カテゴリー「YELLOW MONKEY, THE」の8件の記事

2019年7月 1日 (月)

2019年上半期総括(ベストアルバム10)

恒例となった上半期ベスト。ひとまず7月1日現在の10枚を紹介したいと思います。バランスとしては洋楽5枚、邦楽5枚というセレクトで順位など関係なし。ミニアルバムやEPは外し、フルアルバムのみをピックアップしました。

 

BRING ME THE HORIZON『AMO』(amazon)(レビュー

THE CHEMICAL BROTHERS『NO GEOGRAPHY』(amazon

FEVER 333『STRENGTH IN NUMB333RS』 (amazon)(レビュー

WEEZER『WEEZER (BLACK ALBUM)』(amazon)(レビュー

THE WiLDHEARTS『RENAISSANCE MEN』(amazon)(レビュー

AAAMYYY『BODY』(amazon

Eve『おとぎ』(amazon

THE NOVEMBERS『ANGELS』(amazon

THE YELLOW MONKEY『9999』(amazon

ドレスコーズ『ジャズ』(amazon

洋楽は候補が多くて最初こそ迷いましたが、「よく聴いた5枚」という当初のこの枠のコンセプトに基づいて選んだら、すんなり決まりました。逆に邦楽は最後までドレスコーズとサカナクションとMORRIEさんの新作を入れるか入れないか迷い、結果としてこういう5枚に。MORRIEさんの新作、HMV限定販売ですし配信もないんですよね。そのへんも考慮してということではないですが、やっぱりドレスコーズ『ジャズ』はいろんな意味で衝撃だったので、初志貫徹で。

2019年3月12日 (火)

「#平成の30枚」

Twitterのハッシュタグでよく目にする「#平成の30枚」という企画。これ、面白いですね。30年を30枚のアルバムで紹介するというのは、いろんな側面があると思うんですよ。一般的な名盤なのか、その年バカ売れしたものなのか、あるいはもっと私的な選出なのか。でも、そのどれを取ってもいろいろ見えてくるものがある。30枚くらいだからちょうどいいんでしょうね。これが昭和だったら……無理か(苦笑)。

ということで、こういうのに便乗するのが好きな私としては、とりあえず記録として残しておこうと。ただ、普通にTwitter上に残すのは違うよね、せっかくならこっちだよねってことで、無理くり1989年から2018年までの30年をすごい勢いで振り返ってみました。平成元年(1989年)っていうと、自分が高2〜高3の時期。音楽的にも多感だった10代後半の終盤ですね。特に90年代半ばまでは思い出深い作品がたくさんあるだけに1年1枚縛りはなかなかキツイものがありますが……あえて自分内でルールを作って選出しました。

① 同じアーティストのアルバムは複数枚選ばない(バンド/ソロは例外とする)
② 可能な限り今の自分の直感に従う(過去BEST OF企画の年間1位に選んだとしても今回も選ぶとは限らない。今の感覚で選ぶ)
③ 2枚同時発売など連作となっているものは例外として2枚選出も可(ガンズとかラルクみたいなね。ガンズは関係ないけど)

以上、これだけを守って選んだら……やっぱりキツかった(笑)。さて、個人的な思い入れ乱れまくりの30枚、ぜひご堪能あれ。


平成元年(1989年)
X『BLUE BLOOD』(Spotify

平成2年(1990年)
ユニコーン『ケダモノの嵐』(Spotify

平成3年(1991年)
BUCK-TICK『狂った太陽』(Spotify

平成4年(1992年)
佐野元春『sweet16』(Spotify

平成5年(1993年)
LUNA SEA『EDEN』(Spotify

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2017年12月31日 (日)

2017年総括(3):アイドルソング&印象的なライブ編

このエントリーで最後。こちらではアイドルソング10曲と、2017年印象に残ったライブ5本を紹介したいと思います。順位は付けませんが、特に印象に残った楽曲には「●」を付けています。

まずはアイドルソング10選から


■アイドルソング10曲(アルファベット→五十音順)

・BiSH「プロミスザスター」

・Maison book girl「言選り」

・sora tob sakana「ribbon」

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2004年12月27日 (月)

THE YELLOW MONKEY『MOTHER OF ALL THE BEST』(2004)

 2004年12月26日。本当の意味での終焉を迎えたTHE YELLOW MONKEY。9月末に出版された某雑誌でのメンバー全員個別インタビューを皮切りに、過去のDVD作品ボックスセット化(PV編とライヴ編に分けられている)やラストライヴとなった東京ドーム公演の完全映像化、そしてメンバー4人が選曲/監修に当たったという2枚組ベストアルバムのリリース、更には東京ドームを含むファンイベントの開催、等々。単に「最後の集金」と切り捨てることも出来るだろうけど、俺は‥‥ファンに対して最後まで非常に忠実なバンドだな、と。「7月には既に解散してました」という事後報告で済ませることも出来たはずなのに、最後の最後にメンバー4人が揃ってファンの前に姿を現すなんて、普通の「解散済みのバンド」には考えられないからね。それだけ今回の解散っていう決断が、他所のバンドのそれとは違った意味を持つものなのかな‥‥いや、真相は当人達にしか理解し得ないものだろうけど(今知ったんだけど、東京ドームでメンバー4人が登場、"JAM" を演奏したそうですね。それに対して賛否あるようですが‥‥個人的には行かないで正解だったかな、と。たった1曲。聴けない人間/聴ける人間が出来てしまう不公平さ。そして既に「終っている」等々含めても、この演奏に何の意味があるのかは現時点では判りませんが。きっと数年経てば、自ずと答えが出るはず。いろんな意味でね)。

 12月にリリースされた、初めてメンバーが監修に加わったベスト盤「MOTHER OF ALL THE BEST」。これまでもTRIAD時代にレコード会社主導のベスト盤が2枚出てるし、TRIAD/BMG両社からリリースしたシングル曲を集めたベスト盤もリリースされてるけど、それらは全てメンバーが望まない形でリリースされたものであり(いや、許諾はしたのかもしれないけど、内容にまでは関わってないからね)、そういう意味では今回は「真の意味でのベスト盤」ということになるのかな。

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2004年12月 2日 (木)

THE YELLOW MONKEY『JAGUAR HARD PAIN』(1994)

 2004年もあと1ヶ月を切ってしまったので、1994年ネタもあと30日くらいしか扱えないわけですか‥‥そろそろ洋楽以外にも気になる作品を取り上げてみますか。

 1994年の日本の音楽シーンってどうだったか、皆さん覚えてます? コーネリアスが1stアルバムリリースしたり小沢健二が「LIFE」をリリースしたり、奥田民生が "愛のために" でソロデビューしたりMr.Childrenがアルバム「Atomic Heart」をリリースして "innocent world" でレコード大賞を獲得してしまったり。LUNA SEAが "ROSIER" で大ブレイクしてGLAYが "RAIN" でメジャーデビューして。そんな1年なんですよね。

 でこの年、個人的に印象に残ってるアルバムのひとつに、THE YELLOW MONKEYの3rdアルバム「JAGUAR HARD PAIN」というコンセプトアルバムがあるんですね。イエモン自体はデビュー時から追っていて、非常に気に入っていたバンドのひとつだったわけですが、このアルバムが俺的には決定打となりましたね。コンセプトアルバムといわれてるけど、過去2枚のアルバムよりもポップ且つコンパクトな曲が多いんですよね。歌詞は勿論初期の彼等らしい独特(文学で、エログロで、そしてロケンロー)な世界観を持った唯一無二のもので、聴き手を選ぶかもしれません。が、だからこそ俺は惹かれたんですよ。いや、惹かれたというよりも、ジェラシーを感じましたね。

 このアルバムを経て、まるで憑き物が落ちたかのようにどんどんとポップ且つメジャーになっていったイエモン。勿論その後の作品も大好きですよ。けど、この頃のツアーを思い出すと、正直今でも鳥肌立ちますね。個人的にはこの作品と「SICKS」が彼等のベストだと思ってます。



▼THE YELLOW MONKEY『JAGUAR HARD PAIN』
amazon

2004年9月30日 (木)

重い

 「bridge」最新号を、ついつい買ってしまった。イベント前だというのに。フェス前だというのに。

 ‥‥で、ぶっ続けて読んじまったよ、イエモンのインタビュー。

 やっぱ好きなバンドのひとつだっただけに、読みたくなかったんだけど、いや、やっぱり読まないと俺も前へ進めないしね、ファンとして。

 実は未だにロビンのソロには懐疑的に感じてる部分があったのね。シングル聴いても、アルバム聴いても。けど、インタビュー読んだら、全部許せた気がするわ。好きになるかどうかは別として。

 とにかく、次のアルバムだね。エマをサポートに迎えて、一体どんなことになっていくのか。そして、本当に来年ライヴをやるのか。

 最後に観たロビンは、数年前のジョン・レノン祭り@さいたまSAだもん。あれだって、東京ドームに行けなかったから無理して行ったようなもんなのにさ。

 ‥‥あれからもう3年経ってるのね。早いね。



▼THE YELLOW MONKEY「MOTHER OF ALL THE BEST」(amazon:初回限定盤通常盤


 話題は変わり、民生新作CD-DAでのリリース。おめでと! 久し振りに会社のPC前で声出して唸っちまったよ。絶対に買うから。つーか民生で買わないアルバムなんてありえないから、ユニコーン時代から含めてさ。ユニコーンのファースト、リリースされてから間もなくに買ってるような奴だし。



▼奥田民生「LION」(amazon

2004年1月15日 (木)

YOSHII LOVINSON『SWEET CANDY RAIN』(2004)

  THE YELLOW MONKEYのシンガー、吉井和哉のソロプロジェクトといえる「YOSHII LOVINSON」名義の、2枚目のシングルとなる「SWEET CANDY RAIN」。昨年秋になってようやく、「TALI」という名曲と共に表舞台に戻ってきた吉井。しかしながらこのシングルがCCCDということもあり、うちでは取り上げることができませんでした。有線やラジオでは毎日何度も耳にしたこの曲、如何にも「イエモンの吉井」が戻ってきた!といったようなメロウでセンチな楽曲で、俺も大好きだったわけですが、今回のシングル‥‥これはある意味異色作であり、ここからが「YOSHII LOVINSONの本性」剥き出しといった感じなのかもしれません。

  "TALI" という楽曲が比較的「解りやすく」、従来のファンにも受け入れられやすい作風だったのに対し、今回のタイトルトラック "SWEET CANDY RAIN" はとても地味で、それでいて重くて暗くて深い。これまでの吉井だったら絶対にシングルには持ってこなかったタイプの楽曲なのですが‥‥これもまた吉井らしさ全開の1曲なんですよ。ドラム以外の楽器(ギターとベース)は全て吉井自身が手掛けていることも関係あり、バックトラックの演奏自体は無駄をそぎ落とした、非常にシンプルな構成。悪く言えばスカスカなんですが‥‥そうすることによって余計にこの曲の深みが増すという。その楽曲を作った人間だからこそ判るといいましょうか、全てにおいての責任を吉井が背負い込むことで、イエモン時代とはある意味正反対な表現方法を選んだようです。無駄をそぎ落とすという意味では両者に共通する要素なんですが、方やそれでも「煌びやかで艶やか」に出来上がる4人の個性のぶつかり合い、そしてこちらはそれをひとりで担うという重労働且つ自由度が高い「何でもあり」な空間。確かに各楽曲での作詞作曲の表現方法も以前とは少々異なっているように感じられますが、根本にあるものは変わっていない、いや、変わりようがないわけで。どこからどう聴いても吉井そのものなはずなのに、イエモンとは全く異質な何かを感じる。"SPIRIT'S COMING (GET OUT I LOVE ROLLING STONES)" なんていうシンプルなロックンロールも、イエモンだったらもっと違った表現手段を用いたはずなのに。勿論、他の3人の個性が加わらないから違うのは当たり前なのですが、両者でのソングライターは共に吉井なのに‥‥どこか違う。実験的で如何にも「ソロでやりそう」なイメージが強い "70 GO" にしても同様。

  イエモンでは一足先にヒーセがHEESEY WITH DUDES名義でシングルやアルバムをリリースしていますが、こちらは我々が想像する「イエモンのヒーセ」をそのまま絵に描いたかのようなグラマラスでワイルドなハードロックを展開してくれたのですが‥‥勿論、吉井にしろ「ソロとなるといろいろ考えるんだろうな?」とはファンも考えていたはずなんです。しかし、ここまで濃いものを持ってくるとは‥‥正直、想像してた以上の代物でしたよこれは。

  至極当たり前なことを書きますが‥‥やっぱりTHE YELLOW MONKYEは吉井ひとりでは成り立たない。あの4人だったからこそ成し得た「奇跡」だったんだな、と。だからといってヒーセや吉井のソロがイエモンよりも劣ると言ってるんじゃないですよ。愛着が強い分、これをすんなり受け入れるには、もうちょっと時間が必要かな、と。あと、たった数曲でこういう判断をしてしまうのも、ちょっと気が引けるんですけどね‥‥ひと月後にはいよいよ吉井のファーストアルバムが到着します。今のところCD-DAでのリリースみたいですが‥‥CCCDだったら相当凹みます。最終的な判断はそのアルバムを聴いて下すことにします。なので今回はここまで。

  あー、やっぱり俺ってイエモン大好きだったんだなぁ‥‥そんなことをふと思い出させてくれる、そんなシングル。「吉井和哉というソングライター/シンガー」が好きだったのではなくて「THE YELLOW MONKEYの吉井和哉」が好きだったんだなぁ、と。そう気づかせてくれた今回のソロ活動。改めて失ったものの大きさを実感すると同時に、今後起こる「何か」が全く想像つかないだけに‥‥楽しみであるのと同時に、非常に不安なわけですよ。大成功したバンドから独り立ちしてソロになり、マニアックになりすぎて失速するというパターン、過去何度も見てきてるわけですからね。有無を言わせぬ大傑作を期待しております。



▼YOSHII LOVINSON『SWEET CANDY RAIN』
(amazon:国内盤CD

2003年4月 2日 (水)

THE YELLOW MONKEY『SO ALIVE』(1999)

  THE YELLOW MONKEYが活動休止に突入してから早くも2年もの月日が経ちました。2000年夏に8枚目のオリジナルアルバム「8」をリリースし、翌年1月の東京ドーム公演をもって活動休止期間に突入したわけですが、この2年の間に各メンバーの表だったソロ活動はというと‥‥吉井和哉が2001年10月のジョン・レノン・トリビュート・ライヴに出演と、今年に入ってベースの広瀬洋一がHEESEY WITH THE DUDESとしてシングルとアルバムをリリース、ライヴもやっと行った程度で、菊地兄弟に関しては何の音沙汰もなし(あ、兄の方は本出したか)。一体何をやっているんだよ、イエモンの面々よ! 俺はマジで悲しいよ。確かに「8」を聴いた時は「‥‥煮詰まってきてるのかなぁ‥‥」と感じたよ。実際そうだったのかもしれない。もしかしたら「SICKS」、「PUNCH DRUNKARD」の2枚、そしてそれらのアルバムに伴う長期ツアー(特に「PUNCH DRUNKARD」での100本以上に及ぶロングツアーは未だに記憶に残ってることと思います)でバンドとしてのひとつのピークを迎えてしまったのか、そしてそれを超えるような新しい道を模索するために、一旦バンド活動をリセットしたのか‥‥正直に言うと、俺はどんなにつまらない作品を連発しようが、それが実験的すぎてファンが離れようが、ミュージシャンとしてその軌跡を我々の胸に刻んで欲しかったな、と。凄く好きな、そしてリスペクトするバンドなだけにとても残念でなりません。

  今回紹介するライヴ盤は、その100本以上もやったロングツアー(1998年4月~1999年3月)の中から、ベストテイクといえるようなライヴ録音を編集した作品。ライヴビデオが主流の昨今、何故彼等がこういったライヴ盤に拘ったのか、イエモンをよく知るファンなら何となく察しがつくんじゃないでしょうか。彼等の愛したKISSやAEROSMITHは、その活動の節目節目に素晴らしいライヴアルバムをリリースしてるんですね。そしてそういったライヴ盤の方がスタジオ作品よりも愛着があるって人も多い。実際、イエモンの4人もそうなんじゃないかな。じゃなきゃツアーファイナルを完全収録したビデオ出しながらも、こういったライヴ盤まで出さないよね普通。単純に自分で聴きたかった‥‥あるいは各地のライヴ会場に足を運んでくれたファンに対する感謝の気持ちなのか‥‥ロビンの煽りにやたらと地名が入ったテイクが多いのも、もしかしたらその表れなのかもね。

  約70分、全12曲(シークレットトラックがあるので、実際には13曲)というのは、彼等のライヴからすれば恐らく半分程度の内容だと思うんですが、それでも要所要所のハイライトを抑えつつ‥‥というより、前半のノセる曲の連発な、アナログでいうA面‥‥"パンチドランカー"でスタートして、そのまま"ROCK STAR"へと流れていくライヴ頭の流れ。そしてヘヴィな"TVのシンガー"、ノリのいいストレートな"ゴージャス"、イエモンの定番リズムを持った"Tactics"。そのまま"見して 見して"へと続くかと思わせてフェードアウト‥‥の後、いきなりクライマックスが連発するんですよね‥‥静と動の対比が素晴らしい名曲"球根"から、情熱的な"BURN"へ、そのまま静かに、そして徐々に、徐々にと熱く燃え上がる"JAM"、ライヴ終盤の盛り上げ隊長"LOVE LOVE SHOW"、そして本編ラストを飾ることが多い"悲しきASIAN BOY"。どうよ、この怒濤の名曲オンパレードは!? 本当のライヴでこんな並びで連発された日にゃ、俺は間違いなく鼻血吹くね。そう、多分実際のライヴではあり得ない並びだからこそのライヴ盤なのかも。曲順に関しては実際の(当時の)ライヴとは違うんだろうけど、俺はこういうファンサービス、ありだと思う。しかもバンドが一番脂の乗った時期だっただけに、こういう音源を残せたってのは今となっては良かったのかもしれないね。

  個人的には、所謂B面‥‥怒濤のヒットメドレーね‥‥の後に続く、アンコール的な"SO YOUNG"を聴くとマジ泣きしそうになるのね。この曲って歌詞を含めて、彼等が影響を受けたAEROSMITHでありLED ZEPPELINでありデヴィッド・ボウイといったアーティスト達からの影響がストレートに見え隠れして、そしてそれが全然嫌味じゃなく、ちゃんとイエモンの楽曲として成立してる。そう、ここで一旦完成しちゃったんだよね。到達しちゃったんだよな‥‥だからこそ、その続きが見たかったのに。それが我々が望むものであろうがなかろうが‥‥ショーを続けて欲しかったよマジで。

  そして、ホントのボーナストラックといえるであろう"真珠色の革命時代(Pearl Light Of Revolution)"の、生ストリングスとの共演バージョンがまた泣かせる(恐らく年末の「メカラウロコ」武道館公演からだよね?)。バンドとしての集大成という印象。ここまで完成され尽くしたライヴを聴かせておきながら、最後の最後に‥‥シークレットトラックとして録音状態も悪い、正しくインディーズ時代に戻ったかのような"WELCOME TO MY DOG HOUSE"が登場するんだから。エアロの「LIVE BOOTLEG」における "Draw The Line" みたいだよね(エアロのライヴ盤では、この曲はホンモノのブートらしくクレジットされていないのに、とある曲の後にいきなり登場するという仕組み。ま、日本盤にはしっかりクレジットされちゃってるんですが)。こういうの、ホント好きね、この人達。

  今30代以上の人達って、洋楽の教科書として今は亡き雑誌「ミュージックライフ」に頼ってませんでした? 勿論俺も。それとか「ロックショウ」とかね。まだまだロックが煌びやかなイメージを持っていた'70年代~'80年代の洋楽ロック。それを当の欧米人以上にリアルに且つ胡散臭く再現してくれたのが、自称「ジャパニーズ・ナンバーワン・ロックンロール・バンド」THE YELLOW MONKEY。活動期間中、結局どこにも属さずに独特な空気を醸しだしていた彼等が、今は恋しくて仕方ないです。「ソロは失敗でした」と素直に言ってくれてもいいし、ひねくれて「お前らが俺達を忘れた今、また悪夢を見せてやるよ」とか言ってくれてもいい。こんな時代だからこそ、彼等のロックンロールが必要なんです。バンドブームの嵐の中結成されたイエモンだからこそ、こんな今の日本の音楽シーンに風穴をブチ開けてくれるんじゃないかと‥‥みんなもそう思わないかい?



▼THE YELLOW MONKEY『SO ALIVE』
(amazon:国内盤CD

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