カテゴリー「Tool」の8件の記事

2018年3月 7日 (水)

A PERFECT CIRCLE『THIRTEENTH STEP』(2003)

2003年9月に発表された、A PERFECT CIRCLEの2ndアルバム。ご存知のとおり、このバンドはTOOLのメイナード・キーナン(Vo)が、バンドのギターテクを勤めていたビリー・ハワーデル(G)という才能と出会ったことで誕生し、TOOLが所属レーベルとの裁判で思うように活動的なかった2000年に1stアルバム『Mer de Noms』を発表しています。その経緯などについては、2003年10月に執筆した同作のレビューに詳しいので、そちらに譲ります。

さて、前作レビューを執筆したあと、この2ndアルバムについて書くことができなかったので、14年ぶりの新作が今年4月に発売されるこのタイミングに改めて書いてみたいと思います。

前作のときにも書いたように、A PERFECT CIRCLEはメイナードの“ソロプロジェクト”ではないし、TOOLとは完全に別モノ。むしろ、ビリーという才能の塊と遭遇したことで、メイナードの創作意欲がTOOLとは別の形で爆発した、新しいバンドと受け取るほうが正しい解釈だと思っています。

なので、そのサウンドもTOOLのようにプログレッシヴな展開をするものとは別次元で展開されており、特に本作はヘヴィな印象が強かったデビュー作『Mer de Noms』とは若干異なるカラーを打ち出し始めています。

ちなみに、当時のバンドメンバーはメイナード、ビリーのほか、ジョシュ・フリース(Dr)、当時MARILYN MANSONを脱退した“トゥイギー・ラミレズ”ことジョーディー・ホワイト(B)、元THE SMASHING PUMPKINSのジェイムズ・イハ(G)。イハはレコーディング後にバンドに合流しており、レコーディングにはNINE INCH NAILSなどで知られるダニー・ローナー(G)が参加しています。

このメンツから想像できる音……ではないかもしれません。特に本作は美しさや優しさの側面が強まっているため、ダイナミックかつヘヴィなアンサンブルを得意とするこのメンバーの特徴を抑えめに、あくまで曲の持つ世界観を再現することに徹したのではないかと思われます。

だからといって、ヘヴィなサウンドが皆無かというとそんなことはありません。8分近くにおよぶオープニングトラック「The Package」は序盤こそ穏やかですが、曲が進むにつれて影に隠れていたヘヴィさが顔を見せ始めますし、不穏なギターリフが印象的な「Pet」のような曲も含まれていますしね。それ以外にも、各曲の至るところにそういった要素は散りばめられているので、前作から激変したというわけではありません。

でも、本作の軸になる部分は“そこ”ではない、と。浮遊感の強いサウンドメイキングやアレンジ、TOOLでは聴くことができないメイナードの異なる表情(声)、そして鬼才ビリー・ハワーデルのソングライティング。これらが三位一体となってリスナーの前に姿を現す。油断してると魂を持っていかれそうになるけど、信用して心を預けてみたら予想外の気持ち良さが味わえる、そんなアルバムではないでしょうか。非常に抽象的な表現が多い気がしますが、そういう抽象的なものこそがA PERFECT CIRCLEというバンドには合っているような気がします。



▼A PERFECT CIRCLE『THIRTEENTH STEP』
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2018年2月 1日 (木)

V.A.『KISS MY ASS: CLASSIC KISS REGROOVED』(1994)

1994年6月にリリースされた、KISSのトリビュートアルバム。ちょうどKISS結成20周年を記念して、当時のメンバーも制作に携わった1枚で、レニー・クラヴィッツガース・ブルックスANTHRAXGIN BLOSSOMSTOAD THE WET SPROCKETDINOSAUR JR.EXTREMETHE LEMONHEADSTHE MIGHTY MIGHTY BOSSTONESといったメタル/オルタナ/カントリーなどKISSに影響を受けた幅広いジャンルのアーティストに加え、ここ日本からもYOSHIKI(X JAPAN)が参加。さらに、メイナード・キーナン(TOOL)、トム・モレロ&ブラッド・ウィルク(RAGE AGAINST THE MACHINE)、ビリー・グールド(FAITH NO MORE)からなるスペシャルユニットSHANDI'S ADDICTION(JANE'S ADDICITONをKISSの楽曲「Shandi」にひっかけてもじったもの)まで参加しております。

まあKISS愛に溢れた……というよりは、各アーティストが平常運転でKISSの楽曲をカバーしたといったほうが正しいのかもしれませんね。だって、1曲目の「Deuce」からレニー・クラヴィッツ、直球勝負でカバーしつつも彼らしく味付けしてますから。ちなみにこの曲、ハーモニカでスティーヴィー・ワンダーもゲスト参加してます。

かと思えば、KISSご本家が演奏で加わったガース・ブルックス「Hard Luck Woman」は、カバーというよりもコピー。本家がいつもどおりに演奏して、ポール・スタンレーがハーモニーで加わっているんだから、そりゃあ“まんま”になっても仕方ないですよね(笑)。ANTHRAXの「She」も平常運転、というか途中まで“まんま”すぎて、後半に彼らならではのこだわりのアレンジが加わるという。この時期の彼らは、ボーカルがジョン・ブッシュ時代なので、こういったジーン・シモンズ色の強い曲はピッタリですね。

そういえば、1994年というとグランジブーム末期というタイミングで、KISSから影響を受けたと公言するグランジバンドも少なくありませんでした。そういうこともあって、GIN BLOSSOMS、TOAD THE WET SPROCKET、DINOSAUR JR.あたりのグランジ/オルタナロックバンドのKISSカバーは良い味を醸し出しています。GIN BLOSSOMS「Christine Sixteen」こそストレートなカバーですが、TOAD THE WET SPROCKET「Rock And Roll All Nite」のアコースティックスローカバー、DINOSAUR JR.「Goin' Blind」のヘヴィで泣きまくり、かつ脱力系なカバーは完璧すぎるほどの素晴らしい仕上がり。1994年という時代感を見事に反映した、本作の中でもベストテイクと言えるでしょう。

そして、本作中もっとも異色のカバーがSHANDI'S ADDICTION「Calling Dr. Love」。トム・モレロの変態ギターを存分に活かしたテイクで、参加メンバーの各バンドの個性が見事に反映されたアレンジは、最高の一言。のちのヘヴィロック/ラウドロック一大革命を先取った1曲と言えるかもしれません。

その他にも、EXTREMEらしくファンクロック的“ハネた”ミディアムナンバーへと昇華させた「Strutter」、あの有名なツインリードギターをブラスで再現した爆笑モノのTHE MIGHTY MIGHTY BOSSTONES「Detroit Rock City」、いかにもYOSHIKI、というかまんまX JAPANな「Black Diamond」のオーケストラバージョン、ボーナストラックとして追加されたドイツのバンドDIE ÄRZTEの「Unholy」ドイツ語カバー(途中でディスコな“あの曲”も飛び出したり)など、聴きどころ満載。トリビュートアルバムとしては、かなり力の入った1枚ではないでしょうか。そりゃまあ、アーティスト本人が尽力してるんだもんね。

ちなみに本作、今のようにKISSがメイク時代に戻る前の作品ながらも、全米19位まで上昇。50万枚を超えるヒット作となりました。今思えば、このへんの成功が数年後のオリメン&メイク復活の布石になったんでしょうね。

なお、本作はストリーミング配信はおろか、デジタル配信自体が行われておりません。勿体ないったらありゃしない。



▼V.A.『KISS MY ASS: CLASSIC KISS REGROOVED』
(amazon:国内盤CD / 海外盤CD

2017年1月 9日 (月)

祝ご成人(1996年4月〜1997年3月発売の洋楽アルバム20枚)

新成人の皆さん、おめでとうございます。2014年度に初めて実施したこの企画、今回で3回目を迎えます。今年も新成人の皆さんが生まれた年(学年的に1996年4月〜1997年3月の期間)にリリースされた洋楽アルバムの中から、個人的思い入れがある作品を20枚ピックアップしました。どれも名盤ばかりなので、もし聴いたことがないという作品がありましたら、この機会にお手にしてみてはいかがでしょうか。とは言いながらも大半が名盤中の名盤なので、聴いたことがあるものばかりかもしれませんが。

作品の並びはすべてアルファベット順です。(2014年度の新成人編はこちら、2015年度の新成人編はこちらです)


ATARI TEENAGE RIOT『THE FUTURE OF WAR』(Amazon

BECK『ODELAY』(Amazon

BLUR『BLUR』(Amazon)(レビュー

DEF LEPPARD『SLANG』(Amazon)(レビュー

THE HELLACOPTERS『SUPERSHITTY TO THE MAX!』(Amazon)(レビュー

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2004年7月 7日 (水)

TOOL『AENIMA』(1996)

全米アルバムチャート初登場2位を記録した、TOOLのセカンド・フルアルバムにして出世作である「AENIMA」。多くの方々と同じように、俺もこのアルバムで彼らに注目するようになり、そしてこのアルバムで彼らの音に初めて触れました。聴く前から「ちょっとKING CRIMSONっぽいかも」とか「暗くて宗教的な色合いが強い」なんていう話を友人から聞かされ、「じゃあ俺のストライクゾーンじゃんか!」と嬉々としてCDショップの試聴コーナーへ走ったことを、今でもよく覚えています。

そしてそんな軽はずみは行動が後々命取りになったことも、よく覚えていますよ。

このアルバムリリース当時('96年頃)、まだTOOLは日本での知名度が極端に低く、音楽雑誌等でも殆どインタビューが載ることもなく、せいぜいアルバムレビューコーナーで彼らの名前を見かけるくらいでした。そんななので、一部のコアなファンのみ知っているカルト的存在と思われていたのもまた事実。当時はまだ「ラウドロック」なんて呼称はそれ程使われておらず、KORNやNINE INCH NAILS、MARILYN MANSON辺りと一括りで「オルタナ」とシンプルに呼ばれていたように記憶してます。もっとも、SONIC YOUTHもオルタナならTOOLもオルタナ、非常に幅が広く、それでいて実態が存在しないのがこの「オルタナ」という呼称でした。というよりも、TOOLのようなバンドの音を指して、どう既存のジャンルの中から例えを見つければいいのか‥‥多分レコード会社も雑誌メディアも困ってたんじゃないでしょうか?(そういえば'90年代初頭、ALICE IN CHAINSやNIRVANAのようなバンドが登場した時も、日本のレコード会社はプロモーションの仕方に困ったようですね)

ごくシンプルに言ってしまえば、ハードロックですよね。ムーディー且つドゥーミー、そしてプログレッシヴ。「BURRN!」辺りが率先して彼らを取り上げていれば、きっとそちら方面で認識されていたのかもしれません。が、そちら側の人からすればTOOLの音楽は彼らが知る「HM/HR」とは異なるジャンルのようで、積極的に取り上げられることはありませんでした(好反応を示したのはせいぜい伊藤政則くらいでしたしね)。

で、「rockin'on」辺りはどうだったかというと‥‥一部の記者からは好意的に受け入れられていたようですが、雑誌全体として彼らをプッシュする空気は全く感じられず、結局は「早過ぎたバンド/サウンド」として数年後に改めて取り上げられることになるのでした‥‥見る目がないっつうか、なんと言うか‥‥

結局、ここ日本では明確なジャンル分けによってプロモーション方法がハッキリしていくわけで、曖昧なサウンドだったり多方面にアピールするような唯一無二な存在が登場すると、てんでダメなんですよね‥‥アメリカやヨーロッパでは爆発的にヒットしてるってぇのに、これで損したバンド、腐る程いますよね?

とまぁ、そんなこともありつつ‥‥やっぱり今聴いても素晴らしい内容なわけですよ。何故彼らがあの当時、このアルバムをちゃんと聴いて、そして内容で判断しなかったのかが不思議に思える程、完成された音楽性じゃないですか、これ。今でこそこの手のサウンドや方法論を取るバンドは山程いますが、間違いなくTOOLは先駆者であり、そして今現在においても数歩抜きん出た存在であり、唯一無二のバンドなわけですよ。

"Stinkfist" のポピュラリティ、"Hooker With A Penis" のヘヴィさ、"Pushit" の叙情性、そして "Aenima" のトライバルなグルーヴ。まるで短編オムニバス映画を何本も続けて観ているかのような、それでいて1本1本がひとつの同じ方向に向かっているような共通点を持っていて、聴き終えた後にそれらが全て地続きだったことに気づかされる。それがTOOLサウンドの素晴らしさであり、このアルバムの魅力ではないでしょうかね。ホント、ライヴでもそうだったけど、サウンドを聴いてると絵が自然と頭に浮かんでくる、そんなバンドなんだよね、TOOLって。

彼らのサウンドに最初に触れるなら、個人的にはこのアルバムから入るのがいいのでは?と思います。勿論サードアルバム「LATERALUS」も「AENIMA」と引けを取らない名作ですけどね。単純に好みの問題ですよ。ま、手っ取り早く両方買っちゃうのが一番かと思いますが。

「LATERALUS」のリリース、そして衝撃的だったフジロックでの初来日から数えても早3年。バンドはそろそろ新作のためのレコーディング準備に入るようです。リリースは来年2005年以降になりそうですが‥‥ま、レコード会社とのイザコザも終わったことですし、今度はすんなりと聴けますよ‥‥ね?



▼TOOL『AENIMA』
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2003年10月13日 (月)

A PERFECT CIRCLE『Mer de Noms』(2000)

TOOLのシンガーであるメイナード・キーナンが、そのTOOLのギターテクだったビリー・ハワーデルと結成したバンド、それがこのA PERFECT CIRCLE。メイナードの知名度からどうしても「メイナードのサイドプロジェクト」と見られがちだけど、元々はビリーが作っていたデモテープを聴いたメイナードが「これを一緒にやりたい」と便乗したことからスタートしています。このアルバム『Mer de Noms』に収録されている全楽曲、メイナードとビリーの共作ですしね。そこからスタートしていろんな人間を巻き込んで、最終的にトロイ・ヴァン・リーウェン(Gt)、パズ・レンチャンチン(Ba & Violin)、ジョシュ・フリース(Dr / VANDALS)の3人を迎えバンドとして活動開始。親交の深いNINE INCHE NAILSの1999年のツアーに同行する等、まずライヴにてその正体を露わにするわけですが、ここ日本ではやはりアルバムリリース後のフジロック('00年7月)でのライヴでしょうね。残念ながら俺はこの年の苗場には行けなかったんですが、もの凄い衝撃的なライヴだったようですね。

さてさて、そんなこのアルバム。TOOLのレコード会社との訴訟問題、それに伴う活動停止の副産物と言われていますが、ハッキリ言ってTOOLとは別物と考えた方が正解です。勿論、歌っているのはメイナード本人ですし曲作りにも携わっていますが、表現しようとしてるものやその方法等が違っているわけですし。TOOLではひとつひとつの楽器と声、個々が独自の主張をし、それがぶつかり合うことで共鳴し、独特な世界観を生みだしていると考えているんですが、APCの場合は全く逆‥‥ぶつかり合うというよりは「退きの美学」みたいなものを強く感じるんですね。例えばボーカルやギターが力強く鳴っている時は、他の楽器はそれをバックアップするような役目を果たしているし、バイオリンみたいな繊細な楽器がリードを取っている時は、歌でさえもそれを邪魔しないように盛り立てている。TOOLが結果論の音楽(完成するまでどういったものになるのか見えない)なのに対し、APCは先に提示されているものに対して全員で取り組み再現する‥‥それくらいの違いを感じるわけです。

1曲1曲がコンパクト且つポップなのもAPCの特徴でしょう。特にこのアルバムの楽曲は大半が3~4分台で、5分を超える曲はひとつもないし、逆に2分ちょっとの曲が2~3曲あるのもTOOLと比べると大きな違いですよね。TOOLの場合もそういう短い曲はありますが、あくまで続く次の曲へのインタールード的インストだったりするので、ちょっと意味合いが違ってきますしね。それとメイナードのメロディもヘヴィロックのそれとは違う、むしろゴシック調のイメージが強いものが多く、例えばジャンルは違いますがDEPECHE MODEといったタイプのバンドに近い色合いを見出すことができます。最近ではこういったゴシック調のヘヴィロックも幾つか登場していますが(EVANESCENCE等)、やはりそういったバンド達とは根本的に違う何かを持っているんですよね、APCって。それがビリー・ハワーデルというギタリスト/ソングライターの才能なのか、はたまたメイナードの才能なのか、あるいは参加しているミュージシャン達によるものなのか。恐らくその全部でしょうね。それぞれがそれぞれの仕事を的確にこなした結果、それがこのアルバムを高水準なものにした要因でしょう。

TOOLよりも聴きやすいし、どうしてもTOOLには取っつき難さを持ってる人が多いと思うんですね。やれ「プログレチック」だの「変態系オルタナ」だの。確かにそういった先入観が邪魔して手を出すまでに至らないのは理解できます。だから尚更、そういった人にはこのアルバムをまず聴いて欲しいと思うわけです。ヘヴィ過ぎず、それでいてポップ過ぎず(過剰なまでにポップさは皆無ですね。あくまでTOOLと比べて‥‥って意味)、独自のハーモニーと世界観を持つバンド。これはサイドプロジェクトなんかじゃなくて、今後もずっと続いていくバンドでしょうね。現にTOOLの活動が一段落した2002年当たりから、再びメイナードとビリーはこのバンドのセカンドアルバムに着手し始めたわけですから。

残念ながらこのアルバムとそのツアーに参加していたトロイとパズが脱退(トロイはQUEENS OF STONE AGEに、パズはZWANに加入するも、それぞれ現在は脱退済)、一時期レコーディングにはNINE INCH NAILSのダニー・ローナーが参加していたようですが、最終的には元MARILYN MANSONのトゥイギー・ラミレズと元SMASHING PUMPKINSのジェイムズ・イハが加入。2003年夏からツアーを開始し、9月にはセカンドアルバムもリリースしたばかり。いよいよ単独来日も控えています。

最近ではこういったタイプの音の人気はどんどん衰退しているのかもしれませんが、リリースから3年経った今聴いても全然色褪せていないし、むしろ時間が経ってみて改めて「素晴らしいアルバムだったなぁ」と再認識した程です(いや、リリース当時も良いと思ってましたけど、まさかこんなに素晴らしかったとは‥‥ってことで)。ゴスや「グランジ以降」に興味を持つ人、各メンバーが参加していたバンドが好きだった人、そのどれにも当てはまらないけど独特な世界観を持ったロックバンドが好きな人、まだ聴いたことがないのならこれを機に是非。



▼A PERFECT CIRCLE『Mer de Noms』
(amazon:国内盤CD / 海外盤CD

2001年12月31日 (月)

MY BEST OF 2001

今年もとうとうこの時期が来たわけですね‥‥早いもんだなぁ、1年が経つの。特にこのサイトを初めてから、それを嫌と言う程実感しますよ。ついこないだ2000年の10枚を選んだような記憶が(多少痴呆が入ってるのかも/苦笑)‥‥まぁ冗談はともかくとして、年末ということで毎年お約束の「とみぃが選ぶ『BEST OF 2001』」を紹介しようと思います。ここ数年はアルバム10枚のみだったので、今年はまぁ独り身で時間もあることですし(号泣)、ちょっと頑張ってアンケートの全項目をご紹介したいと思います。まぁ順を辿りながら、今年2001年の音楽界、更には自分自身を振り返ってみようかと思いまして、ええ。

ぶっちゃけ、2001年というのは自分自身にとっても忘れられない年になりました。プライベートでも一生の内で最も高額な買い物をしたり、新しい友との出会いがあったり、失恋したり‥‥それは勿論音楽にも当てはまるわけで、やはり2年振りに参加したフジロック、更には初の「ひたちなか」等、1年のへそに当たる夏を分岐点にして、自身の音楽傾向が変わりつつあると‥‥そう、所謂クラブミュージックとモーニング娘。のことですが(苦笑)。まぁその辺は後々語るとして‥‥とりあえず、アルバム10枚をご紹介しましょう。掲示板で言及してるものもあれば、レビューで大プッシュしたもの、更には密かにひとり楽しんだものまで。かなり意外な選出になってることかと思われます。


AIR『10000HZ LEGEND』

not車谷(笑)、フランスのエールの方です。今年はDAFT PUNKの大ブレイクもあり、フランスのクラブシーンに再び脚光が浴びる機会がありました。非常にダウナーなクラブミュージックと呼べますが、様々なゲスト(BECKや元JELLYFISHの面々、BUFFALO DAUGHTER等)を迎えて作り上げた曲は、非常にポップなものでした。買ってからまだ1ヶ月しか経ってませんが、かなりインパクトがあって、相当聴き込みました。ある意味「癒し系」?(笑)

BUFFALO DAUGHTER『I』

そのAIRのアルバムにも参加した日本人3人組、約4年振りの新作。レーベルの閉鎖等があり発表が遅れたものの、それを補って余るだけの完成度。TOOLと法則論は違うものの、共にKING CRIMSON's childrenと呼べるでしょう。エレグラでの初ライヴ体験も記憶に新しい、日本が世界に誇る2001年の名盤その1。

電気グルーヴ『THE LAST SUPPER』

当然、限定2枚組の方で。残念ながら活動休止となってしまいましたが(それを彷彿させる意味深なアルバム名もまた良し)、やはり電気は別格ですわ。元メンバーのCMJKやまりん、コーネリアス小山田等、いろんな人間に電気の曲をいじらせても尚、聴いて電気と判る原曲の完成度はやっぱり素晴らしいです。つうかこのアルバムの功績は、2001年という時代に「ロマンティックが止まらない」を復活させたことでしょう!(笑)

GORILLAZ『GORILLAZ』

BLUR「13」も好きだったけど、こっちの方がピンときた。比べるのは違うと思うんだけど‥‥いや、別物なんだけどさ。こういう形でアメリカでのブレイクを果たすとは思ってもみなかったけど。今年前半はマニックス、TOOLとこれがヘヴィロでしたね。この手の音楽に傾倒する切っ掛けを作った1枚かも。けど是非2002年はここで得たものをBLURの新作に生かして下さい。

JOUJOUKA『RE-SEI』

日本が世界に誇る2001年の名盤その2。別にこないだ出たスタジオ盤でもよかったんだけど、やはりファーストインパクトの強かったフジロックと、そこで買ったこの2枚組を。テクノだとか何だとか言うな!これこそ真のロックンロールだろうが!!

MANIC STREET PREACHERS『KNOW YOUR ENEMY』

何も言うことないでしょう。マニックスの、真の意味での二回目のデビュー盤だと思う。ここに終着するんじゃなく、ひとつの始まりなんだと思う。バンドは2002年にベスト盤を出して歴史を総括しようとしてるけど、まだまだ行けるでしょ?ここからもっと新しい何かが生まれるはず。ただでさえ素晴らしいのに、そこに別の可能性すら感じさせる作りには脱帽モノ。このアルバムの曲をもっとライヴで聴きたかったなぁ‥‥

PINK FLOYD『ECHOES』

これまでは頑なに「ライヴ盤」「ベスト盤」を選出外としてきたけど、これは選ばざるをえないでしょう。30年以上に渡る数々の名曲を並べ替え、クロスフェードすることによって新しい物語性を生み出してしまう。それぞれの曲が未だに色褪せていないのと同時に、新鮮で今のポップ/ロック/クラブシーンにさえも影響を与えそうな魅力には、ただ舌を巻くばかり。編集次第で新たな物語を生み出すことが出来るという可能性を提示した、奇跡の1枚。考え方を変えれば、それだけ昨今のロックが未だにこれらを越えていないとも言えるが‥‥

SLIPKNOT『IOWA』

KING OF キチガイ、ラウドロック界のモー娘。(笑)ことSLIPKNOTの大傑作。判り難いとかうるさいとか曲なのかこれはとか言うな!リリース後すぐに9/11を迎えてしまったが為にレビューをボツにするという、とみ宮始まって以来の大事件を作ったのも、このアルバム。その影響で来日まで延期。万単位の人間がこいつらの曲で暴れ狂う様を思い浮かべただけで鳥肌モノ。ここまで行っちゃったら、もう他のラウド系は聴けないわ。正直、SLAYERとどっちにしようか悩んだけど、甲乙つけがたい。ま、2001年という時代を象徴する意味でこっちを選ばせてもらいました。

SOUL FLOWER UNION『SCREWBALL COMEDY』

日本が世界に誇る2001年の名盤その3。文句なしの格好良さ。つうかこれよりカッコイイ「ロック」アルバム、今年どれだけあった?民謡だとかトラッドだとか、そういった土着的要素すらも血や肉と化し、オリジナルのロックンロールへと変化していく様は観て/聴いていて圧巻。今年最高の出会いを果たしたと思います。3回も、しかもどれも違ったフォーマットで観れたし。来年もお世話になります♪

TOOL『LATERALUS』

ラウドロック系で括られそうだけど、ある意味プログレ‥‥CRIMSONや上のPINK FLOYDと比べた方が意味があるのでは?ロックの持つ神秘性だとか、聴くだけでこれ程までに頭に映像が浮かんでくる楽曲や演奏、確かに気軽に聴けるものではないのかもしれないけど、改めて音楽に向かう姿勢を問われたような気がして、引き締まりました。フジロックでのステージは絶対に忘れられないよ。


最初にアンケートを書いてから間が2週間近く空いてて、しかもこの原稿を書き出したのがクリスマス前後なんですけど‥‥その間に結構何枚か入れ替わってます。まず惜しくも選から漏れた名作を。GARBAGE「BEAUTIFULGARBAGE」は一番最初のには入ってましたが、残念ながら落としました。同じくキリンジ「FINE」も。それとSLIPKNOTのとこにも書いてるように、SLAYER「GOD HATES US ALL」も残念ながら選外でした。ぶっちゃけ、これらと上の10枚、特に差はないんですよ。たまたま選んだ時の気分で上の10枚になってしまった、と。よく聴く頻度で言えば、今年は間違いなくモーニング娘。「ベスト!モーニング娘。1」が一番でしたからね(苦笑)。それとCocco「サングローズ」も今年前半ですよね。あ、AEROSMITH「JUST PUSH PLAY」も選んでなかった(汗)。DRAGON ASHもAIR(元BAKUの方/笑)も、EGO-WRAPPIN'やくるりも今年かぁ‥‥そうそう、GRAPEVINEもね。そう考えると、本当に今年は日本のアーティストが心に残る、素晴らしいアルバムを連発した年だったんだなぁと実感。ただ今好例のCD-Rコンピ「とみ宮的 BEST OF 2001」を作ってるんですが、日本の素晴らしいアーティスト達の曲が多くて、2枚に収まりそうにないですから。嬉しい悲鳴ですよ(お陰で娘。関係が2曲しか入れられない‥‥って2曲も入るのかよ!)

上を見てお判りの通り、クラブ系のアルバムが多数入ってます。昨年はUNDERWORLDくらいでしたが、今年はホント幅広く聴きましたね、この手を。特に後半の追い上げが‥‥選ばなかったところだとORBITAL「THE ALTOGETHER」やDAFT PUNK「DISCOVERY」、APHEX TWIN「DRUKQS」、毛色はちと違うけどRADIOHEAD「AMNESIAC」、MOGWAI「ROCK ACTION」、NEW ORDER「GET READY」も愛聴しました。本当、いい年でしたよ。


続いて「SONG OF 2001」の5曲も。


・AEROSMITH「Jaded」

文句なしでしょう。エアロがデビュー30年近く経って放った、新たなる魅力。今年前半、携帯の着メロはこれでした(笑)。オリジナル曲としては約10年振りのトップ10入り。2月の来日公演が非常に楽しみであります。名曲!

・GRAPEVINE「風待ち」

アルバムを選べなかった代わりに、最新シングルをここに入れておきました。これは夏フェス時期の俺のテーマソングでした。この男泣きしそうな哀愁のメロディーに本気で泣き崩れそうになった事が何度あったことか。単純に「歌モノ」として最高級の1曲。文句なし!

THE HIGH-LOWS「14才」

このバンド‥‥というよりも、ヒロトとマーシーって男は、何故もこう「ロックを聴き始めた頃の初期衝動」を忘れることなく15年近くも第一線でロックし続けてこれたのでしょうか? 俺が高校に入って最初に出来た音楽友達から借りたテープがブルハのファーストでした。それから約15年‥‥あの頃と何ら変わりない衝撃をこの曲から受けました。去年の「青春」からも近い衝撃を受けたけど、これは比じゃないです。秋はこの曲にやられっぱなしでした。順位を付けるなら、これがナンバー1です。

MR.CHILDREN「YOUTHFUL DAYS」

早くも1/1には「君が好き」って名曲をドロップしますが、これも忘れちゃいけない名曲。曲中の「I got back youthful days」っていう一節が全てを物語ってるような気がします。「優しい歌」から始まった「ミスチルを取り戻す旅」の、ある意味終着駅であり出発点でもある、記念すべき1曲なのです。桑田圭祐がマジでビビッたらしいからね、これ聴いて。ホント、アルバムが楽しみだわ。

タンポポ「恋をしちゃいました!」

え~っと‥‥入れちゃいました(入れちゃった!)。文句なしで、今年出た娘。関係の曲ではナンバー1の出来でしょう。正直、メロン記念日「This is 運命」と悩んだりもしたのですが、やっぱり「第一印象で決めました!」って事で。新生タンポポは昨年の「乙女パスタに感動」でのクイーン路線に始まり、この曲でのBCR真っ青な真っ当なアイドル路線が決定打となり、先頃の「王子様と雪の夜」で王道ポップ安定期に入った感があります。次はどういった手を打つのか気になる以前に、早くこの路線でアルバム作ってください、マジでお願いします。


一応、アルバムで選出したアーティストと被らないように選んだつもりです。ここに挙げた以外だと、もう選んだアルバム10枚の中からもいくらでも挙げられるわけで‥‥他に選ぼうとすると、どうしても今の俺はモーニング娘。絡み、しかも石川梨華絡みで挙げてしまいそうなので‥‥(笑)ちなみに他に気になった娘。関係だと、「ザ☆ピ~ス!」、プッチモニ「BABY!恋にKNOCKOUT!」、タンポポ「年末年始の大計画」(「王子様~」カップリング)、松浦亜弥「100回のKISS」等が挙げられます(って誰も聞いてないですね、はい/笑)


続きまして、今年観たライヴから選ぶ「LIVE OF 2001」を。


・AC/DC@横浜アリーナ (2/19)
・SOUL FLOWER UNION@野音 (6/9)
・TOOL@FUJI ROCK FES. (7/29)
・MR.CHILDREN@ROCK IN JAPAN FES. (8/4)
・エレファントカシマシ@SHIBUYA-AX (11/21)


AC/DCは文句なしでしょう。あれこそエンターテイメントってもんです。それでいて、コアなロックをも満足させる。何故彼らが「世界最強のライヴバンド」と呼ばれるのかが、この身をもって実感できた至福の2時間でした。

ソウルフラワーは正直どのライヴ(7月のフジロック、9月のリキッドルーム)も甲乙付けがたい、素晴らしい内容だったのですが、やはりファーストインパクトを与えた頭脳警察とのイベントを。頭脳警察も良かったんだけど、その後のソウルフラワーとの関わり方、そして「現役か否か」を考えるとどうしても(いや、頭警が現役から退くべきとかそういう意味ではなく、あの図警はやっぱり「祭り」って印象が拭えなかったし、演奏する側も観る側も、そして選曲も、その後の彼らの活動を観ても)。

TOOLはフジロックの中で観たライヴでは最も異質な存在で、演奏とか内容だったらこれよりも素晴らしかったアーティストは他にもいるんだけど、「観てはいけないものを観てしまった」という後味の悪さ、そして「ロックにはまだ神秘性が残っている」って事も改めて気づかせてくれた彼らを選びました。その後に観たEMINEMとは正反対のベクトルながらも、やっぱり根本にあるロック魂はおんなじだよな?なんて思ってるのは、俺だけでしょうか?

ミスチルも今年は久し振りによく観ました。2月のさいたま公演が俺の中で不完全燃焼気味だった事を考えると、この「ひたちなか」での彼らは、きっと二度と観ることは出来ないであろう「ギラギラ感」を堪能する事が出来ました。つうか、あれを観れた人はホントラッキーだよ? あんな桜井、きっと単独公演では観れないはずだから。事実、その数週間後に観たマリンスタジアムでは、いつもの桜井に戻っていたし。同じ曲を演奏するにも、シチュエーションでこんなにも変わってしまうものか、ロックの神が憑依してるんじゃないか?と思わせる程の大熱演。もし1本だけ選べと言われたら、AC/DCをも差し置いて、これを選びます。

エレカシもよく観たなぁ。昨年12月の千葉公演に始まり、5月のゼップ、8月のひたちなか、そしてこの11月AX公演。内容的にはどれも素晴らしいと思ったけど、やっぱりこの11月のが群を抜いて良かったのでは?と。これでくだらないアルバムを作りやがったら、承知しません(笑)。

この他にも、CYBERNAUTS、HELLACOPTERS、TEENAGE FANCLUB、KISS、フジロックでのマニックスやNEW ORDER、ひたちなかでも中村一義、更に市井紗耶香なんかも素晴らしかったです(最後のは余計か?/笑)


2002年も沢山の素晴らしい音楽と出会えますように‥‥

2001年8月13日 (月)

「FUJI ROCK FESTIVAL '01」DAY 3@苗場スキー場(2001年7月29日)

◎BRAHMAN (at GREEN STAGE / 11:00~11:40)

  3年振りの最新作「A FORLORN HOPE」を引っ提げてのフジロック、しかも今回はグリーンステージだ。お約束の沖縄チックなSEに乗せてメンバーが続々とステージに現れる。最新作同様、1曲目は「For One's Life」からスタート。徐々に盛り上がるタイプの曲だが、すでにイントロから最前ブロックの客はヒートアップ気味。演奏がガツンとくるパートに入ると、モッシュ&だいぶの嵐。3日通したトップバッターの中で、一番殺伐とした空気が流れる。

  この曲の時点で気づいたのが、ボーカルのTOSHI-LOWの状態が芳しくないという事実。明らかに上のキーの音程が取れていない。音程が取れていて外すのと、完全に見失って外すのとでは明らかに違う。結局、終始辛そうな状態で40分を乗り切るのだった。

  新作から立て続けに、アルバムの曲順通りに5曲披露した後に前作から「See Off」や「Answer For…」といった人気曲を挟むものの、従来の切れやしなやかさを上手く表現できずにいる、もどかしそうなTOSHI-LOWを観るにつれ、こちらまで痛々しい気持ちになり、聴いてるのがつらくなる。彼らの最大の魅力である、独特なメロディーが全く伝えられない状況。そしてそれが全く伝わってこない状況。正直、途中でグリーンステージを後にしようかとも考えたくらいだ。ラストの「Arrival Time」での悲痛な叫びも何だか尻切れトンボの如くフェードアウトしていく。

  これが事実、これが現実だ。はっきり言う。この日のBRAHMANは最低だった。これはメンバー自身、特にTOSHI-LOW本人も認めるところだろう。これで「最高だった」と言い切ってしまうようだったら、いっそのこと解散してしまった方がいい。そのくらい、プロとしてはレベルの低いモノを、よりによってフジロックの大舞台で見せてしまったという失態。今後の彼らがこの現実とどう向き合っていくのか、そしてそれをあの場にいたファンがどう捉えるのか、非常に興味深い。最低なものは最低だったと言える勇気、そして正直さ。ファンならこれだけは決して忘れないでほしい。「やっぱサイコー」とかいう馴れ合いが、バンドを潰してしまうことだってあるのだから。


◎JOUJOUKA (at WHITE STAGE / 12:40~13:20)

  トランス系テクノのアーティストだという事しか知らなかった。一昨年、そして昨年もフジに出演してるそうだが、一昨年、観なかったなぁ。DJ Tsuyoshiが中心となっているユニットだが、ライブではどういう感じになるのか。

  ホワイトに着いた時点で、すでにステージは始まっていて、遠くからそのトランシーな音は聞こえてきていた。気持ち良さそう、それが第一印象。ようやくステージが見える位置までたどり着く。メンバー構成はDJ陣が2名、ギタリストがひとり、そして時々引っ込むベースがひとりの計4人編成。ギターは常時ステージ上で煽りまくっているので、どうやらベーシストはゲスト出演のようだ。基本的にはDJ陣がプレイするトランシーなサウンドの上に生楽器を重ねて、普通のトランステクノとしては終わらせない、魅せる要素も兼ね備えている。生楽器を被せるのは、どうやらDJ Tsuyoshiの信条らしく、とにかくギターのザクザクしたリフが気持ちよく、またベースもスラップまではいかないけど、バキバキしたサウンドでこれまた気持ちいい。ちょっと聴いた感じでは、UNDERWORLDにも通ずるロック感を見出すことができる。でも、歌がないぶん、こっちの方がよりダンスに徹することができる気もする。

  最初、軽い気持ちで観るはずが、結局終始気持ちよさげに踊り狂ってしまった。3日間の疲労が相当足にきてるにも関わらず、アホみたいに踊る俺を見て、友人に心配される始末。結局踊ってるうちに調子が戻ってきて、疲れなんて吹っ飛んでしまった。

  最後にはホワイトステージの総合MCであるブライアン・バートン・ルイスがボーカル&MCとして、即興で歌う。やっぱり歌が入ったほうが、それなりに盛り上がるけど、個人的には最後のは蛇足って気もしないでもない。このユニットは2人のDJ陣のプレイと、そこに被さるギター(時にベース)、そこから生み出されるトランシーで腰にクるテクノサウンド、それだけで十分だ。


◎SION (at FIELD OF HEAVEN / 13:20~14:20)

  SIONは、俺が知ってるあの頃のSIONのままだった。選曲的には、きっと先頃リリースされた最新作が中心になってるんだろうけど、俺の心臓が鷲掴みされたのは、名曲「Sorry Baby」。酔っていたせいもあるだろうけど、炎天下の中、ただステージ一点を見つめる俺。言葉のひとつひとつを噛みしめながら、一緒に歌う。このフジロックってフェスは、自分の現在・過去・未来を見つめ直すイベントなのか?って思えるくらいに、心にズシンとくる瞬間が非常に多かった。特に今回、30を目前としていただけに、そういう過去の想い出が走馬燈のように蘇ることが多かった。音楽で振り返る30年……人に自慢できるような大したモノじゃないけど、俺にとってはかけがえのない大切なもの。改めて音楽っていいな、歌っていいなと思った瞬間だった。

  気づけばラストの頃は前まで行って一緒に歌ってたっけ。よく知りもしない歌に合わせて。それだけのパワーを持っているのが音楽であって、歌である。きっと帰宅後もSIONの音楽に再び触れる機会はないのかもしれないが、それでも今この一瞬を大切にしたい。そう思って、力一杯踊った。このSIONのステージは、ちょっと俺の中では大切なものとなりそうだ。


◎SYSTEM OF A DOWN (at GREEN STAGE / 17:10~18:10)

  正直に言う。FOHのムーンライダーズを観るために、冒頭の数曲のみで移動してしまった。あとになって「なんで最後まで観なかったんだよ!」っていまだに後悔しているアクトのひとつ。

  今でもよく覚えているのは、始まる直前の場の異様な空気。あの瞬間の「別に人がそこまでパンパンではないんだけど、なぜか急に暴動が起こるんじゃないか?」と勘違いしてしまいそうなヒリヒリした空気だけは忘れられない。そしてステージに出てきた4人。すでに2人は半裸の状態だ。ダロンがギターを爪弾きながら、「ドラッグで病んでる?」「ドラッグやってる?」的変な日本語を交えつつ歌い、サージはそこにハーモニーを重ねていく。そこから「War?」へとなだれ込み一気に激しさを増す。すでに最前ブロックの盛り上がりは手に負えない状況だ。そこから数曲知らない曲が続くが、今思えばこの中には「TOXICITY」の1曲目「Prison Song」も含まれていた。イントロが異常にカッコよかったことだけは覚えており、のちにアルバムを聴いた瞬間に「あ、あの曲!」とすぐに気づいた……が、結局ノリきれずに途中で退散したのだった。


◎ムーンライダーズ (at FIELD OF HEAVEN / 17:20~18:30)

  この方々も活動歴が長い割に、実はちゃんと聴いてこなかったバンドのひとつ。とにかく、実験的要素満載にして極上のポップ。終始あっけに取られっぱなし。白井氏のギターは相変わらず変だし(ギターのブリッジ周辺にサンプラーをそのまま打ち付けてるし、しかもストラップの前後にギターのネックとボディーがそのままくくり付けてあるし)、鈴木慶一氏は終始クール。曲によってメインボーカルが変わるのだけど、基本的には慶一氏。あれは作曲者がリードを取るのだろうか。逆にキーボードとドラムの方々はコーラスに加わったり加わらなかったりで、演奏に徹していただけ。そこが職人っぽくて素敵だったけど。

  ちょっとトッド・ラングレンを彷彿とさせるくらい、楽曲のバラエティーが多彩で、なおかつそれらがすべてポップなのがすごい。コアなファンが多かったのか、周りの年齢層はやけに高かった。フジにも親子連れが多くなったようだね。最前列には初老の夫婦に小学生くらいの子供という親子がいたけど、前に押されることもなく、気持ちよさげにステージを楽しんでいたのが印象的だった。そうそう、3日目になってようやく、名物のトンボを多く見かけるようになった。マイクに止まったトンボを捕まえて、空に逃がす白井氏の姿も印象的だった。普段、進んで聴くことのないタイプの音楽だが、こういう場でならすんなりと聴けてしまう。しかもストーンと心の中に先入観なく入ってくるんだから、不思議だ。


◎TOOL (at GREEN STAGE / 19:10~20:30)

  一種異様ともいえる不穏な空気が流れる暗闇の中、照明やぐらの右隣に陣取りスタートするまで座って待つ。モッシュピットはすでに満員御礼、直前に演奏したSYSTEM OF A DOWNの熱気も冷めやらぬ状態で、みんな今にも暴れ出しそうな勢いだ。

  待望の初来日。俺は常々言ってきた。1998年の豊洲にKORNが初上陸した後、1999年にブレイク後の勢いのままLIMP BIZKITが苗場の地を踏んだ後。決まって「次はTOOLだな」と。もうTOOLしかないだろう、オーディエンスの度肝を抜かす存在は。その願いがいよいよ叶うときが来たのだ。しかも約5年振りの、全米ナンバー1アルバムを引っ提げて。

  ステージにメンバーが現れた。左にギターのアダム、右にベースのジャスティン……多分ね。照明がほとんど当たらない、非常に暗い状態の中で終始彼らはプレイしていたのだ。そして後方右側に、ドラムのダニーが陣取り、その左側には大型スクリーンとお立ち台のような一段高くなった舞台が‥‥そこに人影のようなものが常に動いている。そうこうしてるうちに、あのミステリアスなイントロが聞こえてくる。「The Grudge」だ。スクリーンには新作ジャケットをモチーフにした映像が終始流れている。歌がうっすらと聞こえてくる。しかしPAの調子が悪いのか、いまいち聞き取り難い。そして明るくなったスクリーンの前には、明らかに人影が。そう、そのお立ち台で怪しいダンスをしているのが、ボーカルのメイナードなのだ。ほとんど全裸に近い状態(パンツ一丁で、全身青塗り)で曲の起伏に合わせてユラユラと踊る、殆ど姿や表情は確認できないが明らかに存在感、カリスマ的オーラを感じることができる。

  噂には聞いていたが、これは衝撃的だ。流される映像も曲をイメージさせるというよりも、エログロに近いもので、PVが存在するシングル曲に関してはそれをモチーフにして再編集されているようだった。登場した時点で湧いていたモッシュピットも、気づけばみんな棒立ちでステージを見つめる者が続出。ノれないのではない、動けないのだ、この音とこの映像とあのバンドから発せられるオーラを前にしたら。背筋がゾッとしたのは、何も気温のせいではない。こんばバンド、今まで見たことがない。何なんだよ、こいつら。

  続く2曲目は、前作のトップナンバー「Stinkfist」の登場だ。さすがにオーディエンスがさっき以上の歓声で応える。しかし、それも最初だけ。曲が進むにつれて、やはり身動きがとれなくなってしまう。衝撃的なんて言葉、簡単には使いたくなかったのだが、それ以上もそれ以下でもない、本当の衝撃なのだ。こんなもん、見たことないんだから他の何ものとも比べようがない。唯一、映像を駆使するという点では、NINE INCH NAILSと比較することができるのかもしれないが、あれとはまったくの別物だ。

  それにしても、3曲目までボーカルが聞き取りにくかったなぁ。新作からの「Schism」あたりから、ようやくボーカルもクリアに聞こえるようになった。演奏に関しては、もう完璧すぎて何も言うことなし。確かにミスする場面もあったものの、そんなことが気にならないほど、アルバムと寸分違わぬ緻密で計算され尽くされた演奏を披露する。さらに、そこに乗るメイナードのボーカルも、時に力強く、時に潤いを感じさせる。決して「暗黒大将軍」ってわけではなく、あのボーカルとあの演奏が融合するからこそ生まれる浮遊感、それがさらにこの苗場という環境にマッチしていた。ギターのザクザク感はヘヴィロックのそれに近いのだが、パーカッシヴなドラム、時にリード楽器にもなりうるベース。4人それぞれの自己主張がぶつかり合いながらも、互いの持ち味を引き出そうと機能している。計算なのか、単なる偶発的事故なのか。終始握りしめていた拳に、ジワリと嫌な汗をかく。

  終盤はファーストからの「Sober」やセカンドの「Aenema」を交えながら、新作からのムーディで濃い楽曲群を我々に叩きつける。途中、メイナードが曲間に何かしゃべった。一瞬の出来事で聞き逃しそうだった。英語だと思ったのだが、二度目にようやく聞き取れ、理解できた。


「ポジティヴなものを生み出す、その気持ちを忘れるな。」


こんなことを第一声で発した来日アーティスト、これまでいただろうか? この一言にメイナードの、TOOLというバンドの揺るぎない姿勢を垣間見た気がした。「ニホンノミナサン、コンニチワ」でもなければ「アナタワ、ウツクシイ」でもない。「ココニコレテ、トテモウレシイ」といった社交辞令の挨拶ではない。オーディエンスとバンドの間に明確な信頼関係が、この一言で生まれたと思う。

  難解且つホラー映画と言っても過言ではない映像と、ステージ上が薄暗くてほとんど表情を伺うことができないバンドの演奏から、言い表しようのない威圧感が終始あったが、このメイナードの一言は、そしてそれを日本語で発したという事実は、そういう他の表現要素よりも深く、俺の心の中にえぐり込まれた。一生忘れない、忘れられない初来日公演となりそうだ。


01. The Grudge
02. Stinkfist
03. 46 & 2
04. Schism
05. Disposition
06. Reflection
07. Sober
08. Parabola
09. Aenema
10. Lateralus


◎EMINEM featuring D12 (at GREEN STAGE / 21:30~23:00)

  例の前妻に対する暴力沙汰の裁判、来日直前に審判が下り、その結果外国へも行くことができるようになったEMINEM。オーストラリアを回った後の来日ということもあり、きっと調子も昇り調子のはずだ。一体どんなステージを見せてくれるのだろう。TOOL同様、まったく予想がつかない展開になりそうだ。

  21時半を回った頃に、ステージ上手にDJらしき人物が現れるも、そのままの状態が10分程続く。すると急にステージが暗くなり、スクリーンに何か映像が流れ始める。ドキュメンタリー形式のドラマみたいだ。どうやらハンディーカメラを持って、EMINEM宅へ忍び込む青年2人組の話のようだ。カメラを持ったひとりが、もう一方にインタビュー形式で話しかける。あれっ、どこかで観た光景……次の場面で、EMINEM宅らしき家に忍び込んだ2人。ひとりが地下の方へと向かう。カメラを持ったもう一方が壁を映す。そこには「MY NAME IS...」「SLIM SHADY」「MARSHALL MATHERS」等といった文字がずらずらと書き殴られていた。あぁ、なるほど。先頃公開された2作目がコケた、例の低予算ホラー映画のパロディーなわけね。すると、例のごとく地下室から悲鳴が……カメラは走りながら地下室へと近づく。悲鳴を上げた若者をカメラが捕らえた瞬間、目の前にはチェーンソーを持ったジェイソン・マスクの男が……。

  フィルムがそこで終わると、ステージ上からチェーンソーの音が。ステージ上手からフィルム同様のジェイソン・マスクの男がチェーンソーを持って現れる。どこからどう観てもEMINEMだ。こりゃ面白い。ここまで馬鹿馬鹿しくやってくれると、逆に気持ちいい。

  ヒップホップ系のステージっていうと、個人的には昔観たRUN DMC初来日のイメージがあったので、どうしても中弛みしそうな感じがあったのだが、ことEMINEMに関してはそんな心配皆無だった。まず曲がポップだし、オーディエンスに対してコール&レスポンスを求め、一体感を大事にしている。確かにMCがネイティヴ・イングリッシュ(しかもバリバリのスラング入り)だったため、何度か理解に苦しむ場面に遭遇したが、それを補うだけのエンタテインメントが満載だった。

  曲毎に現れるD12の面々や、同じグリーンステージに登場したXZIBITのメンバー。日本酒やエクスタシーを持ってきたり、「PURPLE RAIN」で踊るエクスタシー錠剤の着ぐるみ(背中に「E」の文字が)、中盤再びスクリーンに映し出されたアニメ「THE SLIM SHADY SHOW」、「日本のオーディエンスに『俺の名前は何?(MY NAME IS)』か言わせるんだ」とEMINEMがDJに言うと、わざとヒット曲「My Name Is…」のイントロを流す等の寸劇、そしてパイロ。これだけ馬鹿馬鹿しい要素を含んだショー、今まで観たことないわ。ある意味、俺の中では「ZOO TV」ツアーでのU2を超えたんじゃないかな。

  そして、笑いだけではない。ちゃんとオーディエンスに合いの手を求めたり、一緒に歌ってくれといって流れ出す「Stan」のあのフレーズ。どれを取っても笑顔と感動の瞬間だった。これはもう、言葉で言い表すよりも一度は観てほしい。終始笑いっぱなしで、90分が短いと感じるほど充実した内容だった。

2001年5月27日 (日)

TOOL『LATERALUS』(2001)

なんてタイトルをつけてしまったけど‥‥うわぁ‥‥しっかし凄いアルバムだわ‥‥言葉を失うね。購入してから既に10日経ってるが、必ず毎日家で1回は聴く。しかも78分通して。1度、通勤の車の中で試しに聴いてみたけど‥‥駄目だ、朝からこれは。沈んでしまう。帰り道でも一緒。疲れてるところに更に凹む。う~ん、なんて素晴らしいアルバムなんだ!?(多少自虐的)

というわけで、前作「AENIMA」から既に4年半以上もの月日が経ってしまっている。決して彼ら自身がこのインターバルを選んだわけではない。そう‥‥STONE ROSESとのケースに最も近いかも。要するに、前作まで所属していたレコード会社との裁判‥‥これが終了するまでは移籍はおろか、音源さえもリリースされることが許されなかったのだ。その間、日本では前のレーベルの日本での配給先が何度か変わったりしたため、ここ数年の間ずっと旧譜が廃盤状態となっている。この文を書いている今現在も、その状態に変わりはない。ただ、喜ばしいことに、この6月末に過去の作品が全て再発されるそうだ。新作が無事リリースされた事、そして初来日が決まったからだろう。

TOOLの凄みってなんだろう? 実は今までそれがちゃんと伝わっていなかったために、これまで「伝説的なカルトバンド」止まりで終わっていたのかもしれない。そう、アメリカでの大成功とは裏腹に(ちなみに前作は全米2位、このアルバムは初登場1位を記録している)。まぁそれも、このアルバムと7月のフジロックで多少は埋められるとは思うのだけど‥‥

このアルバムの楽曲を発売前に、彼らのオフィシャルサイトで視聴した。先行シングルとなる、アルバム5曲目の "Schism" がその曲なのだが‥‥6分48秒もある楽曲にも関わらず全く長さを感じさせないし、曲の盛り上げ方も空気間も独特なモノを持ってるし、聴いていて映像が頭に浮かぶんだな。これって最近の音楽(ロック)にはあまりないタイプなんじゃないだろうか? そう‥‥誤解を恐れずに言うなら‥‥一番近いところで、RADIOHEADの最近の作品に近い世界観を感じる。

レディヘと近い世界観‥‥ということで無理矢理こじつけてるように聞こえるかもしれないが、このTOOLも非常に「プログレ的」スタイルのバンドだと思うのだ。当然、過去の作品(特に前作)からもその空気は伝わってきていたが、このアルバムを聴くと特に「いよいよ」という印象を受ける。そうだな‥‥一番近いところで、KING CRIMSONとの比較が最も説得力があるんじゃないだろうか? レディヘのプログレ感ってクリムゾンというよりも、PINK FLOYD的なイメージの方が(特に最近は)強いように思う。勿論レディヘもクリムゾンからの影響はあると思うけど、ここではちょっと強引にそう区分させてもらう。

クリムゾンとの比較というけれど、そのクリムゾンも時期によって若干スタイルが異なっている。①デビュー当時、②「RED」前後のヘヴィメタリック路線、③'80年代のニューウェーブ路線、④'90年代前半の6人編成時代、そして今のような⑤テクノ的手法を用いた路線。各時代でメンバー構成も楽器構成も違うのだから、当たり前かもしれない。では、TOOLはどの時代と比較すべきか?というと‥‥独断と偏見で選ばせてもらうが、②と③時代に一番近いのではないだろうか? アルバムでいえば‥‥「STARLESS AND BIBLE BLACK」「RED」、そして「DISCIPLINE」等の3部作との比較ができると思う。ちゃんと両者の音に接している人なら理解してくれると思うが、何も音楽的に似ていると言っているのではない。先にも書いたように、「世界観」だったり「精神性」がこの頃のクリムゾンと近いのではないか?と思うのだ。

俺は「AENIMA」を初めて聴いた時、その頃台頭していた他のヘヴィ系バンド‥‥同時期にアルバムをリリースしてヒットさせていたKORN、MARILYN MANSON、NINE INCH NAILSといったバンド達とは、明らかに違う「世界観」を持ったバンドだなと思っていた。勿論、他のどのバンドも独自の「世界観」を持っていて、全く違う音楽をやっているのだが‥‥このTOOLに関しては‥‥なんとも説明できない魅力を持っていた。それは初めて "Stinkfist" のビデオクリップを見た時にも感じていた。だってメンバー出てこないで、モジャモジャした粘土が動き回ってるし。

この独特な「世界観」というのが、もしかしたら「プログレ」というのと関係するのかもしれない。確かにKORNにもその色を感じ取ることができるが、TOOLはまた違うんだな‥‥「押し」と「引き」の具合が絶妙というか。例えば先の "Schism" もそうだし、セカンド収録の "Stinkfist" もそうなのだけど、1曲の中で「起承転結」がはっきりとしている。その構成の上手さが長尺を感じさせない要因なのかもしれない。

それが特にこの新作になると、1~2分程度のインターミッションのような、次の曲への序章的小楽曲が幾つか収録されていて、より楽曲としての構成を際だったものとし、さらにはそれがアルバムの流れをより明確にしているように感じられる。クリムゾンの場合、CDだと1曲としてカウントされてしまっているが、実際には2曲3曲が合体してひとつの「楽曲」として成り立っている曲が数多くある。まぁそれはクリムゾンに限ったことではなくて、多くのプログレバンドに共通するのだか。

「世界観」を構成するもうひとつの要因として、楽器の使い方、アンサンブルも大いに関係してくる。TOOLの場合、特にインストパートが長い曲が多い。下手をしたら歌よりも長いんじゃないか?という曲さえある。自分は楽器をやっているから特にかもしれないが、ドラムひとつとっても、計算されたフレージングやプレイに耳を奪われる。変拍子の曲が多いことからも伺えると思うが、とにかくプレイヤーとしての技術の高さには驚かされる。特にこのアルバムでは、前作以上にもの凄いことをやっていたりする。一聴して今回は地味に聞こえるギターも、実はもの凄く機能的な役割を果たしているし、ドラムもシンバルひとつとってみても、ちゃんと計算されていたりするから、尚驚く。

これだけ書くと、「けっ、プログレとか変拍子とかいって、結局はプレイヤーのオナニーで、頭デッカチで難しいことやってるんじゃねぇの?」と穿った見方をする方もいるだろう。しかし、しかしだ。そこで終わらないのがこのバンド。3つ目の要因‥‥それは「歌メロが非常にポップ」だという点だろう。リスナーとして、これが一番惹かれる魅力じゃないだろうか? とにかくメロウ。先にも書いたが、初めて "Stinkfist" を聴いた時、その世界観や映像にも驚いたが、何よりも歌メロのポップさに驚いたことが大きい。そういえば、クリムゾンも歌メロだけは異常にポップな曲が多かったな‥‥ってのはちょっと強引すぎたか?

まぁ長々と書いてしまったが、これがTOOLの魅力であり、凄みなのだ。結局、この辺がちゃんと伝わっていないからダメだったわけで、そして伝えようにも国内盤が出ていなかったから尚更なのだ。雑誌でも殆どインタビューが載らず、そうなると取り上げられる機会も皆無に近い‥‥昨年、ボーカルのメイナード・キーナンが関わるプロジェクト、A PERFECT CIRCLEがアルバムリリース、そしてフジロックで来日したお陰で、多少TOOLへの認識度も高くなったように思うが、このアルバムとフジロックで更に知名度を上げてもらいたいものだ。

最後に‥‥どうでもいい話をひとつ。このバンド、絶対にジャズやってた人が多いと思う。特にリズム隊ね。そしてベースの方。あなた、IRON MAIDEN好きでしょ? 7曲目の2分33秒あたりのフレーズ、ありゃまさしくメイデンですよ、あんた!‥‥って、結局これが言いたいがために、俺はこんなに長い文を書いてきたのか‥‥いいのか、俺!?(そしてこんなオチでいいのか、俺‥‥)



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