カテゴリー「U2」の18件の記事

2020年4月27日 (月)

MICK JAGGER『GODDESS IN THE DOORWAY』(2001)

2001年11月に発表されたミック・ジャガーの4thソロアルバム。

ソロ名義では前作『WANDERING SPIRIT』(1993年)から8年9ヶ月ぶりのアルバム。同作以降、THE ROLLING STONESとして『VOODOO LOUNGE』(1994年)『BRIDGES TO BABYLON』(1997年)と精力的な活動が続き、それに伴うワールドツアーも大々的に行われていたので、ミック個人としてもアク抜き、もしくはインプットの意味でこのソロアルバムを制作したのでしょう。

ビル・ラズウェルやナイル・ロジャース(1st『SHE'S THE BOSS』)、デイヴ・スチュワート(2nd『PRIMITIVE COOL』)、リック・ルービン(3rd『WANDERING SPIRIT』)と毎回旬のプロデューサーを迎えて制作してきたソロ作ですが、この『GODDESS IN THE DOORWAY』ではストーンズでの仕事で知られるマット・クリフォード、AEROSMITHオジー・オズボーン、キャリー・アンダーウッド、フェイス・ヒルなど幅広いアーティストを手がけるマーティ・フレデリクセンとミック自身の3人による共同プロデュースで制作。楽曲の大半はミック単独で書かれたものですが、数曲でマット・クリフォードと共作、さらにロブ・トーマス(MATCHBOX TWENTY)、レニー・クラヴィッツ、ワイクリフ・ジョン(THE FUGEES)ともコラボしています。

前作がナマ感の強いバンドサウンドを軸にした作風だったのに対し、今作では曲ごとにバンドサウンドや打ち込みをセレクトした初期の路線に回帰。ただ、ポップス色濃厚だった『SHE'S THE BOSS』とも異なり、ゴスペルやソウル、ラテンなどのルーツミュージックを現代的に解釈した作風の、比較的地味な楽曲が揃った1枚に仕上がっています。

そういった意味では、過去3作と比較すると非常に肩の力が抜けているのが明確な作品かもしれません。それが、先のアク抜きにもつながり、ルーツミュージックの現代的解釈(および、さまざまなアーティストとのコラボ)がインプットになったのかなと。つまり、本作はアーティストとして制作することに意味を見出す、リスナー視点では評価の難しい1枚とも言えるでしょう。

もちろん、ミックが作っているんですから悪いわけがない。平均点以上の仕上がりですし、こちら側も今まで以上にリラックスして聴くことができる作品だと思います。でも、視点を変えると“アクの弱い”アルバムとも言えるわけでして。確かに、先のロブ・トーマスやレニー・クラヴィッツに加え、ボノ(U2)やジョー・ペリー(AEROSMITH)、ピート・タウンゼンド(THE WHO)といった豪華ゲストも多数参加しています。でも、そういったスタープレイヤーの華やかさが表出した作風というわけでもなく、過去のソロ作と比較してもどうにも影の薄い1枚とも言えるわけでして。

ライトリスナーにはオススメはしないけど、ストーンズファンなら聴いておいて損はしない。そんな1枚かもしれません。まあミックのソロに手を出すなんて、確実にストーンズにヤラれた人以外いないでしょうから(偏見です)。

 


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2020年1月 2日 (木)

banned songs of US radio after 9.11

つい先日、今年の9月11日に配信されたKERRNG!の記事「HERE ARE THE 164 SONGS THAT WERE BANNED FROM AMERICAN RADIO AFTER 9/11」がTwitterで流れてきたんですね。このリスト自体、これまでも完全版・不完全版問わずさまざまな形で流出していたと思いますし、実際僕も学生時代に湾岸戦争をテーマに「表現の自由」や「自主規制」について卒論を書いていたので、常に気になってチェックしていました。今回の記事も特別目新しさはなかったのですが、急にふと「そういえば、卒論書いてた90年代前半は実際にそういう曲を全部聴くのに相当苦労したけど、今ってストリーミングサービスがあるし、もしかしてこのリストの曲全部聴けるんじゃないかな……」と思ったんですね。

で、実際にプレイリストを作ってみようと思い、検索を開始……始めたのが明け方だったのですが、気づいたら1、2時間でプレイリスト完成。記事中に登場する曲名やアーティスト名に多少の間違いがあったので、ネット上で公開されている同様の記事(結局Wikipediaが一番便利でした)とも照らし合わせつつ、完全なるプレイリストを完成させました。

さすがに全曲ありました。すごいですね、Spotify(今回はApple Music版は作成せず。だって2つも作るの時間かかるし)。RAGE AGAINST THE MACHINEのみ全曲放送禁止だったので、本来なら彼らの楽曲はすべて入れるべきなんでしょうけど、それだと埒が明かないので各アルバムから主要ナンバー1曲ずつ、計4曲を入れることにしました。そこに「Knockin' On Heaven's Door」のみボブ・ディラン版とGUNS N' ROSES版の2曲を用意して、全168曲/11時間14分というアホほど長いプレイリストが完成したわけです(笑)。

一応、アーティスト名アルファベット順、複数の曲がリストにあるアーティストに関しては曲名もアルファベット順で並べてあります。なので、AC/DCみたいにいきなり7曲も続いてしまうこともありますが、シャッフル再生すると普通にラジオ感覚で楽しめるのではないでしょうか……しかも、いい曲ばかりですし。

こんなご時世だからこそ、こういった楽曲を手軽に楽しめる自由をかみしめつつ、今の生活に感謝したいと思います。またいつ、これらの楽曲やほかのヒット曲が放送禁止になるか、本当にわかりませんしね(しかも、あの当時よりも状況的には最悪ですから)。

 

2019年7月13日 (土)

U2『RATTLE AND HUM』(1988)

1988年10月にリリースされた、U2通算6作目のオリジナルアルバム。

本作は同年劇場公開された同タイトルの映画(邦題は『U2/魂の叫び』)のサウンドトラック的位置付けの内容で、映画自体は前作『THE JOSHUA TREE』(1987年)でのツアーと本作収録の新曲制作の模様を収めたドキュメンタリー作品。U2なりの「アメリカ再発見」と「ルーツの探求」がテーマなんでしょうけど、当時かなり酷評されたことをよく覚えています。

で、アルバムですがスタジオ録音の新曲9曲と、前作『THE JOSHUA TREE』(1987年)を携えたツアーで録音されたライブ音源6曲、インタールード2曲の計17曲で構成。アナログは2枚組、CDは1枚で発売され、前作のメガヒットも手伝って本作も全米/全英1位を獲得しています(アメリカでは500万枚以上の売上を記録)。また、このアルバムからは「Desire」(全米3位/全英1位)、「Angel Of Harlem」(全米14位/全英9位)、「When Love Comes To Town」(全米68位/全英6位)、「All I Want Is You」(全米83位/全英4位)というヒットシングルも生まれています。「アメリカ再発見」というわりに、“もろにアメリカ”な楽曲ばかりのシングルは「Desire」以外そこまで大きなヒットにつながっていないんですね。不思議です。

まあ余談はともかく。内容自体は当時のイケイケぶりが伝わってくる、なかなかの内容です。オープニングの「Helter Skelter」(ご存知ビートルズのカバー)からゆらゆらと始まり、ジ・エッジ(G)がリードボーカルを初めて担当した「Van Diemen’s Land」で一旦トーンダウンしてから、まさに“魂の叫び”という映画タイトルがぴったりなヒットソング「Desire」へと続く構成。今さらながら最高だと思います。

その後もボブ・ディランをハモンドオルガンでフィーチャーした「Hawkmoon 269」、そのディランの楽曲でジミヘンのカバーでも知られる「All Along The Watchtower」のライブテイク、さらにゴスペル隊をフィーチャーした「I Still Haven't Found What I'm Looking For」と、聴きどころ満載です。

前半はライブテイク多めですが、後半はスタジオ録音の新曲が続きます。ブラスを大々的にフィーチャーした「Angel Of Harlem」、ディランがボーカルでも参加した「Love Rescue Me」、B.B.キングとの暑苦しい(笑)バトルが繰り広げられる「When Love Comes To Town」、『THE JOSHUA TREE』よりも『THE UNFORGETTABLE FIRE』(1984年)路線に近い「Heartland」、ジョン・レノンの名曲に対して勝手にパート2を作ってしまった(笑)「God Part II」と個性的な楽曲ばかり。

そして終盤はジミヘンのウッドストックでの名演「The Star Spangled Banner」から「Bullet The Blue Sky」の激アツライブテイク、そのままラストの「All I Want Is You」へと続いていきます。全体通して約72分。本作発売当時(1988年)はCDの最長収録時間が74分と言われていたので、かなりマックスに近い容量だったことが伺えます。

アルバムとしてのまとまりはほぼないに等しいですが、『THE UNFORGETTABLE FIRE』から始まった“アメリカ/ルーツ探求”の完結編という意味ではこういった雑多な内容もありなのかなと。まあ、そもそもが映画とペアで語るべき内容なんでしょうけど。

当時は好きな曲とそうでもない曲の差が激しい1枚でしたが、大人になってから聴くと意外と全編通して楽しめてしまうのですから、不思議なものです。そりゃあ、このあとに能天気にサングラスつけてギラギラのジャケット羽織ったボノ(Vo)がエレクトロテイストの楽曲を歌う日が来るなんて、当時は想像もしてませんでしたからね(笑)。

 


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2019年6月25日 (火)

U2『THE UNFORGETTABLE FIRE』(1984)

1984年10月にリリースされた、U2通算4作目のスタジオアルバム。前作『WAR』(1983年)から1年7ヶ月ぶりの新作ですが、その間にライブアルバム『UNDER A BLOOD RED SKY』(1983年)があったりと、本格的なアメリカ進出に向け何かと活動が活発なタイミングでのリリースとなりました。実際、今作からは「Pride (In The Name Of Love)」(全英3位/全米33位)、「The Unforgettable Fire」(全英6位)というヒットが生まれ、アルバム自体も前作と同じく全英1位/全米12位という記録を残しています。

過去3作を手がけたスティーヴ・リリーホワイトから一転、本作ではプロデューサーにブライアン・イーノとダニエル・ラノワを迎えて制作。この変更が功を奏し、サウンド的にはもちろんのこと、楽曲面にも新たな可能性を感じさせるものを生み出すことに成功しました。

初期3作は青臭さと前のめりな熱量が大きな武器でしたが、本作では一歩引いたところから物事を俯瞰で眺めているような、そんな大人になったU2の姿がニューウェイヴ以降のサウンドプロダクションを用いて表現されている……なんて書いたら大げさでしょうか?

ボノ(Vo)の歌の強さ、熱さは相変わらずですが、それでも以前ほど叫ぼうとせず、むしろ歌い上げる程度に収めて感情を強く出しすぎないようにしている。そんな印象を受けます。例えば「A Sort Of Homecoming」や「The Unforgettable Fire」での歌唱はまさにこれに当てはまるんじゃないかなと。鋭さや怒りが目立った『WAR』までの作風と異なり、ここでは優しさや包容力が色濃く表れているように感じます。

もちろん、それもこれも『WAR』での成功があったからこそ。その経験をベースに、「Pride (In The Name Of Love)」では高らかに歌い上げ、「Wire」や「Indian Summer Sky」では『WAR』までの攻撃性を見せながらもどこか落ち落ち着き払っている。「Bad」や「Elvis Presley And America」のような長尺曲では、まるで物語を伝える語り部のように歌でストーリーを聴かせていく。こういった楽曲は過去3作にはなかったタイプであり、と同時に以降の彼らのスタイルにおける重要な雛形となった欠かすことができないナンバーでもある。こういった実験が、続くメガヒット作『THE JOSHUA TREE』(1987年)へとつながるわけです。

メンバーがシカゴで目にした、広島・長崎への原爆投下から生き延びた被害者が描いた絵。そのタイトルが本作のアルバムタイトルのもとになっています。ビリビリ響く『WAR』と有無を言わさぬ傑作『THE JOSHUA TREE』に挟まれ、若干地味な印象を与えてしまう本作ですが、何気にクセになる楽曲が多いんですよね。個人的にも中学生の頃に聴きまくった、大切な1枚です。

 


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2018年10月23日 (火)

U2『ALL THAT YOU CAN'T LEAVE BIHIND』(2000)

2000年10月にリリースされた、U2通算10作目のスタジオアルバム。これまで3枚で一区切りの3部作を3セットリリースしてきたU2ですが、2000年代に突入したこともあり、本作ここから再び新たなステージに突入したことを高らかに宣言するような力強いロックアルバムに仕上げられています。ランキング的にはイギリスで1位、アメリカでは5作連続で獲得した1位を逃す結果となりましたが(最高3位)、売り上げ的には400万枚以上と過去2作(1993年の『ZOOROPA』、1997年の『POP』)を大きく上回っています。また、「Beautiful Day」(全英1位、全米21位)、「Stuck in a Moment You Can't Get Out Of」(全英2位、全米52位)、「Elevation」(全英3位)、「Walk On」(全英5位)とイギリスでヒットシングルが多数生まれたのも本作の特徴です。

リードシングルとなった「Beautiful Day」を聴いて、きっと多くの(80年代のU2のみを愛好する)リスナーは「俺たち、私たちのU2が帰ってきた!」と喜んだのではないでしょうか。事実、このアルバムで展開されているのは90年代の彼らが試みたデジタル/エレクトロ路線とは一線を画する、大陸的なおおらかさを感じさせる“歌”が中心のロック/ポップソングなのですから。

「Stuck in a Moment You Can't Get Out Of」なんて名盤『THE JOSHUA TREE』(1987年)期を彷彿とさせるソウルフルなミディアムナンバーだし、「Elevation」はボノ(Vo)の<Hu〜>という節回しが往年のバンド像と重なるし……「そうそう、これこれ!」と膝を叩きたくなるよな楽曲がズラリと並びます。

けど、これって単なる原点回帰とか「90年代の失敗をなかったことに」した作品ではなく、しっかり“あの頃”もなかったことにせず通過した結果なんですよね。だって、絶対に『ACHTUNG BABY』(1991年)を通過していなければ生み出せていないような楽曲も多数含まれていますし(それはサウンド的にも、メロディ的にも)。「Elevation」はもちろん、「Kite」や「In A Little While」みたいな楽曲は確実に“『ACHTUNG BABY』以降”を強く感じさせますしね。

20年近くにわたる実験を経て、再びたどり着いた第二のデビューアルバム。もちろんそんな表現も可能でしょう。だとしたら、このデビューアルバムってとてつもなく強烈で豪華じゃないですか? 過去のいろんなエッセンスが凝縮されていて、ある種の集大成でもあるんだけど、と同時に新たな始まりを予感させるフレッシュさもある。20年選手ならではの落ち着き、安定感は至るところから感じられるけど、同じくらい新しいことが始まりそうなワクワク感も散りばめられている。これがあったから、続く『HOW TO DISMANTLE AN ATOMIC BOMB』(2004年)へと到達できたんだと考えると、非常に納得にいく1枚です。



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2018年5月29日 (火)

U2『ACHTUNG BABY』(1991)

1991年11月に発表された、U2通算7作目のオリジナルアルバム。『THE UNFORGETTABLE FIRE』(1984年)を機にアメリカのルーツミュージックへと傾倒し、続く『THE JOSHUA TREE』(1987年)、『RATTLE AND HUM』(1988年)でその傾向がピークへと到達したU2でしたが、90年代に突入すると同時にそのスタイルを激変させます。

これには80年代末からの世界情勢の変動が大きく影響していると言われています。ベルリンの壁崩壊、また米ソ冷戦状態の軟化、湾岸戦争勃発……こういった不安定な状況が、どこか軽薄でシニカルなスタンスを後押ししたと言っても過言ではないでしょう。

にしても、80年代からU2を聴いてきたリスナー……それこそU2といえば「New Year's Day」や「Sunday Bloody Sunday」というイメージを持っていた古くからのファンには、このダンスミュージック路線は驚き以上に失望を与えたのかもしれません。

しかし、本作はアメリカで1位、イギリスでも2位と高順位を記録し、特にアメリカでは『THE JOSHUA TREE』の1,000万枚に次ぐ800万枚というメガヒットを記録したのでした。つまり、U2の劇的変化は多くのリスナーにとっては好意的に受け入れられたということでしょう。

実際、楽曲の軸自体は“いかにもU2”なものが多く、メロディ自体はU2以外の何者でもないことは聴けばご理解いただけるかと思います。しかし、そのメロディをダンサブルなビートに乗せたり、「Zoo Station」みたいに“ドラム缶を叩くような”ドラムサウンドで表現したり、「The Fly」や「Mysterious Ways」のようにループさせたギターリフで曲を引っ張ったりと、それまでのU2からしたら非常に斬新なアレンジが随所に盛り込まれています。

とはいえ、「One」や「Who's Gonna Ride Your Wild Horses」みたいに80年代のU2を愛した人にもアピールするキャッチーな楽曲や、「Acrobat」のようにエモーショナルな楽曲もしっかり用意されているのですから、すべてがすべて変わってしまったわけではない。このバランス感が“ダンス3部作”と呼ばれる90年代のアルバムの中でも、特に優れているのが『ACHTUNG BABY』なんですよね。

「Zoo Station」で軽やかにスタートし、「Even Better Than The Real Thing」で加速する。中盤にキモとなる「The Fly」や「Mysterious Ways」が並び、終盤に進むにつれてダークさを増し、最後に「Love Is Blindness」で幕を降ろす構成も完璧。曲単位でも優れものですし、文句なしの1枚。個人的な趣味で言えば、『THE JOSHUA TREE』よりもお気に入りのアルバムです。



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2017年12月12日 (火)

U2『SONGS OF EXPERIENCE』(2017)

iTunesユーザーに無理やり送りつけ賛否両論を巻き起こした前作『SONGS OF INNOCENCE』(2014年)から3年ぶり、U2の通算14枚目となるスタジオアルバム。そのタイトルからからもわかるように前作と対となる作品で、本来はもっと早いタイミングにリリースされる予定でしたが、ボノ(Vo)の自転車事故による大怪我やその後のツアーなどもあって、結局通常のサイクル(にしてはいつもより早めですが)での発表となりました。

ロックバンドに憧れた頃の原点(ジョーイ・ラモーンジョー・ストラマーなど)を見つめ直した前作を“Innocence”と称するなら、“Experience”をタイトルに用いた今作はそこから40年近くにわたるU2の音楽探求史の現在地が示されたような1枚と言えるでしょう。いつになくボーカルにエフェクトを施した「Love Is All We Have Left」から「Lights Of Home」へと流れる緩やかなオープニングには驚かされますが、先行シングル「You're The Best Thing About Me」のようなポップサイド、90年代初頭の彼らを思わせる「Get Out Of Your Own Way」、「Vertigo」にも匹敵する骨太なロックンロール「American Soul」、80年代のルーツミュージック回帰期を彷彿とさせる「Summer Of Love」など、従来のU2の総決算といえるような楽曲がずらりと並びます。

後半も小気味良いギターリフの「Red Flag Day」を筆頭に、アコギのストロークと緩やかなリズムが気持ち良いロックンソウル「The Showman (Little More Better)」、ミニマムなサウンドが90年代中盤のテクノ3部作を思わせる「The Little Things That Give You Away」、作風的には2000年代のU2に近い「Landlady」、先行公開されていたリード曲「The Blackout」、これも2000年代の彼らの延長線上にあるミディアムスローの「Love Is Bigger Than Anything In Its Way」、13曲目だからこのタイトル?なソウルバラード「13 (There is A Light)」とU2らしい楽曲ばかり。約50分と通常の彼らの作品同様、とても聴きやすいバランスとなっています。

デラックスエディションにはこのほか、ボーナストラックが4〜5曲追加されるのですが、その大半がリミックスやバージョン違いなのでここでは割愛します。

前作と比較すると、例えばギターでがっつり引っ張るといった作風ではなく、リズムで遊びながら歌をじっくり聴かせる、そういうアルバムなのかなと思いました。また、テイストとしてエレクトロの要素がうっすら散りばめられているものの、やはりロックバンドとしての軸はブレておらず、90年代的なテイストが散見されつつも、あくまでそれも味付けといった印象。U2がU2であることを引き受けた……そんなアルバムなのかなと思いました。

たぶん、これを嫌いなU2ファンはいないんじゃないかな(難癖つけるめんどくさい輩はいるだろうけど)。そんな“らしい”アルバムです。



▼U2『SONGS OF EXPERIENCE』
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2017年10月 4日 (水)

ALICE COOPER『PARANORMAL』(2017)

アリス・クーパー通算27作目のスタジオアルバム。全米22位と大健闘した前作『WELCOME 2 MY NIGHTMARE』(2011年)から6年ぶりのオリジナルアルバムとなりますが、その間にジョニー・デップやジョー・ペリーAEROSMITH)と組んだHOLLYWOOD VAMPIRESのアルバム『HOLLYWOOD VAMPIRES』が2015年に発表されているので、新作としてはそこまで久しぶりという印象もなかったりするのですが、そこは御大が本気で臨んだオリジナルアルバム。当然、心して向き合うわけです。

全10曲で34分というトータルランニングにまず驚かされるのですが、1曲目「Paranormal」を聴いて、その不穏な空気感とメリーゴーランドのように展開していくアレンジに「これぞ!」と膝を叩きたくなるくらいワクワクするわけです。確かに『WELCOME 2 MY NIGHTMARE』も良い作品だと思いましたが、個人的にはちょっと長すぎかな、というのと曲調の幅が広すぎて散漫に感じてしまったので、もうそりゃあここで大きな期待を重ねるわけです。

で、2曲目「Dead Flies」以降は1曲目とは若干異なるテイスト……70年代初頭、ALICE COOPERというバンド名義だった時代のガレージロックサウンドが展開されていきます。正直1曲目を聴いた時点で求めていた路線ではなかったものの、これはこれで……僕、1989年に『TRASH』で復活して以降の作品で、それほど高く評価されていない『THE LAST TEMPTATION』(1994年)が一番好きだったりするので、本作の路線は個人的に大々的に支持したいくらいなので、本作の路線はアリだと思っています。

この路線に着地したのって、例えばHOLLYWOOD VAMPIRESからの流れだったり、本作のドラムをU2のラリーが担当していたり、オリジナルメンバーのデニス・ダナウェイ(B)、ニール・スミス(Dr)、マイケル・ブルース(G)で録音するなどのアイデアが生まれたからなんでしょうかね。ゲストプレイヤーとしてZZ TOPのビリー・ギボンズ(G)や DEEP PURPLEのロジャー・グローヴァー(B)、そしてスティーヴ・ハンター(G)といった豪華なのか地味なのか微妙な布陣が参加していますが、それによって特に派手に仕上がることもなく。それでいいんでしょうけどね、本作の場合は。

また本作は永久仕様としてボーナスディスクが付いており、そちらにデニス、ニール、マイケルのオリメンが参加した新曲2曲と、「No More Mr.Nice Guy」「Under My Wheels」「Billion Dollar Babies」「Feed My Frankenstein」「Only Women Bleed」「School's Out」と往年(+90年代前半)の代表曲のライブテイクを聴くことができます。新曲2曲はちょっとユルユルかな……というシンプルなロックンロール。本編に入れるには軽すぎるし、ちょっとしたお遊びとして楽しむには十分かな。このボーナスディスクの内容を足しても70分には満たないし、全部1枚にまとめられるじゃんと思う人も多いみたいだけど、やっぱりアリス自身はディスク1の10曲で完結させたいという思いがつy買ったんじゃないかな。オリメンとの2曲はEPみたいな扱いで、アルバム本編とは別という。アルバム本編でも9曲目「Rats」がオリメンで演奏された楽曲だけど、こっちはもっとソリッドな仕上がりで、本編の流れに沿っているので収録を決めたと。そういうことなんでしょう。

とうわけで、本気で支持したいこのアルバム。全米32位と前作には及びませんでしたが、僕は大好きですよ。非常にライブ向きですし。

そういえば、まもなく『LOUD PARK 2017』で久しぶりに来日しますね。前回の来日は2008年3月。単独公演とは違ってフルセットを楽しめるわけではありませんし、そうなると新曲もどれだけ削られるのかわかりませんが、今は素直に久しぶりの新作と久しぶりの来日に対して、素直に酔いしれたいと思います。

 

▼ALICE COOPER『PARANORMAL』
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2017年9月 5日 (火)

U2『THE JOSHUA TREE』(1987)

1987年3月にリリースされた、U2通算5作目のスタジオアルバムにして最大のヒット作。もう30年も前の話なんですね。前々作『WAR』(1983年)、前作『THE UNFORGETTABLE FIRE』(1984年)がともに全米12位、マルチプラチナム獲得とアメリカでの成功を手にした彼らでしたが、このアルバムではアメリカで初の1位を獲得。本作からのシングルも「With Or Without You」「I Still Haven't Found What I'm Looking For」の2曲が全米1位に輝き、気づけばアルバムは1000万枚を超えるメガヒット作となりました。

デビュー作『BOY』(1980年)から3rdアルバム『WAR』までを“アイルランド3部作(あるいはヨーロッパ3部作)”と呼ぶならば、4th『THE UNFORGETTABLE FIRE』、本作『THE JOSHUA TREE』、そして6th『RATTLE AND HUM』(1988年)はソウルやゴスペル、ブルースといったアメリカ音楽へと接近していく“アメリカ3部作”と呼ぶことができるかと思います。『THE UNFORGETTABLE FIRE』ではまだまだ序の口だった(というかサウンド的にはまだヨーロッパのバンド特有の湿り気が残っていた)ルーツミュージックへの接近も、本作で一気に本格化。「I Still Haven't Found What I'm Looking For」や「Running To Stand Still」などはまさにそのスタイルを極めた楽曲と言えるでしょう。

かと思えば、アメリカンロック的なスケール感の大きさを兼ね備えた「Where The Streets Have No Name」や「With Or Without You」みたいな曲もあるし、“いかにもU2”な疾走感を持つ「In God's Country」、ヘヴィさを極めた「Bullet The Blue Sky」「Exit」もある。さらに歌詞に目を向けると、彼らの宗教観であったりアメリカ社会に対する警告(政治や戦争に対する批判)が綴られている。アルバム全体を通して聴くと穏やかさが目立つ1枚かもしれませんが、深く知れば知るほど実はものすごくシリアスで“攻め”のアルバムなんだということが理解できるかと思います。

正直、この時期(80年代後半)のU2はイメージ的には地味そのものです。ボノ(Vo)がロンゲになって後ろ縛りにしたり、ジ・エッジ(G)の風貌はアメリカの片田舎にいそうなオッサンみたいだし。等身大のままバンドが大きくなっていった初期3作の頃と比べると、そりゃあ地味です。が、バンドの人気やセールスが過去最大級に肥大していく中で、彼ら自身がそういった現実と折り合いをつけるため、バランスをとるためだったとしたら……90年代の奇行(笑)を考えれば、なんとなく納得できる気がするんですよね。

ちょっと余談になってしまいましたが、とにかくアルバム自体は本当に素晴らしいし、これ以上書くことがないくらいに完璧な1枚だと思います。できることなら、ぜひ歌詞・対訳を手にしながら浸ってほしい作品です。



▼U2『THE JOSHUA TREE』
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2017年1月 9日 (月)

祝ご成人(1996年4月〜1997年3月発売の洋楽アルバム20枚)

新成人の皆さん、おめでとうございます。2014年度に初めて実施したこの企画、今回で3回目を迎えます。今年も新成人の皆さんが生まれた年(学年的に1996年4月〜1997年3月の期間)にリリースされた洋楽アルバムの中から、個人的思い入れがある作品を20枚ピックアップしました。どれも名盤ばかりなので、もし聴いたことがないという作品がありましたら、この機会にお手にしてみてはいかがでしょうか。とは言いながらも大半が名盤中の名盤なので、聴いたことがあるものばかりかもしれませんが。

作品の並びはすべてアルファベット順です。(2014年度の新成人編はこちら、2015年度の新成人編はこちらです)


ATARI TEENAGE RIOT『THE FUTURE OF WAR』(Amazon

BECK『ODELAY』(Amazon

BLUR『BLUR』(Amazon)(レビュー

DEF LEPPARD『SLANG』(Amazon)(レビュー

THE HELLACOPTERS『SUPERSHITTY TO THE MAX!』(Amazon)(レビュー

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