2010/01/16

TINTED WINDOWS JAPAN TOUR 2010@渋谷duo MUSIC EXCHANGE(2010/01/15)

個人的に去年前半、もっとも聴いたアルバムがこのスーパーグループの1stアルバムかもしれません(が、ベスト10には入れなかった。邦楽5枚・洋楽5枚と決めてたから選から漏れちゃったんだよね)。パワーポップ好きとしては、このメンツは最強でしょう……なんて思っているのは僕だけ? いやいや、HANSONは侮れないっすよマジで。最近のアルバムは聴いてないけど、1stや2ndは今でも聴く頻度高いし。SMASHING PUMPKINSが武道館でCHEAP TRICKのカバーをやったときはガッツポーズ取ったし、そのCHEAP TRICKは1992年と1994年と1996年のジャパンツアーを追いかけまくったし、FOUNTAINS OF WAYNEについては言わずもがな。これはやっぱり行かないわけにはいかないですよね?

会場は当初のZepp Tokyoから一気にスケールダウンして、渋谷duo MUSIC EXCHANGE。こちらのほうがアクセスしやすいし、ステージと近いからいいんだけど(唯一、あの柱が邪魔なんですよね)、それでもチケット売れてないんだな……ということをここで実感させられたという。各バンドにはコアなファンがいるんだけど、やっぱり告知が行き届いてないのか、そもそもバンドの存在自体が行き届いてないのか。とにかく複雑な心境に。

開演15分前に会場入りしたけど、入りはそこそこ。ライブが始まるころにはそれなりに形にはなってたかな。意外と業界関係者やミュージシャンが目に付いたけど、やはりこのメンツならではといったところかしら。

ライブは正式メンバー+サポートギタリストの5人編成。ジェームズ・イハ(G)がギター弾きまくるのかなと思ったけど、そんなでもなく。バランスよく弾いてるイメージかな。アダム・シュレシンジャー(B)が基本コーラス要員。FOWでのステージよりも何となく忙しそう。ドラムのバン・E・カルロスはCHEAP TRICKで観るよりもなんだか楽しそうな様子。Tシャツにキャップというラフな格好で叩き、前のめりなリズムでバンドを引っ張ってました。そしてボーカルのテイラー・ハンソン。実はHANSONのライブだけ観たことがなかったので、どんなもんかと思ってたんですが……想像以上に良かった。時折見せる表情に10数年前の面影が感じられ、あぁやっぱりこのメンバーの中だったらダントツに若いんだよなと実感。いやぁ、いい組み合わせじゃないですか。

このメンツなら圧倒的な安定感がにじみ出てもおかしくないはずなのに、何となく新人バンド特有のフレッシュさ、初期衝動的な勢いに満ちあふれてる。ライブではその部分が音源以上に色濃く表れていて、うれしい誤算だったなぁ。でも、ミディアムテンポの曲になるとちゃんと聴かせようとするあたりは、さすがというか。とにかく安心して最後まで楽しむことができました。

本編終盤では、THE KNACKの1stアルバム「GET THE KNACK」の1曲目「Let Me Out」をカバー。予想外の選曲に、思わずガッツポーズ。いやぁ、さすがにこれはアガりましたわ。大好きなバンドの曲を、大好きな(別の)バンドのメンバーたちが組んだ新バンドでカバーする……というめちゃくちゃ回りくどい言い回しですが、そんなサプライズもあり、新年早々最高のプレゼントになったなぁ。

アンコールではさらに、BUZZCOCKS「I Don't Mind」のカバーもあり。さすがにアルバム1枚しか出してないバンドなので、オリジナル曲+カバー2曲で60分が欠ける長さのライブは終了。確かに物足りなさも残りましたが、それは今後に期待かな(本人たちは「2枚目のアルバムを通り越して、次は3rdアルバムを作る!」とか訳わからないことをMCで言ってたので、期待していいと思います)。もっとも、各メンバーそれぞれのバンドがあるので(特にFOUNTAINS OF WAYNEはこれから新作が出るし、CHEAP TRICKも新作を伴う来日が実現してないし)、次のアルバムはまた数年後かな。まぁメンバーの仲も良さそうだし、こちらは気長に待つことにしますか。

会場が小さくなったことが功を奏して、終盤にかけてかなり盛り上がったように思います。うん、素直にいいライブだったと言えますよ。ここまでシンプルに、ただひと言「いいライブだった」と言えるライブも珍しいんじゃないかなってくらいに。




▼TINTED WINDOWS「TINTED WINDOWS」(amazon:日本盤US盤

投稿: 2010 01 16 12:01 午前 [2010年のライブ, Tinted Windows] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック