリス的な大酒呑み連中には、笑って見送るのが一番である。オープニングS.E.の"Thunderstruck"(AC/DCの曲。THUNDERのライヴオープニングではお馴染み)が流れる中、そう考えながら最前列近くまで突進した。最後尾より‥‥

オープニングはここ数年の定番となっている"Welcome To The Party"で幕を開ける。相変わらずいい音している。普通クラブクラスでのライヴだと音が大きすぎてバランスが悪いとか、ギターがデカすぎて歌が聞こえないなんてことも多々あるが、THUNDERに限ってはそういうの、今の今まで1度もなかった。少なくとも俺が観た'91年末のファイナルカウントダウン@東京ドーム以外は。(苦笑)決して音が小さいわけではなく、クリアーで音が潰れていない、それでいてひとつひとつの楽器が自己主張している。きっと長年連れ添ったスタッフ達の努力の賜物なのだろう。これがプロの仕事だな、と改めて実感。

そして素晴らしいのはサウンドだけではない。勿論演奏も、歌もである。唄い出しを聴いた瞬間、鳥肌が立った。そして「あぁ、今日は本当に大丈夫だ」って思った。何故そう思ったかは、'97年の来日公演が最後だったからだ(詳しくは別項目のライヴ欄を御覧下さい)。そして、頭から『解散』や『最後』という言葉はどこかへ消えていった。すげぇ、マジで凄いよ、こりゃ‥‥最高だ。

2曲目で早くもクライマックスが訪れる。そう、いつも終盤に演奏される名曲中の名曲、"River Of Pain"の登場だ! 歌に入る前をエクスパンドして観客に唄わせるのは最近の定番。ライヴアルバムと一緒だ。そしてダニーが唄う‥‥酷い風邪でもひいたか?って位に、身体中に鳥肌が立つ。やっぱこの人の歌唱力・表現力って半端じゃねぇわ。CDでも確かに凄いけど、やっぱこの人はライヴの人だな。ポール・ロジャースと同じで。ギターソロ後のブリッジ部分での盛り上がりでは本当、小便チビりそうになった。いや、脱糞しそうになったわ。(爆)そのくらい‥‥もう言葉では表現し難いくらいに‥‥凄かった。何ていうか‥‥心臓をえぐられるような感じ‥‥違うか。もっとこう‥‥凄く切なくて、それでいて熱い。そんな感情の高ぶりを4分間の曲に凝縮している。こんな名曲を知らない人の方が多い事、それ自体がこのバンドの不幸だと思うよ、マジで。

いやぁ~、それにしても本当に今日は凄い。いつも以上に。中盤には今までライヴでは聴く事がなかった3rd収録の"Fly On The Wall"もプレイし、日本で演奏するのは久し振りの"An Englishman In Holiday"、ラストアルバムの中でも完成度の高い"'Til It Shines"等、ここ数回の来日セットリストがマンネリ化してるって声を打ち消すかのごとく、いろんな曲を演奏した。事実、この日以外でもこれまで1度も演奏された事のない"Future Train"とか"Numb"、"Rolling The Dice"、"Until My Dying Day"、"Does It Feel Like Love?"、"Cosmic Punk"等が演奏されている。もう今回のツアー、全部観なきゃダメだったらしい。(苦笑)まさに総決算的ツアーだったようだ‥‥そう考えたら、余計切なくなってきた。

勿論、お約束的曲も沢山演奏されたわけだが、特に今回「いつもよりよかった!」って思ったのは、やはり"Gimme Some Lovin'"のコール&レスポンスじゃないかな? イントロでの客との掛け合いの時、もっと大きな声で唄わせようとしたダニーの口から発せられた言葉‥‥「今日はライヴ・レコーディングしてるんだぜ!? お前達もっとデカい声出せよ!」おおお!!!THUNDERは最後の最後に大きな土産を残してくれるのか! 詳細は判らないけど、ライヴ録音はこの日だけじゃなく、毎日行われていたという話もある。6月にリリース予定だというこの「Last Live In Japan」、彼等に有終の美を飾らせる為にも、ファンとして最高の仕事を(笑)したいと思った。もうこの日は1曲目からダニー並に唄い上げていた俺の喉は、既にピークを下っていた。(爆)でも「明日どうなってもいいや。今日は二度と戻ってこないんだから‥‥」そう思って、力の限り唄った。でも、やっぱりダニーにはかなわないや。(苦笑)曲のラスト部分、客vsルークのギターvsダニーというパートでも、ダニーはこれでもか!って位に唄い上げる。もう、レベルが違い過ぎる。こいつらをハードロックとかそういう低い次元でしかカテゴライズできない連中は、一生チマチマしたB級バンドを聴いてればいい。売れていようがいまいが、THUNDERは本物なんだよ。

"I'll Be Waiting"で再び心臓を鷲掴みにされ、"Love Walked In"で「もう、どうにでもして‥‥あなたの好きにして♪」って気持ちになり(苦笑)、"Just Another Suicide"でのメンバー紹介にホンワカし、"Backstreet Symphony"で本編は終了。アンコールを求める拍手とTHUNDERコールが続く。すぐに彼等はステージに戻ってきた。アンコール1曲目はお馴染み"A Better Man"。いつからだろう、ルークがハーモニカに専念し、ハリーがギターを持ち出したのは? 前回観た時は、ハリーが全部ボーカル取ってたっけ、この曲。そうか、ダニーがインフルエンザだったっけ‥‥そんな事すら忘れるくらい、今日のライヴは濃い。エンディングではお約束のギャグをかましながらハリーが唄い、最後の歌詞を「I see a better man」からお約束の「I see a bold man」に替えて唄うのも忘れない。(笑)こういう笑いの要素もあるから、彼等のライヴはやめられないのだ。こんなセンス・オブ・ユーモアもイギリス人ならではか?

ルークはこの日初めてレスポールからテレキャスターに持ち替え、"Play That Funky Music"、"The Only One"をプレイ。これらの新曲群は(俺自身が)生で初めて聴いたけど、やっぱりイイね? 3rdアルバムあたりから少しずつ露わになったファンク色。この色ももっと前面に打ち出していれば、彼等の進む道も少し変わったんじゃないだろうか?‥‥そんな「何を今さら‥‥」的な事を思いながら、ライヴは本当の最後となった。あの掛け合い‥‥そう、"Dirty Love"だ。同じリフを持った"Cigarettes & Alcohol"を演奏するグループは同じ神奈川の、数万人入るアリーナで4日間もプレイしたというのに、こっちはチッタ4回。どう考えたって1/10前後の差があるはずだ。そりゃTHUNDERにはカリスマと呼べるフロントマンはいない。けど、同じ「Rock'n'roll Star」には違いない。それがスタジアムで演奏してるか、パブで演奏してるかの違い。カリスマ的なフロントマンがいるか、カリスマはいないけど全員がフレンドリーかの違い。どっちも「よりイギリス的」なんだけど‥‥多くの人はカリスマに惹かれる。仕方ない事か‥‥でも、忘れないで欲しい。THUNDERはいつでも観客を満足させてきたし、どんなんに最悪のコンディションでも最後まで唄い続けてきた。それがどんなに無様に映ろうが最後までやり通した彼等。どっちがいいとも悪いとも言えない。けど、ステージに上がった以上は最後まで観客を楽しませる、満足させる‥‥そんな姿勢が、俺は好きだった。それこそが『プロの仕事』だと思った。そして目標にした。それだけの事だ。そういうごく当たり前の事さえ出来ない若手バンドが多いから、余計に彼等の存在が独特に映る‥‥職人気質だったんだろうな、きっと。だから生き残れなかったのかもしれない‥‥『ロックンロールが売れない』こんな時代では。

"Dirty Love"で、ダニーは余力を全て出し切るかのごとく、唄った。そして俺達オーディエンスもそれに負けないくらい唄った。力の限り、全力で‥‥みんながみんな、明日も明後日も来週も観れるわけじゃない。明日なんかないのと同じなのだ。今日で終わり‥‥ひとりひとりの胸にこう刻まれていたはずだ。最近、HM/HR系にカテゴライズされるアーティストのライヴなんて行ってなかったので(嫌だな、この言い回し)、この光景はとても新鮮に映った。WiLDHEARTSの時もそうだったな‥‥同じUKのアーティストなのに‥‥如何に熱心なファンに支えられてきたとか、そしてそういうファンがいたから彼等はここまで続ける事が出来た‥‥バンドとオーディエンスの関係って本来こういうもんじゃなかろうか?

ライヴは2時間で終了した。"Dirty Love"が終了しても数十分の間、観客は誰ひとりとしてその場を動かず、THUNDERが戻ってくるのを待った。けど、もう彼等は戻ってはこなかった‥‥まだ数公演残っている事もあってか、こっちが考えてた以上にあっさりとした最後だった。いや、その方が彼等らしいや。解散だろうが最後だろうが、そんな事は関係ない、ただベストを尽くして観客を楽しませるだけ‥‥そして俺達も楽しむぜ‥‥その姿勢は最後まで貫かれたのだ。最高のバンドだったと思う。こんなプロ、もう2度と登場しないだろう‥‥「ありがとう」とか、そんなちんけな言葉じゃ足りないくらい、THUNDERにはいっぱい楽しませてもらった。最初「¥6,800-は高いな? 集金ツアーかよ」って思ってたチケット代も、観終わった後じゃ安いくらいだった。集金だろうがいいさ。いや、そんなに儲からないって。たった10回、しかも日本だけのために必要最低人数で来日したとはいえ、イギリスから来るには相当な額のはずだ。よく日本からのオファーに応えてくれたと思う。それもこれも、日本のファンが熱心だったからに違いない。だから昨年末にツアーは終了していたにも関わらず、改めて3月に来てくれたのだ。そう思いたい。

日本でラストツアーを行ったTHE ALMIGHTYもTHE WiLDHEARTSも、再結成したり日本でのみ復活したりしている。そりゃイギリスよりも金になるからだろうが、やっぱり全ては「1番歓迎してくれるファン」がいるからだと、そう思いたい‥‥数年後に再結成したとしても、恥じる事はない。こんなバンドなら大歓迎だ。その日まで、俺があなた達の歴史を『伝説』として語り継いで、盛り上げておくから‥‥


THUNDER @ Club Citta'. 3/12/2000
01. Welcome To The Party
02. River Of Pain
03. Higher Ground
04. 'Til It Shines
05. Pilot Of My Dreams
06. Gimme Some Lovin'
07. I'll Be Waiting
08. Fly On The Wall
09. An Englishman In Holiday
10. Love Walked In
11. Just Another Suicide
  ~ I Wish (STEVIE WONDER)
  ~ Just Another Suicide
12. Backstreet Symphony
[encore]
13. A Better Man
14. Play That Funky Music
15. The Only One
16. Dirty Love
  ~ (I Can't Get No) Satisfaction (ROLLING STONES)
  ~ Dirty Love



▼THUNDER『OPEN THE WINDOW - CLOSE THE DOOR』
(amazon:国内盤CD

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