2007/10/24

ZIGGY「NOW AND FOREVER」

今年でメジャーデビュー20周年を迎えたZIGGY。前作「JUST A ROCKIN' NITE」から約3年ぶりとなるオリジナルアルバム「NOW AND FOREVER」が、ついにリリースされました。ここまでの道のりは、正直かなり長いものがありました。長期のライブ活動休止(結局2年くらい休んだ?)、ベーシストの脱退、各メンバーのソロ/ユニット活動などなど。今年に入ってからも各ユニットが動いてるもんだから、「本当に今年動きがなかったら、もう解散だろうな……」と覚悟を決めてたファンも多いんじゃないでしょうか。

この春、ようやく「正式メンバーは残った森重・松尾・JOEの3人のみ。サポートメンバーとしてベースとギターを迎えた5人編成でライブ/レコーディングを行う」と発表。7月にはライブを行い、ようやく10月24日にアルバム「NOW AND FOREVER」がリリースされたのでした。

さて、その音ですが。サポートとして参加している五十嵐"jimmy"正彦(G/EASY WALKERS)、市川"James"洋二(B/元THE STREET SLIDERS)というメンツからも想像がつくような、かなりアーシーでルーツ寄りのロックンロール。前作からZIGGY本来の持ち味のひとつ「ポップ/パンク」色を排除した、かなり渋い作風となっています。ぶっちゃけ、ここまでルーズなロックンロールアルバムをZIGGYの新作として聴くことになるなんて、誰も想像してなかったんじゃないかな。森重や松尾のソロならまだしも、ここはZIGGYですよ。しかも3年も待たせて、挙げ句デビュー20周年のアニバーサリーイヤーに、ファンが求めるような「ハードでポップでキャッチーなロックンロール」とは違ったアルバムを持ってきたんだから。

えーっとね、最初に断っておきたいんだけど、決して駄作とは行ってませんよ。このメンツならではの、非常にハイレベルなロックンロールアルバムだと思います。そこは間違いない事実。森重や松尾の魅力が思う存分発揮された、気持ちいいアルバムなんですよ。でも……ここまで枯れちゃっていいの?というのもまた本音。毎回「I'M GETTIN' BLUE」や「GLORIA」「HEAVEN AND HELL」みたいな曲を作れとは言わないけど、ZIGGYならではの「幕の内弁当」的なバラエティはここにはないよね。どちらかというと「頑固オヤジが営む、1品しかメニューのないこだわりのラーメン屋」みたいな、そんな音。逆に徹底してるからこそ、本格的な「らしさ」がにじみ出てる。だけど……

実は1ヶ月以上前にサンプルをいただいて、週に1回くらいの頻度で聴いてました。「週に1回」というのは、続けて数回とか聴く気になれなかったということ。こういう音は三度の飯より大好きなんだけど、これを2007年のZIGGYがやる必然性がどこにあったのかなぁ……と。このインタビューとか読んじゃうと、じゃあ仕方ないよねと思わなくもないけど、だからといって大絶賛する気にもなれない。ライブディスクも聴いたけど、ギター2本なのに「I'M GETTIN' BLUE」や「GLORIA」といった曲で以前ほどの迫力を感じないのはなぜだろう。ドラムもボーカルも前のままなのにね。

正直、ライブはつらそうだなぁ。今回のツアーは足を運ぶの、控えようかと思います。別に彼らにとっては今回はお祭りモードとかそういうのじゃなさそうだし。単純に「NOW AND FOREVER」という地味なアルバムが出来て、それをプロモーションするためのツアーとしか考えてないのかもね。それはそれでいいんじゃないでしょうか。



▼ZIGGY「NOW AND FOREVER」(amazon:LIVE CD EDITIONPV EDITION

投稿: 2007 10 24 12:10 午前 [2007年の新譜レビュー, ZIGGYさんとか] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2006/09/27

The DUST'N'BONEZ「ROCK'N'ROLL CIRCUS」

 ZIGGYの森重樹一、元ZIGGYの戸城憲夫が中心となり2004年に結成されたバンド「The DUST'N'BONEZ」。何度も書くけど、「それって'90年代前半のZIGGYとどう違うの?」という疑問がふつふつと沸き上がってくるわけですが……そう、違うんですよ。正直な話、今のZIGGYにはない『毒』がタップリ詰まってる。今のZIGGYが決して悪いわけではない、だけど……森重ひとりがメインソングライターとして右往左往する今のZIGGYとは違って、やはり戸城の書く曲にはこの要素が色濃く表れてるわけです。

 1stアルバム「FLAME SKULL BASTARDS」が発表されたのが、2004年11月。あれから2年が経ち、当初インディーズからのリリースだった彼らがついにメジャーから2ndアルバムを発表することに……ってZIGGYや森重ソロと同じレーベルからなんだけど。ZIGGY自体は昨年1月の「JUST A ROCKIN'NITE」以来新曲のリリースはないし、活動自体が昨年9月のライブを最後に休止中なんだけどね。なのに2006年はSIONと森重とのユニットや、森重&松尾による「THE PRODIGAL SONS」、勿論森重ソロツアーもあったりしたので、それなりに……いや、相当忙しい1年だったはずなんだよね。そんな中、満を持してのダスボン2ndアルバム。そりゃ期待しますよ。

 結果としては、まったく申し分のない出来といいましょうか、さらにグレードアップしてるんだよね。今回は全曲戸城楽曲、森重は作詞のみ。1曲だけ昨年コラボした経験のあるMCUが参加した "TRICKSTER" ではラップの他に作詞で共作してます。このナンバー、楽曲自体は典型的なロックチューンで、中盤の間奏パートでMCUのラップが入るんだけど、全然違和感なくフィットしてる。最初はどうなの?と心配したけど(ZIGGYでならアリかもしれないけど、ダスボンはどうかなぁ?という疑問があったもので)、要らぬ心配でした。

 1stはデビュー作ということで、ひたすら突っ走る印象が強かった彼ら。それがあのアルバムの魅力だったんだけど、今作ではもっと楽曲的にバラエティに富んだ内容に仕上がってます。冒頭の4曲の流れで圧倒され、ミドルチューンやピアノを導入したナンバーも飛び出す。前作にないタイプのハードロックチューンも多いし、聴き所満載。'80年代的な色を強く放っていたグラマラスな前作よりも、ちょっと零度バックしたナンバーが増えてるように感じられたけど、それは俺だけ? いや、単に自分の好みにドンドン近づいているんで嬉しいだけなんですが。

 ドラムにしろギターにしろ、非常に「わかって」やってるのが嬉しいし、何よりも森重&戸城の本気具合がこれまで以上なのが最高に嬉しい。しかし、こんなアルバムをメジャーで出そうとするレコード会社もレコード会社だし、作るバンドもバンドだよな!(最高の賛辞)こんなハードロックアルバム、もう日本のメジャーではほとんど聴くことができないしな。

 いやー、10月の全国ツアーが楽しみだわ。



▼The DUST'N'BONEZ「ROCK'N'ROLL CIRCUS」(amazon:日本盤

投稿: 2006 09 27 12:10 午前 [2006年の新譜レビュー, ZIGGYさんとか, ロケンロールと無理心中] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/09/26

「Born to be Rock 1」@横浜BLITZ(9/24)

 「Born to be Rock」っていうイベントが開催されることは数ヶ月前から知ってたんですよ。そりゃZIGGYさんが出演するってことで、一応のチェックは入れますよ。ただ、その対バン相手にピンとくるバンドが殆どなくて‥‥しかもピクンときたのが、何故かPERSONZだったという。何だこの組み合わせ!?みたいなね。恐らく'80年代後半、デビュー時期が殆ど一緒だろうから当時イベントなんかで一緒になる機会もあったと思うし、聞けばバンド結成がZIGGYと同じ1984年っつーことで、やはり去年20周年記念のライヴとかやったみたいで。今では自主制作にてCDVDアルバムっつーのを出してるみたいですが、とにかく頑張ってるようですよ。

 で、最初はさすがに行くつもりなかったんですよ。ところが‥‥知っての通り、ZIGGYさんは7月の野音以降、数本のイベントに参加して、この9/24のイベントを最後に暫く「冬眠」することになったようで。何かのライヴで言ったのか、それともファンクラブの会報で報告したのかは知りませんが、既にファンの間では周知の事実らしく、それを知ったとなっては‥‥行かないわけにはいきませんよね? 俺、野音のライヴはDVDでしか観れてないし、しかもあのDVD観てちょっと消化不良起こしちゃってますからね。短時間のイベントライヴとはいえ、やはり「見納め」ておかないと。

 更に‥‥これは正直嬉しかったんですけど‥‥直前になってこのイベントにSIONが追加されたんですよ。しかもアコースティックセットだそうで。前回観たのは、数年前のフジロック。豪華メンバーによるバンドスタイルだったけど、やはりSIONの魅力はあの「声」だと思うし、それをアコギをバックにじっくり味わえるとなれば‥‥これも観ないわけにはいかないよな。

 というわけで、開催数日前になって急遽参加を決めたのでした。

 当日は16時半という相当早い時間からのスタートだったのですが、正直俺は上に挙げた3バンドさえ観れればいいや、という気持ちもあり(また当日はいろいろ忙しかったり天気が悪かったりで)18時過ぎに会場入りしました。丁度、SHURIKENとかいう若手バンドが最後の曲を演奏していた時で、ロビーにあるモニターで観察。明らかに俺と同じ目的のお客達(ファッションを見れば一目瞭然だわな)もロビーで酒呑んだりしてまったりしてました。

■SION
 約30分、曲数にして7〜8曲だったのですが、ホント良かった! SIONは歌とブルースハープのみで、サポートのギタリストがアコギやテレキャスターを弾いてバックアップ。この人もハンパなく上手かった。そして何よりも、SIONの歌な‥‥日本のボブ・ディランは拓郎でも陽水でもなく、この人ですよ。凄いロック。声だけでロック。そして現実的に生活に根付いた歌詞。売れてないから書けるんだろ?なんていう穿った見方はこの際無視の方向で。もうね、何度心奪われて号泣しそうになったことか。酔いがいい感じで回ってたのも手伝って、食い入るようにステージに釘付けでしたよ。知ってる曲も結構あって(そんな熱心なリスナーではなかったのにね)、気づいたらサビを口ずさんでたり。あー、このスタイルで単独公演観たい。ちゃんとCD買います‥‥と思ってロビーの物販覗いたら、東芝時代の作品はCCCD‥‥FUCKですな

■PERSONZ
 このイベント、土日の2日間開催ってことで、しかも両日出演するのはPERSONZのみだったので、てっきりこの日も彼等がトリを務めるもんだと思ってたら、セッティングしてるアンプに「PERSONZ」のロゴが‥‥ああ、現在の知名度やセールスを考えた結果、ZIGGYにトリを譲ったのか、それとも「お休み前なので、急遽彼等をトリに」ってことになったのかは判りませんが、とにかくPERSONZです。最後に観たのは、恐らくセールス的に全盛期‥‥アルバムでいうと「NO MORE TEARS」とかその後くらいの横浜アリーナだったような記憶が。いや、これでも俺、一時期コピーバンドでベース弾いたりしてたんですよ。なので曲はそこそこ知ってる、というか、'90年代前半の、東芝移籍後の3人時代の曲も若干知ってますよ。TVKとかで目にしてたし。
 そんな、約15年振りくらいに観るPERSONZは、数年前に(サポートとはいえ)出戻った本田毅を含むオリジナルメンバーによるステージ。前半、全く知らない曲が続いたんだけど、テクニカルなニューウェーブ風ビートロックといった感じで、結局昔のまんまなんだよね。さすがにリズム隊の2人は年取ったなーっていう風貌だったけど、本田は髪立てたりして昔のまんま。JILLに関しては‥‥ある時期から完全に止まっちゃってるしな。いい意味で、期待通り。
 演奏は、もう上手いの一言。ドラムもあんなにテクニカルで計算し尽くされたプレイ、久し振りに観た気がした。プログレですよ、本気で。んでギターの本田のプレイが、これまた変態的で。昔以上に変態的になってた。スティーヴ・ヴァイですかお前は。
 前半知らない曲が続いたものの、実は途中から懐かしい曲のオンパレードで、殆ど歌えてる自分にビックリ。"7 COLORS (Over The Rainbow)" や "PRECIOUS LOVE"、"MAYBE CRAZEE -I LOVE YOU-"、"BE HAPPY" という怒濤の攻勢に爆笑しそうになったものの、やっぱり最後はこれやらなきゃ終れない‥‥ってことで、超代表曲の "Dear Friends" で終了(個人的にはバンドでもやってた "MIGHTY BOYS & MIGHTY GIRLS" とか聴きたかった)。15〜6年前の曲だけど、今聴いても非常に素晴らしい名曲だと思ったなぁ。やはり、本当に良い曲っていうのは、何年経っても心に響くもんなんだな、と再確認。ある時期で確実に「止まって」しまっているバンドではあるけど‥‥ニーズがあるのなら、このままずっと活動してって欲しいな、と純粋に思ったなぁ。

■ZIGGY
 さぁ、そんな訳でこの日のトリになってしまったZIGGYさん達。今回は三国さん(キーボード)のサポートなし、純粋な4人によるステージだということをセッティング中に知る(ステージ上にキーボードなし)。
 まずはセットリストでも見てくださいや。

  01. GLORIA
  02. MAKE IT LOUD
  03. JUST A ROCKIN'NITE
  04. CLOUDY SKY BLUES
  05. 悪魔と踊れ
  06. POISON CHERRY
  07. マケイヌ
  08. HEAVEN AND HELL

たった8曲‥‥時間にして30分強ですよ‥‥明らかにPERSONZの方が長くやってた気がする。ってことは、やはり急にトリにさせられたのかなぁ‥‥まぁそんなのはどうでもいいんですが。
 冗談っぽく「PERSONZが "Dear Friends" で終わったから、80年代ドラマ繋がりでZIGGYは "GLORIA" から始まったら面白いな」と思ったら、その通りで爆笑。そう、いきなりこの超代表曲からスタート。続く2曲目も1stアルバム収録の "MAKE IT LOUD" といい、恐らくこの日来場していたPERSONZファン、SIONファンにもアピールする、絶好の機会だったんじゃないかな。とにかく掴みはオッケー。その後、最近のルーズなロケンロール路線 "JUST A ROCKIN'NITE" や "悪魔と踊れ" といったユルいノリで上手く乗せ、"CLOUDY SKY BLUES" ではじっくりと森重の歌を堪能させ、ラスト3曲で「現在のZIGGY」を上手く証明してみせた‥‥たった8曲とはいえ、よい流れだったんじゃないでしょうか。つーかZIGGYはイベントだと上手いセットリスト組むんだよなぁ。
 この日の収穫は、何といっても "マケイヌ" でしょうか。まさかこの時期に、この曲が聴けるなんて思ってもみなかったから、大興奮でしたよ。ま、最初松尾がリフ弾き始めたときは、正直何の曲か判りませんでしたけど。。

 最後の曲が "I'M GETTIN' BLUE" ではなく、あくまで "HEAVEN AND HELL" だったことが、好印象だったというか‥‥あ、このバンドはまだまだ終らないな、いや終れないな、と実感しました。特にアンコールもなく、淡々とした進行で休止について触れることも一切なく、ホント「いつも通り」の和気あいあいとした空気がステージ上に漂っていてひと安心、というか‥‥

 改めて、ZIGGYが今後どういう路線に転がっていくのか‥‥それは誰にも判りません。恐らく本人達にも判ってないんじゃないでしょうか? ただ、今回改めて「SNAKE HIP SHAKES」時代の曲の素晴らしさを再認識し、頭2曲の初期路線、中盤に演奏された最近のルーズ路線、そしてラスト3曲のハイパー路線、と‥‥既に3つの顔を持つ彼等が、再びハイパー路線を選ぶ機会があるのかどうか‥‥個人的にはこの路線、大好きだっただけに‥‥もうひと暴れして欲しいよなぁ‥‥

 とにかく、暫くは各自ソロ活動を頑張ってもらって、来年から心機一転、今度はデビュー20周年(2007年)に向けて頑張って欲しいものですね。



▼SNAKE HIP SHAKES「SNAKE HIP SHAKES」(amazon

投稿: 2005 09 26 02:14 午前 [2005年のLIVE, ZIGGYさんとか] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/09/23

ZIGGY「ONE NIGHT STAND -真夏の夜の夢- 2005.07.02 at 日比谷野外音楽堂」

 ZIGGYが9/24のイベント出演を最後に、来春まで暫く活動を休止するそうな。単純に各メンバーがソロ活動をするための活動休止なんだろうけど、何かね‥‥昨年末辺りからのZIGGYを見てると、いつこうなってもおかしくなかったはずなんだけど、意外と頑張ったよなぁ‥‥っていう、非常に複雑な気持ちでして。

 昨年11月のライヴで森重が「(同年夏頃)ZIGGYを解散しようかと思ってた」なんて発言をした辺りから、このバンドに対するネガな感情が常につきまとって来たんだよね。それまでは‥‥SHAKE HIP SHAKES時代を見てるだけに、とにかく不屈の精神で、売れなくてもバンバンと作品を作り続けてくれる印象があったんだけどさ、結局去年って例の4枚組ベスト盤だけじゃない(更に新曲となるとたった2曲だし)。それと前後するように森重ソロがあって、The DUST'N'BONEZのお披露目やアルバムリリース、昔のZIGGYみたいなフットワークの軽さを併せ持ったライヴ活動があって。そりゃSHS時代からずっと応援してるファンは多少不安になるわな。

 今年俺が観たZIGGYってのは、3月の単独公演のみなんだけど、あれは非常に素晴らしい内容だったと思いますよ、今でも。「JUST A ROCKIN'NITE」という非常に地味な作品の後だったけど、新旧バランス良い選曲もなかなかだったし、バンドのテンションも昨年11月の渋公以上だったし。

 で、本来なら行っている「はず」だった、7/2の野音。『ONE NIGHT STAND -真夏の夜の夢-』というタイトルの付いた、スペシャルな内容になるはずの、たった1公演のライヴに俺は行かなかったわけですよ(代わりにLOST IN TIME@リキッドルームに行き、その夜にはかの「AIN'T IT FUN」があったわけですが)。

 ライヴの評判は‥‥実はあまり目にしてなかったんですよ、つい最近まで。まぁ気になった点はただひとつで、その特別な夜に彼等(というか森重)はピリオドを用意しなかったという点。凄く嫌な予感のするライヴになりそうな気がしてたんだけど、それだけはハズレてくれた。ホントよかったよ。ただ‥‥

 この日のライヴがDVDになることが発表された後、ファンサイトや一部の雑誌等で今回のライヴの感想を目にしたんだけど‥‥セットリスト含め、非常に微妙だという声がホントに多くて。

 確かに曲目もバランス悪いし、スペシャルといえば1回目のアンコールで登場したストリングス隊との共演による "GARDEN OF ROSES" くらい。まぁ、久し振りに演奏される曲も幾つかあったけど、これなら昨年11月や今年3月の方がバランスが良かった気がするんだよね。

 そして何よりも‥‥DVD観て嫌という程思い知らされたけど‥‥この日のライヴ自体、非常に出来の良くないものだったのよ。バンドとして‥‥特に森重と松尾が微妙に噛み合ってないし、松尾のギターは完全にリハ不足だし(ラフを通り越してるよ、これは)、森重のノリが悪い。というよりも、客に対して一種の敵意みたいなものさえ感じられる。つーかさ、ノリが悪いのよ、この日のお客。1曲目 "ONE NIGHT STAND" では凄まじい盛り上がりをみせるのに、続く2曲目 "Guilty Vanity"(森重・戸城・JOEの3人体制時代の曲)になった途端に、全体のテンションが4割くらい落ちるのが、DVD観てても伝わってくるわけ。その後に新作から "JUST A ROCKIN'NITE" があって、そこから自然な流れで "月が昇る頃には" という3月のライヴと同じ構成なのに、やっぱり盛り返さない‥‥この日のお客が、明らかに「何を」求めているのかが伺えるんじゃないかな?

 でもね、"MAYBE I'M A FOOL" とかやってもそこまで盛り上がらないし、コールアンドレスポンスも弱いし。でも "I WANT YOUR LOVE" みたいな曲ではしっかり盛り返す‥‥結局、1stや2ndの曲やってれば盛り上がるのかよ、年寄りしか来てなかったのかよこの日は!?って疑っちゃう程。そういやぁ渋公も似たような感じだったなぁ、と今更ながらに思い出してみたり。ちょっと美化し過ぎだったな。やっぱりスタンディングと椅子付ホールとでは客層やノリが違うってことなのかしら。。

 最初っからDVDを想定してのライヴだったはずだし、そのための仕掛けも用意してたんだけど‥‥正直、これを作品として残す意味が判らないんだよね。収録しちゃったものは仕方ない、出そうよ、暫くリリース予定ないし‥‥ってことになったのかもしんないし。だったら3月のライヴをDVD化しろよ!とも思うけどさ。

 森重はダスボンだろうがソロだろうがZIGGYだろうが、どこでも『ロックンロールシンガー然』としていてカッコいいし、JOEは相変わらず気持ちいいドラムを叩くし、津谷は憧れのメンバー達に追いつこうと必死なのがヒシヒシと伝わってくるし、松尾は‥‥うん‥‥頑張ろうよ、ね‥‥ZIGGYの存在意義が今、確かに希薄になりつつあるよね。だからこその休業なんだろうけど。ギタリストに合わせてわざとレイドバックしたユルい路線に持っていく必要があったのか、そしてその反動をソロや別バンドにぶつけるのはミュージシャンとして正しいのか、そもそもそんなことやってて精神衛生上よろしくないのか、とかいろいろ思うことはあるけど‥‥答えは出てるんだよね、最初っから。


  KEEP ON ROLLIN'


転がり続けるしかないんじゃねーの、何があっても? SHSも、再生ZIGGYの最初の頃も、この精神があったからここまでこれたんじゃないの。

 でも、う〜ん‥‥やっぱりこのDVDを観たら、リセットする意味での休憩(「ZIGGY再開」を野球に例えて『開幕』と広告打ったくらいだから、ここはひとつ『ストーブリーグ』ってことにしようか)は必然なのかな‥‥なんていう親心みたいな気持ちも生じてきてさ。

 だからこそ、ライヴ終了後に森重が言った、「また会えたら。。」っていう言葉がね。深読みし過ぎなのは重々承知だけどさ。。

 とりあえず、9/24のライヴに行ってきます。



▼ZIGGY「ONE NIGHT STAND -真夏の夜の夢- 2005.07.02 at 日比谷野外音楽堂」DVD (amazon

投稿: 2005 09 23 01:01 午前 [2005年の新譜レビュー, ZIGGYさんとか] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/04/28

「ALL THAT ZIGGY III」リリース決定。

ZIGGY、DVD「ALL THAT ZIGGY III」6/22リリース決定(e+ shopping)

 「スネイクヒップシェイクス時代のヒット曲からZIGGY最新作まで全10曲を収録したビデオ・クリップ集。なんと今回はメンバーのロングインタビューも収録!!これは永久保存版になること間違いなし!」

 えー「ALL THAT ZIGGY」シリーズ第3弾ですか! っていうか、パート2が出たのって何時の話だよ‥‥多分'90年頃だよね?(汗)つーことは、多分15年振りです(1と2を1本にまとめたDVDは数年前に再発済)。

 かといって、その間にリリースされたPVが全て収録されるはずもなく(以前「WHAT'S BEST!?」のビデオ版的な「ビデオでZIGGY」出てたので、マーキュリー時代のPVはそこに全部入ってるのね)、今回のリリース元となる「Tri-m」からリリースされた‥‥つまりSNAKE HIP SHAKES改名後から、改めてZIGGYに戻ってのPVが全部で10本入るようです。

 んで、考えてみたのよ。つーか最近のZIGGYのPVって観たことないのが多いのでアレなんですが、まぁシングルになってるのをPVになってると仮定して‥‥

  (1)永遠のJustice〜この道の果てに〜
  (2)GLORIA(NO DOUBT Ver.)
  (3)RIVER OF TEARS
  (4)DEAR MY FRIEND
  (5)RAIN(以上、SHS名義)
  (6)HEAVEN AND HELL
  (7)誓い〜放浪者の丘の静けき夜〜
  (8)7th Direction
  (9)My Love
  (10)INNOCENCE OF BLUE

あ、ホントに10本あった。ま、SHSの5本は以前「SNAKE HIP SHAKES LAST FILM 2002」ってDVDに入ってたのと同じなのか。ZIGGYに戻ってからの5本はDVDとしては全部初商品化かな? せいぜいCD-EXTRAとして収録されてたのくらいだしね。見応えあるのか、ないのか‥‥微妙っちゃあ微妙ですが。

 それよりも、メンバーのロングインタビューが気になるところかな。この時期に過去振り返り系の内容なのか‥‥「ONE NIGHT STAND」と題された、1回こっきり追加公演なしの野音公演の直前だけに、気になるっちゃあ気になりますが。

 ま、深読みしすぎであることを祈ります。ダスボンとかが順調過ぎるからさ、否が応でも、ねぇ‥‥

 つーかさ。去年結成20周年を記念する4枚組ベストアルバムを出せたんだからさ、レーベルの枠を越えた映像作品集‥‥例えば一番最初の "I'M GETTIN' BLUE" から、最新の "INNOCENCE OF BLUE" までの全PV、そして現在廃盤になってる初期のライヴビデオからの映像、更に映像が残っていない「Goliath Birdeater」期の、森重・戸城・松尾・JOEという布陣でのライヴ映像等を収めた2〜3枚組くらいのDVDボックスも出せばいいのに‥‥勿体ない。ま、そっちの方が余計に権利関係なんかが難しいんだろうね。残念だけどさ。



▼ZIGGY「ALL THAT ZIGGY III -SNAKE HIP SHAKES 〜 ZIGGY-」[DVD](amazon/6/22発売)

投稿: 2005 04 28 09:52 午後 [ZIGGYさんとか] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/04/14

The DUST'N'BONEZ@千葉LOOK(4/13)

 先日チラッと書いたように、念願のThe DUST'N'BONEZのライヴを観てきました。先頃リリースされたCD+DVD「LOVE/HATE」をフォローアップするツアー「LOVE/HATE TOUR '05」の初日となる、千葉LOOKに足を運んできました(この公演以前にも数本イベントに出演してますが、ダスボン主体のライヴはこの日からってことですね)。

 この日はオープニングアクトが付いたんですが‥‥ゴメンなさい、悪くはなかったんだけど趣味とはちょっと違うタイプだったのと‥‥ダスボンを観た後となっては、全然思い出せないんですよ。というわけで、文句をダラダラ書いても仕方ないんで割愛します。

 ライヴ前、会場に流れてた音楽がね、もう俺がどこかでDJしたのをそのまま流してるんじゃないか?って程に、俺が普段から普通に聴いてるようなバンドの曲ばかりなんですよ。思いつく限りで書いてみると‥‥

  ・CHEAP TRICK / California Man
  ・KISS / C'mon And Love Me
  ・NAZARETH / Hair Of The Dog
  ・AEROSMITH / No More No More
  ・VAN HALEN / Unchained
  ・GUNS N'ROSES / Mr.Brownstone
  ・GIRL / Hollywood Tease
  ・MANIC STREET PREACHERS / You Love Us
  ・THE WiLDHEARTS / I Wanna Go Where The People Go
  ・MOTLEY CRUE / Bitter Pills
  ・VELVET REVOLVER / Do It For The Kids
  ・RAMONES / Do You Remember Rock'n'Roll Radio?(これは終演後か)

‥‥なんだこれ(笑)。とにかくこれ聴かされたら、否が応でも盛り上がるわけですよ、ええ!

 今回、ツアー初日ってことでまだ6月後半までツアーは続くようなのでネタバレ(セットリストとかやった曲とか)は避けます。ただ、前回のアルバムリリース後のツアーとはセットリスト、全く変わってますし、新譜からの新曲は勿論、既に音源になってない新曲すら演奏してましたから、これはかなり期待していいと思いますよ、これから観る人!

 あの狭いLOOKのステージに森重、戸城の二人が並んでるだけでも涙ものなのに、メンバー4人のみてくれが完全に外タレのコスプレになってるのがね、もう‥‥ツボに入りまくりで胸キュン状態だったよ。森重があそこまでアクセルっぽいの、久し振りに観たもん。戸城は黒髪に赤いメッシュを入れ、一時期のニッキー・シックスみたいだし、坂下は完全にドレゲンだし、満園は‥‥常に裸で目元だけメイクしてる感じ‥‥叩き方といい、髪の長さといい、ちょっとトミー・リー入ってる?みたいな。つーかその4人でバンドとかやられちゃった日にゃ、ロケンロー好きには堪らないわけですよ!

 何だろ‥‥ZIGGYの時と変わらないはずなのに、隣に危ういオーラを発する戸城がいるだけで、森重こうも変わるもんかな‥‥っていう。こんな狭いハコで森重を観るのは、SNAKE HIP SHAKESに同じ千葉の、今は亡き市川・CLUB GIO以来なんだけど、あの時ともまた違うんだよね‥‥新人バンドっぽい勢いもあるんだけど、メンバー全員に貫禄というか余裕みたいなのも感じられるし。演奏は‥‥上手いとは思うんだけど、結構ハチャメチャだよね。キメの部分はしっかりキメてるんだけどさ(アンコール時に戸城が進行間違えて、森重が演奏途中で止めちゃった時に、初めて戸城が「ZIGGY時代の戸城」っぽくて、何か微笑ましかったというか、懐かしかった)。

 ゴメン、ライヴレポっぽくないけど‥‥ホント未だに頭の中で整理できてないのよ。だって数時間前まで、ほんの数十センチ前にあの4人がいたんだから。普通に森重とタッチとか出来るような距離で観てたんだから‥‥ちゃんとしたレポートは、6月に行われる渋谷クアトロ公演後になるかな(一応行く予定です)。

 あのね‥‥ZIGGYなんて古臭いとか、時代遅れとか思ってるような輩にこそ、このバンドは観て欲しいかな。ZIGGYはこの際どうでもいい!(いやよくないけど) でもこのバンドは別よ。もしアナタが洋楽の‥‥上に名前が挙がってるようなタイプのバンドや音楽が好きで、日本にもそんなバンドがいたらいいな〜とか思ってたら、迷わずダスボンのライヴに足を運んでくださいよ。そして下の音源&DVDを堪能してくださいよ。つーかまずはライヴだな。こんな至近距離でこんな大物を観れる機会、そうはないよ?

 とにかく。ある意味では俺の中でZIGGY超えた、悪いけど。



▼The DUST'N'BONEZ「FLAME SKULL BASTARDS」(amazon



▼The DUST'N'BONEZ「LOVE/HATE 〜激情の色彩 3tracks & 6live shots〜」(amazon

投稿: 2005 04 14 01:03 午前 [2005年のLIVE, ZIGGYさんとか] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/04/12

The DUST'N'BONEZ「LOVE/HATE」

 もはや『別ZIGGY』『裏ZIGGY』と呼んでも差し支えないであろうバンド、The DUST'N'BONEZ。だって森重樹一と戸城憲夫の2人が揃ってるんだもん。二人時代のZIGGYを思い浮かべればいいだけの話。しかもその音楽性が初期‥‥「HOT LIPS」「KOOL KIZZ」での戸城作曲の楽曲を更にハードエッジにしたサウンド。そういう意味では今、最も『ZIGGYらしい』存在なのかもしれない‥‥幸か不幸か、ね(だって本家ZIGGYが未だに存在し、そこに森重本人が在籍するんだから。ってまぁ森重こそが『ZIGGY』そのものなわけですが)。

 今回リリースされたのは、昨年11月末にリリースされた1stアルバム「FLAME SKULL BASTARDS」からたった4ヶ月で届けられた新曲3曲+昨年12月の初単独ライヴ@渋谷クアトロから6曲を収録したDVDという2枚のディスクから構成される変則盤。どっちがメインか‥‥新曲3曲はどれも彼等らしいし(いや、ある意味で既に1stで繰り広げた音楽性の更に数歩上に行ってるようにも感じられるし)、ライヴDVDはたった6曲ってことで消化不良気味に陥りそうだけど‥‥

 それでも森重と戸城が同じステージの上に、二人並んで立っているという映像を目にしただけで、何かこう、込み上げてくるものがあるんだよね。元SADS組の二人もそれぞれに個性的だし(特にギターの坂下たけともはそのヘアスタイルやファッション、メイクから、何となくBACKYARD BABIESのドレゲンを意識してるのかな‥‥と思わせるし。ギターもES335使ってる辺り、その辺を狙ってるように思えるし)。何よりも、森重のファッションが1990年前後のZIGGY時代を彷彿させて‥‥まぁ早い話が、GUNS N'ROSESのアクセル・ローズ的なんですよね。今のZIGGYでは考えられないような、ある意味でコスプレというか。戸城も何となくニッキー・シックス(MOTLEY CRUE)を彷彿させるし。とにかく今のZIGGYが失ってしまった「危うさ」を必要以上に感じさせるステージだなぁ、と。これ観ちゃったら絶対に生で体験したくなるもんな、普通。

 さてさて。新曲の方にもコメントを。ご存知の通り、このバンドのコンセプトは『戸城の曲に森重が歌詞を付ける』というスタイルで、所謂『戸城主導のZIGGY』みたいなもんなのですが‥‥良い意味で、戸城がZIGGY時代〜ZIGGY以降にやってきた音楽を、上手く森重のスタイルに合わせて再構築してるよなぁと。まぁZIGGY時代でいったら‥‥戸城在籍時最後の2枚辺り‥‥「CRAWL」「Goliath Birdeater」での戸城曲に通ずる要素があるんだよね。風変わりな展開をするAメロ〜Bメロ、だけどサビは非常にメロウで判りやすい。バックは非常にヘヴィで重たいんだけど、それに相反してサビはポップみたいな。ここに収められた3曲はどれも良い意味で『ポップ』なんですよ。そして危うさ、生々しさというロックバンドらしさもしっかり備わってる。初期衝動と完成度の両面で充実しまくっていた1stアルバムの次にくる作品ってことで、もっとカッチリしたものになるのかと思ったら、更に生々しくて激しくなってる。この攻めの姿勢は森重+戸城でなきゃ表現し切れないものでしょう。残念だけど今のZIGGYのスタイルではないわな。

 うわぁ‥‥これをライヴで実際に聴いたら俺、卒倒するね。ってこれを書いてる2日後には(現時点の予定では)初めてダスボンのライヴを体験することになってるんですが‥‥戸城なんて生で観るの、それこそ15年振りくらいだよ!



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投稿: 2005 04 12 12:08 午前 [2005年の新譜レビュー, ZIGGYさんとか] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/03/17

ZIGGY@LIQUIDROOM ebisu(3/13)

 もはや自分にとって切っても切り離せない存在となってしまったZIGGY。そんな彼等が昨年11月に東京のみで行った結成20周年記念ライヴ「VICISSITUDES OF FORTUNE」。その全国版を年明け2月末からスタートさせたわけなんですが‥‥何故今更、しかもこの時期に!?という疑問がずっとあったんですよ。だってさ、年明けにZIGGYの今後を占う最新作「JUST A ROCKIN'NITE」がリリースされたばかりなのに、また過去を顧みるような企画ライヴ、しかもそれを全国でやろうっていうんだから‥‥正直なところ、釈然としないものがあったんですね。

 で、新作も聴いてみたらああいう内容でしょ? ひとつのロックンロール・アルバムとして考えると最高級の1枚なのに、これが「ZIGGYの最新作」というフィルターを通すことで「う〜ん‥‥」と唸ってしまう奇妙な状況。そんな中で再びベスト盤的懐メロライヴ‥‥そりゃね、もうこの先どういうことになっても俺は着いていくよ!って決めましたから、すぐにチケット取りましたよ。正直なところ、ZIGGYのライヴなら毎月でも観たいくらいですからね。

 昨年11月の渋公ライヴ2デイズ以降、The DUST'N'BONEZのアルバムが出て、ZIGGYの新作が出てという状況の中、また例の「解散しようと思った」発言の後だけに、今回のツアーの持つ意味ってファンにとって非常に大きなものだったように思うんですよ。けどそれはZIGGYの4人にとっても同じことだったようで、如何にZIGGYでいること、続けることを楽しめるか‥‥その答えが今回のツアーだったんじゃないですかね?

 さてさて。2月末に北海道からスタートした今回のツアー。決して本数の多いものじゃなかったですが、そのセットリストを見て皆さんビックリしませんでした? だってこれ‥‥全然「グレイテスト・ヒッツ」的内容じゃないんだもん。ハッキリ言って、新作のツアーですよね? しかもどの公演でもそうなんですが、ライヴ本編ではあろうことか'80年代の代表曲、ほぼ皆無なんですよね("I CAN'T STOP DANCIN'" くらいか)。もっと言えば、新作+SNAKE HIP SHAKESの曲がメインじゃないですかこれ。うわーっ、こいつら本気でやる気になってんじゃないの?って、俺思いましたもん。やっぱりあの渋公で彼等なりの「けじめ」が着いたんじゃないか、と。

 ツアー最終日となった今回の東京公演。チケットは早い段階でソールドアウト、当日券さえ出ない状態でした。この日、これまでと何が一番違っていたかというと、客のノリかな。なんていうか‥‥スタンディングでZIGGYを観るのは(エゾを除けば)再開後の'02年5月以来なんですね。しかもあの時はイベントだったし、今回とはかなり状況が違いますよね。それでも‥‥渋公の時とも違う、あるいはSHS時代のクラブツアーとも違う、何というか非常に好意的な空気に満ちた世界だったように思いました。

 客のレスポンスであり、大合唱であり、ノリであり、そういったもの全てが非常にエゾの時に近づいているように見えましたね。これは本人達も非常に驚いていたようで、特に一緒に歌うべきところではかなり大きな声でレスポンスがあったり、また新作の曲ですら既に大声で歌えてるような、そんな感じ。ホントに大好きなハードコアなファンが多数集まったんでしょうけど、それにしても‥‥客層が明らかに若返ってる! 勿論自分と同年代の、所謂「グロリア世代」も数多く見受けられましたが、それ以上に10代、20代の子達が目について。確実にファンを増やしてるように感じられましたね。

 今回の選曲ですが、個人的には全然「アリ」だし、むしろ俺も昔の代表曲は渋公でけじめが着いてるので、SHS時代以降が中心となったセットリストには違和感感じませんでしたね。逆に新作がシンプルでアーシーな曲がメインなので、如何に近年の楽曲とバランスを取るかが課題かと勝手に思っていたんですが、頭の方で「WHAT'S NEWS!?」からの曲を立て続けにやられてしまっては、もはやそんなことどうでもよくなってましたね。いやね、この "JUST A ROCKIN'NITE" から "月が昇る頃には" っていう流れは最高に合ってますよ。個人的に「和ロック」色が強いイメージがあった「WHAT'S NEWS!?」というアルバムの曲が、ここでこういう風に活きるとは思ってもみなかったし。

 前半の山場は "STEP BY STEP" であり、その後の "I CAN'T STOP DANCIN'" から "GO TO BLAZES!" までの流れですかね。SHS時代のシングルC/W曲である "RAT RACER" で若干テンションが落ちた気がしないでもないけど(この曲だけ合唱が小さかった気が)。

 中盤、新作からのミディアム〜スローチューンが続き、ここで一気に客の意識を森重の歌に惹きつけて、緩い感じで徐々に盛り上がっていく "悪魔と踊れ" 辺りで第二のピークを迎えたかな。この曲、もはや今のZIGGYになくてはならない1曲になってしまってますよね。ホント、ライヴの方が10万倍カッコイイ。

 その後、松尾ボーカル "風になる"(ソロアルバムより)を挟んで後半戦に。久し振りの "HEAVEN AND HELL" で、頭から大合唱の嵐。この曲で再びZIGGYは始まったんだよね。かと思えば続いてSHSのデビュー曲 "永遠のJustice 〜この道の果てに〜" まで飛び出す。ライヴで聴くのは初めてだったけど、ZIGGYの "Jelousy 〜ジェラシー〜" 辺りに通ずるノリを持った1曲なんだな、と再認識。アルバムで聴いた時はメタリックな印象が強かったんだけど、この日は全然別の聞こえ方でしたね。その後は最後までSHS時代の名曲オンパレード。本編最後の "SNAKE HIP SHAKES" ではJOEのツーバスが気持ちよく聞こえてさ‥‥そうそう、この日初めて今回の会場である「LIQUIDROOM ebisu」に来たんだけど、ホントにここは音がいいね。噂通りのハコで大満足でした。ZIGGYのライヴって音響面で恵まれないことが多かったように思うんですが(たまたま俺が行った時だけなのかな)、この日は終始サウンド面では唸らせられる場面が多かったですよ。

 アンコールでもMCは主に森重。そうそう、この日はJOEも津谷もMCなしだったなぁ。まぁ毎回長々と喋るもんでもないけどさ。にしてもメンバー紹介くらいはやれよ、と。

 あと、森重がライヴ中に凄いビール沢山飲んでたのも印象的。いつも彼は缶ビール飲みながらライヴをやってるんですが、この日はどんどん酒のペースも上がっていって、アンコール時には1曲で1本飲み干したりしてたような‥‥結局2時間20分の間に確実に5〜6本は飲んでたよ。なのにあの歌声。特にアンコールで歌われた新作からの名バラード "ただ哀しくて" の出来といったら‥‥昨年の渋公で披露した "6月はRAINY BLUES" に匹敵する歌でしたよ。何なんだ、この男は‥‥また惚れ直したよ。

 二度目のアンコール時には「最終日ってことで、スペシャルゲストがいまーす。こんなところにもZIGGY Childrenが」とか言って紹介したのが、あの武田真治! 嘘っ、奴はZIGGYとか好きだったのか!? 初耳だ‥‥(後で知ったんだけど、彼はあるドラマの中でZIGGYの曲を歌った程、10代の頃大好きだったそうな)すっげー笑顔でステージに登場し、ハイテンションでメンバー全員と握手。当然首からはアルトサックスを提げてる。ってことは、やはりサックスの入る曲だよな‥‥と期待したら、何故か "WHISKY,R&R AND WOMEN"!! ゴメン、最初森重が曲名を叫んだ時、俺ずっこけたよ。だって原曲、サックス入ってないじゃん‥‥けどこれがすこぶるカッコ良くなっててビビリましたよ。武田は自由に吹きまくり、なんかTHE STOOGESのセカンドアルバムみたいな世界観なんだなこれが。ギターソロのパートではサックスと松尾のギターが4小節ずつ交互にソロを取る、正しくバトル状態。その後の森重の歌ソロパートでもサックスが艶っぽく絡んで、とにかくカッコイイ。何よりも武田自身が嬉しそう・楽しそうなのが良かった。

 続いてもう1曲、今度はサックスが元々入ってる "FEELIN' SATISFIED"。メジャーからの再録では森重のブルースハープに変わってたけど、インディー盤(4枚組ボックスにも、か)の方はHANOI ROCKSばりにサックスが絡むテイクでしたしね。ソロパートもしっかりサックスがあのメロディを奏でるわけですよ‥‥悪いわけがないわな! この2曲がホントに盛り上がったわけですよ(勿論それまでの盛り上がりもハンパじゃなかったけど)。

 で、殆どの人はここでライヴが終了だと思ってたようですね。客電も半分くらい付いちゃってたし。けどそれまでよりも更に大きな声と拍手でアンコールを求めるファンもまだまだいて‥‥って俺なわけですが。あんなもん見せられちゃ、まだまだ帰れませんよね?ってことで‥‥トリプルアンコール! 最後に森重が一言、「お前らがもう聴きたくないって言っても、俺はずっとこの曲やり続けるからな!」と宣い、「日本の有名なロックンロールっ!」といういつもの台詞を叫んで、最後の最後に演奏された "I'M GETTIN' BLUE"。もう何も言うことはないですよ‥‥過去最高の大合唱でしたから。しかもフルコーラスな。完全に燃え尽きましたよ‥‥

 森重や松尾が終始楽しそうにしてたこと、終始「今日は最高だな!」と口にしてたことから、この日のライヴがメンバー的にも良い内容だったんじゃないかな、と察しているんですが‥‥ま、そんなの後になって本人に聞いてみないと判りませんけど、少なくともあの場で同じ空気を共有したみんなにとっては、本当に最高のライヴだったんじゃないかな、と思うわけですよ。最初の疑問や不安なんて、ライヴが始まってみればどうでもよくなってたし。ツアータイトルなんてどうでもいいんですよ、ベスト選曲じゃなくたっていいわけですよ。常に彼等はベストな曲を連発してきたわけですから(ただ、それらがいろんな人にとって常にベストであるとは限らないだけの話で)。

 この後、森重は再びThe DUST'N'BONEZとしてライヴを数本やって、7月頭には久し振りの日比谷野音でのライヴが待ちかまえてます。何か特別な内容になりそうな予感。絶対に行っておいた方がいいって! 今のZIGGYを見逃したら一生後悔するから! 勿論俺も行くし!!


■ZIGGY@LIQUIDROOM ebisu SETLIST (3/13)
01. JUST A ROCKIN'NITE
02. 月が昇る頃には
03. STEP BY STEP
04. I CAN'T STOP DANCIN'
05. RAT RACER
06. GO TO BLAZES!
07. 夢見る頃を過ぎても
08. ムラサキノチョウタチヨ
09. INNOCENCE OF BLUE
10. MOONLIGHT CRUISE
11. てんで手に負えないのさ
12. 悪魔と踊れ
13. 風になる [松尾Vo]
14. HEAVEN AND HELL
15. 永遠のJustice 〜この道の果てに〜
16. POISON CHERRY
17. FLY HIGH FLY
18. SNAKE HIP SHAKES
--Encore1--
19. STRONG WILL
20. ただ哀しくて
--Encore2--
21. WHISKY, R&R AND WOMEN [w/武田真治(Sax)]
22. FEELIN' SATISFIED [w/武田真治(Sax)]
--Encore3--
23. I'M GETTIN' BLUE



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投稿: 2005 03 17 12:00 午前 [2005年のLIVE, ZIGGYさんとか] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/03/02

森重樹一、今年も大忙し。

The DUST'N'BONEZ、4/8にDVD付きマキシシングル発売決定(公式ページ)

 これ、昨年12月のワンマンライヴでもやってた新曲かな? 「LOVE/HATE 〜激情の色彩 3tracks & 6love shots〜」というタイトルの3曲入りマキシ+6曲入りライヴDVDという構成。DVDの方は昨年12月のワンマンライヴ@渋谷クアトロの映像。

 ライヴDVDの方も楽しみだけど、やはり新曲ですよね。"激情"、"終末の色"、"DECA-DANCE" なんていう、如何にも森重/戸城らしいタイトルが並んでます。今年に入って、VELVET REVOLVERの来日公演やMOTLEY CRUEの新曲と、ハードなロックンロール方面の方々が頑張っておられて、正直二人とも悔しがってるんじゃないかな? そこにきて、今月はHANOI ROCKSの復活第2弾アルバムですからね。これら聴いて、更に気合い入れ直してもらいたいですね。

 そうそう、ライヴの予定も決まってます(→こちら)。

 ・3/12(土)東京ESPミュージカル・アカデミー本館B1ホール
  (ex-GN'Rのスティーヴン・アドラー率いるADLER'S APPETITEの前座)
 ・4/01(金)大阪BIG CAT「TRAIN KEEP A ROLLIN」
  (w/ THE EASY WALKERS、深空、AKIMA&NEOS、バーベル)
 ・4/02(土)名古屋ELECTRIC LADY LAND「R&R HOOCHIE COO vol.3」
  (w/ THE EASY WALKERS、深空、AKIMA&NEOS)
 ・4/13(水)千葉LOOK
 ・4/15(金)CLUB 24 YOKOHAMA
 ・4/23(土)宇都宮VOGUE
 ・4/28(木)さいたま新都心VOGUE

スティーヴン・アドラー(GN'Rの「APPETITE FOR DESTRUCTION」や「GN'R LIES」で叩いてるドラマー)、まだこんな小賢しいことやってるのか(バンド名に「APPETITE」って)。そしてそんな奴の前座‥‥喰っちゃってください。トリ以上に盛り上がっちゃってくださいや。

 それ以外は2本のイベントが大阪/名古屋で。そして千葉、横浜、栃木、埼玉という関東近郊でのライヴハウスツアー。埼玉は翌日に私用があるから無理っぽいので、千葉LOOK公演に行こうかと思います。初ダスボン、本家ZIGGY以上に楽しみだ!

 ま、その前に4/8のDVD付きマキシを観て&聴いて、ライヴの予習をしたいと思います。



▼The DUST'N'BONEZ「LOVE/HATE 〜激情の色彩 3tracks & 6love shots〜」(amazon

投稿: 2005 03 02 09:01 午後 [ZIGGYさんとか] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/01/28

ZIGGY「JUST A ROCKIN'NITE」

 ZIGGYのニューアルバム「JUST A ROCKIN'NITE」がようやくリリースされました。当初、元旦リリース予定だったものが、「製作に熱が入りすぎて」約1ヶ月の遅れが生じてしまったようです(実際、昨年のクリスマス辺りにミックス終わったようですしね)。2004年はZIGGYとしての新作のリリースはなかったものの、結成20周年記念イヤーってことで結構話題になることが多かったように思います。エゾロック出演、初の海外(韓国)公演、20周年記念4枚組ボックス、森重・松尾それぞれのソロアルバム、松尾&JOEによる新バンド結成、更には森重と旧メンバー・戸城による新バンド・The DUST'N'BONEZの結成・アルバムリリース、等々‥‥これだけ書いていると、なんだかZIGGY自体は停滞してるような錯覚に陥りますよね。だってソロ活動とか別バンドとか。特に森重に至っては戸城と新しいバンドを組んで、ZIGGY以上に「ZIGGYらしい」アルバムを作っちゃったんですから‥‥

 そう、決して2004年のZIGGYは順風満帆だったとは言い切れません。だって、昨年11月の20周年記念ライヴにおける、森重の「この夏、本気で(ZIGGYを)解散することを考えた」という発言。これが全てじゃないでしょうか。20年という区切りをつける上で、そして「その先」を見据える上で、やはりそういう考えに至るのは仕方ないことなのかなぁ‥‥と思うわけですよ。ましてやソロや別のバンドでZIGGY以上に素晴らしい仕事振りを発揮し続けてるとなれば、尚更ね。

 通算14作目、SNAKE HIP SHAKES時代を含めれば通算17枚目のオリジナル・フルアルバムとなるこの作品集。昨年末に発表されたThe DUST'N'BONEZ「FLAME SKULL BASTARDS」がZIGGYのメインソングライターのひとりであった戸城憲夫が作曲の大半を手がけたことから、今のZIGGY以上に「我々がよく知っているZIGGY」らしかったという素晴らしいロックンロールアルバムだったわけで、その後に出るとなると‥‥いくら本家ZIGGYでも分が悪いよなぁ‥‥と思ってしまうわけですよ。しかも、この新作に先駆けて、昨年9月にリリースされたボックスに収録された2曲の新曲を聴く限りでは、明らかに今のZIGGYはレイドバックした方向へ進もうとしてるのが予感できたわけですから。そりゃ戸城も無言のうちに今のZIGGYを批判するわけですよ、「年寄りくさい」とかいって。

 特にここ最近、松尾がソロアルバムをリリースしたことで、彼自身がよりレイドバックした方向(いわゆるROLLING STONES路線)に目覚めてしまい(いや、前からその片鱗はあったけど、完全に開花しましたよね)、彼のプレイもだんだんと今の森重に合わないんじゃないか‥‥そう思わざるを得ない状況になってきてる、と思ってたんですよね。特に昨年末のライヴを観て‥‥

 そして完成した新作。ホントに「熱が入りすぎた」のか、あるいは単に難産だったのか、それは聴いてのお楽しみだわな‥‥キーボード・プレイヤーに三国義貴を全面的に迎え、しかも共同プロデューサーとしても迎えたことで、何となく音の感触はつかめていたんですが‥‥これがね、予想以上にドロドロしたアルバムに仕上がってるんですよ。

 最初ひと通り聴いた感想としては‥‥「地味」。あの派手なZIGGYがこれまでで一番地味な作品を作っちまいやがった。正直、非常にすっきりしませんでしたよ。ブックレットに目を通さず、曲名と流れる楽曲に耳を向けるだけで、どの曲が誰のペンによるものなのかとか、そういった余計な情報は一切入れず、ただ聴いたんだけど‥‥なんだか殆どの楽曲がまるで松尾作曲に思えたんだよね。それくらい、各曲の中でのギターが占める割合(というか印象)が強いのね。森重特有の高音域での歌唱やシャウトも少ないように感じたし、中音域、あるいは低音域で歌うバラードとか、なんかこれまでにあまりなかったような感触で。例えば森重特有の、劇的に盛り上げていくクサ過ぎるメロディの曲とか、そういうのがあまり感じられなくて。

 ところが。全10曲中、2曲だけが松尾作曲で、残りの8曲は森重作曲なわけですよ。しかも俺が「絶対に松尾の曲だよな」と思ってた1曲目、3曲目、7曲目、9曲目辺り、全部森重。してやられたり、って感じなのかな、彼等からすれば。凄く意外だったね。

 個々の楽曲は確かに素晴らしいんですよ。本気でSTONESを真似たんじゃないかって程にギターやドラムがあの空気感を再現してるし、一緒に鳴ってるキーボード類も凄く味わい深い。ボーカルもパワープレイを拒否したかのような、引きの美学を感じさせる。そういう意味では、The DUST'N'BONEZと同じことをやっても向こうには敵わないと感じたのか、その対局にあるようなスタイルを極めてるわけですよ。うん、確かにこれもZIGGYなんだよな。だけど‥‥

 恐らく、多くの人が期待した「ZIGGY像」ではないよね、これ。未だに多くのファンは「'80年代のZIGGY」を彼等に求めてるわけじゃないですか。勿論、そんなの無理なわけですよ、メンバーも違うわけだし、なにせあれから10数年の経験が蓄えられている。それに、あれをそのままなぞるのは彼等の美学に反するんじゃないか‥‥いや、もう出来ないのかな。それでもファンは、ZIGGYの新作が出る度に期待し、そしてガックリする。しかも出てきたアルバムが普通のロックアルバムとして考えた場合、非常に高水準な作品ばかりだから、余計に複雑な心境になる。今回の場合、The DUST'N'BONEZの後だったから、余計にそう感じちゃうわけですよね(勿論、あれも完全には「初期のZIGGY」というわけではないですけどね。でも俺らがよく知ってるZIGGYの断片ではあるわけですが)。

 そう‥‥これが中途半端な作品だったら、きっと諦めもついたんですよ。けどさ、本気度が高い、非常に濃いロックンロール・アルバムを作っちゃったもんだからさ、たちが悪い。貶せないんだもん。貶しどころ、なしだから。すっげーカッコイイじゃんか。地味渋だけど、ちゃんとロックしてロールしてる。そう、今のご時世、どこを探したってこんなにロールしまくるロックンロール、見つからないんだもん。

 畜生‥‥いいアルバムだなこれ。森重ソロの方が従来のZIGGYっぽかったけど(あれはギリギリまで去年のベスト10に入れるかどうか悩んだからな)、これも間違いなくZIGGYなんだよな‥‥まだまだ俺も甘ちゃんですよ。

 けど、これが転けたら‥‥完全に次はないだろうな。だって、無理して続ける「理由」はないんだから。後は「意地」と「拘り」だけですよね。勿論、続けて欲しいんだけどさ‥‥



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投稿: 2005 01 28 12:00 午前 [2005年の新譜レビュー, ZIGGYさんとか] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/01/07

The DUST'N'BONEZ vs ZIGGY

 前回のエントリに引き続き、今回は当のThe DUST'N'BONEZのファーストアルバム「FLAME SKULL BASTARDS」について書いてみたいと思います。書くのはいいんだけど‥‥やはりどうしても避けられないですよね、ZIGGYとの比較は。だってさ、'93年から数年間のZIGGYは「森重樹一+戸城憲夫」の2人状態だったわけじゃない。その2人が再び手を組んで、曲を作って音を出せば‥‥それは紛れもなく『ZIGGY』そのものなわけじゃないですか。けど、現在においてもZIGGYそのものは存在する。非常に複雑ですが‥‥そのどれもが素晴らしい曲を作って素晴らしいパフォーマンスをしてくれればいいわけですよね‥‥いや、してくれればしてくれる程、我々は混乱するのか。「‥‥んで、結局どっちがZIGGYなの?」って。そりゃそうだ。

 このThe DUST'N'BONEZ結成に至る切っ掛けは、2002年夏のサマーソニック。復活HANOI ROCKSやGUNS N'ROSESが出演した、あの年ですよ。偶然にも森重と戸城はここで再会し、2人してHANOI ROCKSやGUNS N'ROSESを観るわけですよ。そして翌2003年2月。HANOI ROCKS単独来日公演。ここにも彼等は2人でライヴに足を運ぶんですね。そして‥‥酒の席でいろいろ音楽の話をして、互いの共通項(所謂グラマラスでハードなロックンロール)が現時点においてもまだ有効であることを悟り‥‥あとは自然と転がっていった、と。同年後半に元SADの満園と坂下を引き入れ、2004年3月にBACKYARD BABIES来日公演のアフターパーティーにて初ライヴを行う。その後は‥‥一部の方々はご存知の通りですね。ライヴ活動を繰り返し、そしてこのアルバムを約2週間で完成させてしまった、と。

 全10曲中、9曲の作曲を戸城が手掛け、残り1曲は森重。作詞は全て森重によるもの。ZIGGY時代はあくまで「森重/戸城が5曲/5曲、あるいは6曲/6曲と、同じ比重で曲を書く」50/50体制だったように思うのですが、このバンドはあくまで「戸城主導のバンド」なわけですよ。ZIGGYはあくまで森重が作ったバンドであり、森重がリーダーシップを発揮するバンドであると。その中で、それを踏まえつつ戸城は自身の役割を果たしていた、と。ところがここでは立場が逆転してるわけですよ。森重もインタビュー等で言ってるように、ZIGGY時代に一度も試さなかった『戸城主導で進める』という方法。これがThe DUST'N'BONEZのコンセプトなわけ。

 で、出す音。バンド名のスペル等からもお判りの通り(「〜'N'〜」とか「O」にウムラウトが付いたりとか、最後の「S」が「Z」になってたり、等)、'70〜80年代の、ロックンロールが一番カッコ良かった、輝いていた時代の先人達‥‥AEROSMITHやGUNS N'ROSES、HANOI ROCKSにMOTLEY CRUE等といった「ハードでメロウでグラマラスでデンジャラス」な、ロックンロールバカによる純度の高いロックンロールバンド。そういったものを2004年という時代に再び取り戻そう‥‥正しくそういう音なわけ。そう、ZIGGYだってそこに含まれても何ら違和感ないわけよ。だってZIGGYはGUNS N'ROSESと同期(1987年デビュー組)ですしね。あ、そうか。GN'R組が2004年にVELVET REVOLVERとしてデビューしたってことは、このTHE DUST'N'BONEZもある種VELVET REVOLVERのライバルになるわけか。アハハ。

 ただ、そんなVELVET REVOLVERよりも純度は高いわな。だってZIGGYのほぼ9割以上の曲を書いてきた2人がやってるバンドなわけだからさ。ある種、今のZIGGYよりもZIGGYらしいかも‥‥いや、今のZIGGYは「SNAKE HIP SHAKES」というバンドを通過することで、また別の地点にたどり着いてしまっているから、一概に比較すべきじゃないのかもしれないね。けど‥‥同じシンガーが歌詞を書き、歌っているという事実からして、比較せずにはいられないわな。バンドの顔がふたつのバンドを、しかも元メンバーとやってるわけだから。

 正直な話‥‥このアルバムをZIGGY時代‥‥「Goliath Birdeater」('99年)の後にリリースしていたら‥‥何ら違和感もないわけで。いやむしろ、「ZIGGY完全復活!」みたいに絶賛されてたかもしれないよね。けど実際にはそうならなかった。そうならなかったからこそ、今こうやって「FLAME SKULL BASTARDS」というアルバムが生まれたわけだけど。

 ZIGGYというバンドはこれまた厄介なバンドで、時期によって編成も違えば音楽性も少しずつ違ってくる。初期の薄っぺらいスリージーでグラマラスなロックンロール、タフになった「KOOL KIZZ」、BEATLESにかぶれ始めた「YELLOW POP」や「ZOO & RUBY」。グランジに傾倒しつつある「BLOND 007」。『日本の古き良きロックンロール』的な匂いのする「WHAT'S NEWS!?」、等々‥‥しかし我々の中にあるZIGGYというのは‥‥初期のイメージが強いわけですよ。かろうじて「KOOL KIZZ」辺りまでの。それはその頃が所謂バンドブームであり、ZIGGY自体も "GLORIA" での大ヒットがあったから、お茶の間にまで浸透していた時期だからなんですね。ルックスやスタイルとは裏腹に、歌謡曲のように親しみやすいメロディ。これがこのバンドの売りだったわけですよ。

 勿論、その血はThe DUST'N'BONEZにも流れてます。純血というか、輸血された血液というか‥‥純度は非常に高いですよね。音像こそヘヴィでハードなわけですが、メロディは戸城らしい判りやすさがちゃんとあるわけですよ。考えてみてくださいよ、この人はZIGGY時代に "SING MY SONG" とか "HOW" とか "午前0時のMERRY-GO-ROUND" みたいなポップチューンを残してきた男ですよ。勿論この人が書くハードーチューンも素晴らしいものばかり。それはZIGGY時代のみならず、その後彼が幾つか作っては潰してきたバンドでも遺憾なく発揮されてましたよね。そういう意味では‥‥この手のロックが、そしてZIGGYが大好きな人なら絶対に気に入る音なわけですよ。気に入らないわけがない。むしろ「最近のZIGGYが苦手」という人にこそ聴いて欲しいアルバムですよね。

 ホントはZIGGYとの比較なんて、無意味なんだろうけど‥‥比較することで、どちらが優れていて、どっちが劣っているとか、そういったことが言いたいわけじゃないのよ。正直なところ、俺自身も未だに混乱してるんだから‥‥ZIGGYはこの先、本当に大丈夫なんだろうか。本当にこのまま続いていくんだろうか。こんなにスゲーアルバムを作ってしまった今、ZIGGYの新作は本当に大丈夫なのかな‥‥とか、いろいろ不安に感じてるわけですよ。結局は今月末にリリース予定のアルバムを聴いて判断すべきなんだけど‥‥

 ある意味では同じ土俵なわけじゃないですか、ふたつのバンドは。同じ土俵にはいるけど相撲は取れないわけですよ、だって、同じ人間がメインを務めてるわけですから。でも‥‥我々は心の中で、密かにそれを望んでいるんじゃないのか。そんな気がするんですよね。戸城がZIGGYに戻ることはない。そして森重はZIGGYを解散させる気もない。だったら‥‥お互い良い意味でぶつかり合って、更に良い作品を生み出してくれれば‥‥ファンとしてはこれ以上の贅沢はないわけですよ。ま、このモヤモヤは延々続くわけですけどね!

 いっそのこと‥‥「SONIC MANIA」にでも出て、VELVET REVOLVERやMARILYN MANSONと共演しちまえばいいのに。そういったファンの前で演奏するのも、ある意味ではぶつかり合いですからね。そして‥‥ある意味では「勝ち」が約束されているわけですが。やっぱりZIGGYじゃなくて、The DUST'N'BONEZで出て欲しいよね、あのメンツなら。



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投稿: 2005 01 07 12:25 午前 [ZIGGYさんとか] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/01/05

ZIGGYよ、何処へ行く?

 昨年11月に東京で2日間のみ行われた、結成20周年を記念するベスト選曲ライヴ「VICISSITUDES OF FORTUNE」の全国ツアーが、いつの間にか発表になってました。今回、またも東京公演あります。今度は恵比寿リキッド。夏に一度彼等はここでライヴやってるので、二度目ですか。俺自身まだここに行ったことないけど、初リキッドはどうやらこれになりそうです。

 いろいろ言われそうだけど、まぁニューアルバム後だし、そっちの曲も取り入れた内容になるのかな、と。そんなニューアルバム。本来なら元旦リリースだったものが、結局「気合い入れ過ぎてレコーディングが長引き」発売延期。昨年末にようやくマスタリングまで終了、タイトルは「JUST A ROCKIN'NITE」に決定したそうです。co-producerとして今回全面的にキーボーディストとして参加している三国義貴の名前が。これはかなり期待していいのかなぁ。また、2月発売予定だったDVD(昨年11月の東京2デイズ)も3月にずれ込みそうですね。

 そういえば、オフィシャル(飛ぶといきなりZIGGYの曲が流れるので注意)にはニューアルバムについて、殆ど情報が出てないのな。発売することも、延期されたことも。マネージャー氏の日記にしか情報が載ってないって、一体‥‥

 一応レコード会社「トライエム」の方には1/26延期と出てます。今回は先行シングルとか一切なしか。久し振りだね、シングル切らないアルバムは。過去振り返っても、「KOOL KIZZ」と「ZOO & RUBY」だけだからね、シングルカットがなかったアルバムって。

 ボックスセットに入ってた新曲2曲から察するに、ZIGGYは原点回帰的な方向として、よりアーシーでルーズ、そしてレイドバックした方向にいくのかなぁ。この原点って、ZIGGYとしての原点ではなくて、あくまでミュージシャンとしての原点ぽいような気がするけど、一体それがファンにどう受け入れられるのかが気になるところ。

 ここ最近、昨年末に買った森重&戸城による新バンド「The DUST'N'BONEZ」のアルバムばかり聴いてます。ホントに良過ぎます。これ聴くと、やはり今後のZIGGYの在り方について考えさせられますね。ZIGGYがそういう松尾を生かそうとする路線を引き継ぐとしたら、初期〜「KOOL KIZZ」辺りまでのバッドボーイズ・ハードロック路線はThe DUST'N'BONEZに引き継がれるわけか。ま、正直どっちをZIGGYと呼んでも何ら間違いないわけですが。その違いも判らないし(音だけに関してはな)。だからこそ、本体「ZIGGY」の今後の在り方を問われるわけですけどね。そういう意味で、今度のアルバムはホントの意味での勝負作になりますな。ファンからしても、そして現在のZIGGY本人達にしても。

 さて、ホントに2005年のZIGGYさんはどうなるのやら‥‥


P.S.
 The DUST'N'BONEZのオフィシャルサイトにて、アルバム発売時に掲載されたメンバー4人のインタビューがアップされてました。インタビュアーが書かれてないけど、恐らくバンドに一番近いメディアの人間だろうから、増田勇一氏かと思います。増田氏は初期〜'90年代前半まで「BURRN!」誌に在籍し、その後「MUSIC LIFE」編集長に就任。廃刊後にフリーになり、洋楽HM/HRのみならず、日本のハードロックやビジュアル系等のライターとして活躍している、個人的にかなり好きな人。彼の書く文章に、かなり強く影響受けてると思います、俺。この人も書く対象について、非常に強い愛情を感じさせる人なんですよね。「BURRN!」時代や、CDのライナーノーツ等、ホントに好きな文章多いです。

 んでね、これがまた面白いインタビューなのよ。文章自体もそうだけど、その内容がね。何故満園がSADSを辞めなきゃならなかったのか、そして坂下たけともと現在のSADSとの関係とか、ここで初めて語られることが多いしね。SADSファンからしたら、ちょっと耳の痛い話も多いかと思うけど、これが事実だからね。何故現時点においても清春がソロを続けているのか、何となく理解できるような、できないような。ちなみに俺は清春、及び黒夢やSADS、好きですよ。黒夢はインディー時代に何度も間近で観てるしね(ま、観ざるを得ない状況だったりしたんですが)。

 ちなみに。森重と戸城が再会したサマソニでのHANOI ROCKS、そして昨年2月の厚生年金会館でのHANOI ROCKS、俺は両方に行ってて、両方で森重氏を目撃してます。そうか、そのすぐ側においちゃんもいたのか‥‥全然気づかなかった。もっと輝いてくださいよ、おいちゃん!



▼The DUST'N'BONEZ「FLAME SKULL BASTARDS」(amazon

投稿: 2005 01 05 12:10 午前 [ZIGGYさんとか] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/11/18

ソロ活動を考える

 バンドのシンガーがバンド在籍中にソロ活動をする時って、幾つかのパターンがあると思うんですね。

(1)バンドが活動休止中で、その合間にソロ活動
(2)バンドとは違った方向の音楽をやってみたくてソロ活動
(3)とにかく違った人間と音を出してみたくてソロ活動

他にもあると思うけど、代表的なのはこの辺かしら。(1)のケースって、例えばその「活動休止」の理由が「○○がソロやりたいっていうからバンド活動休もうか」っていう場合もあれば、「ここ数年バンドとして走り続けたから、ちょっと小休止しようよ」みたいな場合もあるでしょう。前者の場合は‥‥って例を出すとマズいのかしら、各バンドのファンに対して?

 (2)の場合は‥‥まぁ(1)と絡むことも多いですよね。バンドと違ったことがやりたいからソロやりたい、だからバンド休もう‥‥みたいな。逆にバンドが上手くいってるのに「創作意欲が凄くて収まらない。けどこの曲はバンドのイメージとは違うし、かといって他人にあげてしまうのも勿体ない。是非自分で歌ってみたい」って人もいるでしょう。誰とは言わないけど‥‥

 そして(3)。厳密に言えば、全部(1)と絡む場合が多いのか。むしろ「バンドが休みだから、他の奴とやってみるか」的発想で始める場合とか、たまたま遊びで他所のバンドのメンバーと音出ししたら面白かったから、ちょっとやってみました的な。最初のROSSOもこの辺りに入るのかな(あ、具体的な名前出しちゃった‥‥)。

 でさ。多かれ少なかれバンドのシンガーがソロやる場合って、バンドと違った方向で攻める場合が多いじゃない。むしろ「俺はこういう歌も歌えるんだぜ?」的な、これまでのパブリックイメージを覆すような。ハードなバンドで歌ってる奴が、ソロで急にスタンダードナンバー歌ってみたり、ビジュアル系のシンガーがソロで歌謡曲チックなこと始めてみたり。中には上のROSSOでのチバユウスケみたいな人もいますけど、まぁ大体の場合は「バンドとは違った側面を見せる」ためにソロ活動、ってケースですよね。んで、歌の上手さや表現力の豊かさを知らしめるために、バンドよりもソフトな路線を求めたりする、と。まさかバンドよりも更にハードな方向に進む人も少ないでしょう。

 ところがね。ここにいるんですよ、そういうバカが。

 いえね、名前は「森重樹一」っていうんですけどね‥‥そう、ZIGGY(SNAKE HIP SHAKES)のシンガーですね。

 森重は10年近く前からポツポツとソロ活動をやってるんですよ。アルバムももう5枚くらい出てるのかな。ここ数年は暫くやってなかったんですが(ZIGGYって名前が使えなくてSNAKE HIP SHAKESとして悪戦苦闘してた頃だしな)、ZIGGY名義に戻る頃に久し振りに1枚、アコースティック色の強いアルバムを発表して、この春に約2年振りのソロアルバム「ROCK & ROLL SiNGER」という実も蓋もないタイトルの1枚を発表して。今年はZIGGYとしてのアルバムリリースがなかったから、ファンにとっても非常に有り難い1枚なんですけどねぇ‥‥

 これがさ。ZIGGYよりもハードでカッコいいんですよ、真面目な話。ヤバいですよ、これは。

 アルバムの大半は森重の作詞作曲で、2曲だけ別の人が作曲してるのね。それを書いてるのが清春(SADS)と、元ZIGGY・現在はTHE DUST'N'BONEZで森重と活動を共にする戸城憲夫の二人なんですね‥‥そりゃカッコ悪いわけがない。つーか戸城作曲・森重作詞ってことは、まんま'99年以前のZIGGYなわけですからね。

 アルバムのレコーディングメンバーも面白いことになってて、主に2チームのバンドを使ってるわけ。ギターは両方共ここ最近の森重ソロのパートナーである神田和幸、チーム(1)のリズム隊がドラム・菊地哲(CRAZE)、ベース・戸城。チーム(2)のリズム隊がドラム・ポンプ小畑(元「すかんち」)、ベース・津谷正人(ZIGGY)。なんじゃそりゃ!?でしょ。しかもピアノで現在ZIGGYにサポート参加してる三国義貴、コーラスに中山加奈子(元プリプリ、現VooDoo Hawaiians)と清春‥‥カッコ悪いわけがないわな。

 アルバムは頭からハードドライヴィンする "ROCK'N'ROLL SiNGER" でスタートして、そのままの勢いで "JACK IN THE BOX"、そしてアルバム中最もハードコアな "Skull Red Roses" ときて、戸城作曲の(後にシングルカットまでされた)"Rusty Voice"、ハード&グルーヴィーな "SAY FXXK NO!"‥‥と、ここまでの5曲、まったく息をつかせずに聴かせるんですわ。ZIGGYのアルバムでいえば、「HEAVEN AND HELL」辺りに近いんだけど、あそこまでポップな色はないし、むしろハードコアな面が目立つのね。けどそこは森重のこと、曲はちゃんとメロディアスですからご心配なく。

 なんだろ‥‥これ聴いちゃうと、ZIGGYの存在意義を考えちゃうよね。だって森重は現在ZIGGYの他にソロがあって、更にインディーでTHE DUST'N'BONEZっていうバンドをやってるわけでしょ。こっちでは森重は曲書いてないけどさ‥‥そりゃ解散について真剣に考えるわな、と。ここまで素晴らしいアルバムを作ってしまったらさ。

 ZIGGYの方はもっとレイドバックした方向にいくのかもしれないし(今の松尾宗仁の音楽性、そしてボックスセットに収録された新曲やバンドの前作「ROCK AND ROLL FREEDOM!」の作風を見れば、そう考えるのが普通でしょう)、敢えてバッドボーイズタイプの音楽はTHE DUST'N'BONEZで戸城と共に体現する、と。ソロでは毎回違った形でいろんなことに挑戦する‥‥そう割り切ったのかな、森重は。

 にしてもさ‥‥これはちょっとしたショッキングな作品ですよ。ZIGGYのアルバムよりもカッコいいんだからさ‥‥しっかりしてくださいよ、森重樹一さん!



▼森重樹一「ROCK & ROLL SiNGER」(amazon

投稿: 2004 11 18 10:42 午後 [ZIGGYさんとか] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/11/10

20th Anniversary (2)

 さて、続いてライヴ2日目の方の感想と、2日間の総括みたいなことを書いてみましょうかね。

 初日が「SNAKE HIP SHAKES NIGHT」と銘打っていて、まぁSHSの曲のみならず「SHSもZIGGYの一部だし」的解釈で選曲されていたりしたんですが、2日目は「ZIGGY NIGHT」なわけですよ。当然ZIGGYの過去20年の歴史を総決算するような内容になるんだろうな、と。誰もがそう思うじゃないですか。時期的に4枚組ベスト盤も出た後だし、インタビューでも「自分達のやってきたことを再確認できた」みたいなこと言ってたし。

 でもさ、実際に披露された楽曲は以下の通りだったわけですよ。

01. 暗流
02. 上海GIRL
03. HOT LIPS
04. ONE NIGHT STAND
05. I'M JUST A ROCK'N ROLLER
06. LET'S DO IT WITH THE MUSIC
07. 悪魔と踊れ
08. 愚か者のパレード(松尾ボーカル)
09. BURNIN' LOVE
10. 午前0時のMERRY-GO-ROUND(新アレンジ)
11. STAY GOLD
--Joe's Drum Solo--
12. LAST DANCEはお前に
13. HAPPY GO LUCKY
14. I CAN'T STOP DANCIN'
15. BORN TO BE FREE
16. WHISKY, R&R AND WOMEN
17. EASTSIDE WESTSIDE
--ENCORE1--
18. TOKYO CITY NIGHT
19. それゆけ!R&R BAND
--ENCORE2--
20. I'M GETTIN' BLUE
21. GLORIA
--ENCORE3--
22. 6月はRAINY BLUE(PIANO ONLY)

 全22曲中、SHSの曲が1曲含まれていたり、所謂「ZIGGY再開」後の曲が2曲しかなかったり、初期のスリージーな路線とは違うポピュラリティー重視な'90年代半ばの曲が2曲しかなかったり(しかもうち1曲 "暗流" なんていうマニアックな曲やってるし)。決してこれは「たった1日で20年分の歴史を見せてやるぜ!」というような内容ではないと。お世辞には言えないですよね。

 んでね。2日間に演奏された楽曲について、以下のようなデータを作ってみたんですよ。

●2日間に演奏された楽曲数
  39曲(6日:20曲、7日22曲、2日間のダブり:3曲)
  SNAKE HIP SHAKES:16曲
  ZIGGY:23曲

 ダブりとなった3曲の内、2曲は特効を使用するから2日共やったのかな、と("GLORIA" ではCO2、"EASTSIDE WESTSIDE" ではパイロをそれぞれ使用)。にしてもSHSの、しかもシングルC/W曲である "HAPPY GO LUCKY" が2日共演奏されたのは少々意外でしたね。ま、ノリの良いシンプルなロックンロールだから、ZIGGYでやっても違和感なかったのかも。あんまり深い意味はないんでしょうね。

●アルバム別演奏曲数
[ZIGGY]
 ・1st Mini「それゆけ!R&R BAND」:3曲/4曲中
 ・1st「ZIGGY -IN WITH THE TIMES-」:4曲/11曲中
 ・2nd「HOT LIPS」:5曲/10曲中
 ・3rd「NICE & EASY」:1曲/12曲中
 ・4th「KOOL KIZZ」:3曲/12曲中
 ・2nd Mini「SOUND TRAX」:0曲/4曲中
 ・5th「YELLOW POP」:3曲/13曲中
 ・6th「ZOO & RUBY」:0曲/12曲中
 ・7th「BLOND 007」:1曲/12曲中
 ・8th「WHAT NEWS!?」:1曲/13曲中
 ・9th「CRAWL」:0曲/12曲中
 ・10th「Goliath Birdeater」:0曲/12曲中
 ・11th「HEAVEN AND HELL」:0曲/10曲中
 ・12th「HEAVEN AND HELL II」:0曲/11曲中
  ("BURNIN' LOVE" やってたけど、バージョンが違うので0)
 ・13th「ROCK AND ROLL FREEDOM!」:1曲/12曲
 ・Box「VICISSITUDES OF FORTUNE」;1曲(新曲のみカウント)
 [SNAKE HIP SHAKES]
 ・1st「SNAKE HIP SHAKES」:6曲/10曲中
 ・2nd「NO DOUBT」:7曲/10曲中(ZIGGYのカバー集だからね)
 ・3rd「VIRAGO」:3曲/11曲中
 ・4th「NEVER SAY DIE」:5曲/10曲中
 ・1st EP「永遠のJustice〜この道の果てに〜」:1曲/3曲中
 ・2nd EP「RIVER OF TEARS」:1曲/3曲中

 曲数でいえば、ZIGGYはやはり1st〜2ndの曲が強いね。そりゃ "I'M GETTIN' BLUE" と "GLORIA" があるしな。残念なのが3rd「NICE & EASY」からたった1曲だという事実。"SING MY SONG" とか "SHOUT IT OUT LOUD" とかやってもよかったんじゃないの? バンドとしてかなり(音楽性や人間関係が)ダークだった時期の「CRAWL」や「Goliath Birdeater」から1曲もないのはまぁ仕方ないとして、何故に "HEAVEN AND HELL" までやらないかなぁ‥‥そこが謎。

 SHSは圧倒的に1stからの曲多し。2ndはZIGGY曲集なので除外して、それ意外は4thも比率高し。内容の充実度と完成度からいえば納得の結果。3rdからは "RIVER OF TEARS" とか "FLY HIGH FLY" とかもっと選ばれてもよかったのでは?

 今回から本格的に三国義貴さんを準メンバーとして迎えていることから、やはりアレンジ的にキーボード(ピアノやオルガン等)が入っても違和感のない曲が優先されたのかな、と。エゾの時なんて、"HEAVEN AND HELL" 演奏時、袖に引っ込んだしね、三国さん。そういう意味では「HEAVEN AND HELL」はパンク過ぎるしね(スウィングするロックンロールとはお世辞にも言えないし)。だから初期の2枚に偏ったのか‥‥あるいは‥‥原点回帰だったのか‥‥

 現在彼等は来年元旦にリリース予定の新作制作の最中なんだそうです。その合間にリハーサルしてライヴをやったと。何もそんな時期にやらなくても‥‥と、決して手放しで褒められるような内容じゃなかっただけに(特に演奏面ね)強く思う俺なんですが‥‥けど、手応えはあったのかもね。この選曲が決して次作に影響することはないだろうけど(むしろ今後進むべき路線は、ボックスに収録された2曲の新曲や、最近リリーすされた松尾のアルバムに鍵があると個人的に思ってるんですが)、ことライヴに関しては‥‥いろいろ思うことがあったんじゃないですかね。

 やはり何度も書くけど、どんなにメンバーチェンジがあろうと、契約がなくなろうと、決して解散だけは考えずにとことん転がり続けた彼等が、この夏真剣に解散と向き合った。けど今回の2日間のライヴと、そして続く新作を経て、彼等は再び「死ぬまで現役。死ぬまで "Like A Rolling Stone"」を地で行くことを決意した。そういう意味では、非常に興味深い、そして重みのあるライヴだったと思います。

 まぁさ‥‥ファンの目から見ればそういう厳しい注文も沢山あるわけだけど‥‥ライヴの最中はそんなこと考える余裕、一切なかったんだよね。だってさ、普通に楽しかったもん!(結局これが言いたい)

 なんだろ‥‥過去やってたサイトで、いちライヴレポートに凄く感情的な文章を書いてきたじゃない。でもさ、ライヴなんてたった1回きりなんだよね。アルバムと違って、同じ瞬間をリピートすることができないのよ。特にロックンロールは。だから俺等はジャンキーみたいな何度も何度も、同じアーティストのライヴに足を運ぶんじゃねーの? そしてそれを共感して欲しい、理解して欲しいから俺はずっと、ああいう文を書き続けてきたんだよね。

 それは多分‥‥今度のサイトでも変わらない気がする。こと細かには書かないかもしれないけど、思いを伝えるって面では何一つ変わってないつもりだからさ。


▼ZIGGY「ゴールデン☆ベスト」 (amazon

投稿: 2004 11 10 01:59 午前 [ZIGGYさんとか, ライヴ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/11/09

20th Anniversary (1)

 ZIGGYの結成20周年記念ライヴ、2DAYS(11/6&7)に行ってきました。まず今日は初日の方について簡単な感想を書きたいと思います。

 2日に分けて行われた理由のひとつとして、「SNAKE HIP SHAKES」時代があるという現実があるわけです。1999年から2002年前半にかけて、彼等は「ZIGGY」という名前を名乗る事ができず、代わりに「SNAKE HIP SHAKES」という名前で活動していたわけです。とはいっても、中身は現在のZIGGYと変わらず、その器のみが違うというだけ‥‥なのに、その評価は散々たるものが多く。というよりも、実際に聴かずに「名前がZIGGYでない」ってだけで判断してる人の多いこと、多いこと。

 既にSHSとしては2年前の春に決着がついてるんですが、今回はZIGGYの20年を振り返った時に、やはり欠かす事ができない時間として、そしてメンバーと我々ファンとの間にある絆を再確認する意味でも、SHSに1日を費やす必要があったのかもしれません。

 当日のセットリストはこんな感じです。

01. RAT RACER
02. SNAKE HIP SHAKES
03. 蒼ざめた夜 -TOO FAST TO LIVE, TOO YOUNG TO DIE-
04. NEVER SAY DIE
05. R&R MUSICに首ったけ
06. RAIN
07. DEAR MY FRIEND
08. CLOUDY SKY BLUE
09. MELANCHOLIA
10. GLORIA
11. Sweet little child
--Joe's Drum solo--
12. DEADEND KIDS
13. POISON CHERRY
14. HAPPY GO LUCKY
15. Stunt Flyers
16. ACCEL
17. BLACKOUT(失くした週末に)
--ENCORE1--
18. STRONG WILL
--ENCORE2--
19. DON'T STOP BELIEVING
20. EASTSIDE WESTSIDE

こうやってみると、意外とやってない名曲もまだまだ沢山あるんですよ。"RIVER OF TEARS" とか "翳りゆく夏に" とか。でも今回の趣旨はそういったものではなかったんですね、真の意味では。

 ZIGGYはこの夏、解散を考えていたそうなんです(この日のMCで森重が発言)。だけど、今回この企画で改めてSHSの曲をまとめてやってみて、いろいろ思うことがあったそうです。そうだよね、SHS時代の3年間を考えてみれば‥‥ZIGGYなのにZIGGYじゃなかった、あの時期と比べれば‥‥ね。

 勿論その辛さは当事者にしか判らないでしょう。我々ファンがいくら想像したところで、その想像の範疇を越えるような出来事の連続なのでしょう。でも続けるしかない。続けることで結果が本当に出るのか、それは誰にも判らない‥‥でも、今はまだその「答え」を出す時ではない。そういう結論に達したからこそ、彼等はまた転がり始めたんでしょうね。

 やっぱりいいバンドですよ、SNAKE HIP SHAKESも、ZIGGYも。勿論同じメンバーによるバンドですからね。SHSがなかったら、俺はこうやって今もZIGGYを聴いてること、なかったかもしれないしね。



▼SNAKE HIP SHAKES「WORST -VERY BEST OF SNAKE HIP SHAKES-」(amazon

投稿: 2004 11 09 12:01 午前 [ZIGGYさんとか, ライヴ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/10/14

懲りずにチャートランキング調査、その2

 ふと思い立って、ZIGGY(SNAKE HIP SHAKES時代含む)のチャート順位を調べてみることにしました。まぁ大体の順位、知ってたんだけどね、ソニー時代を含め。今更凹まないけどさ。

 つーわけで。さぁ、あなたは何曲知ってるかな??

■シングル
---TOKUMA ERA---
1988/05:GLORIA:no data
1988/05:I'M GETTIN' BLUE:no data
1988/11:SING MY SONG:30位
1989/02:ONE NIGHT STAND:12位
1989/07:GLORIA(再発):3位
1989/11:I'M GETTIN' BLUE(再発):15位
1992/07:午前0時のMERRY-GO-ROUND:36位
1994/06:STAY GOLD:7位
1995/03:Jealousy 〜ジェラシー〜:7位
---MERCURY ERA---
1996/02:君をのせて:9位
1996/03:STEP BY STEP:10位
1996/12:Silent Eveを待ちながら:49位
1997/02:Guilty Vanity:90位
---SONY ERA---
1999/02:マケイヌ:94位
1999/05:Without...:圏外
---SNAKE HIP SHAKES ERA---
2000/06:永遠のJustice〜この道の果てに〜:81位
2001/03:RIVER OF TEARS:97位
2001/11:RAIN:87位
---ZIGGY REUNION : TRI-M ERA---
2002/06:HEAVEN AND HELL:50位
2002/10:誓い〜放浪者の丘の静けき夜〜:49位
2003/05:7th direction:50位
2003/08:My Love:65位

■アルバム
---TOKUMA ERA---
1987/10:ZIGGY〜IN WITH THE TIMES〜:no data
1988/05:HOT LIPS:no data
1989/03:NICE & EASY:6位
1989/07:それゆけ!R&R BAND REVISITED:8位
1990/04:KOOL KIZZ:1位
1991/06:SOUND TRAX (MINI AL.):8位
1992/06:YELLOW POP:8位
1992/12:ORDER MADE (BEST):8位
1993/07:ZOO & RUBY:5位
1994/07:BLOND 007:6位
---MERCURY ERA---
1996/03:WHAT NEWS!?:8位
1997/03:CRAWL:25位
1997/12:What's Best!? (SINGLES):97位
---SONY ERA---
1999/03:Goliath Birdeater:63位
---SNAKE HIP SHAKES ERA---
2000/07:SNAKE HIP SHAKES:57位
2000/10:NO DOUBT:52位
2001/04:VIRAGO:58位
2001/12:NEVER SAY DIE:57位
---ZIGGY REUNION : TRI-M ERA---
2002/07:HEAVEN AND HELL:39位
2002/12:HEAVEN AND HELL II:54位
2003/09:ROCK AND ROLL FREEDOM!:44位
2003/12:WORST〜VERY BEST OF SHS〜:149位
2004/02:HEAVEN AND HELL COMPLETE BOX:130位
2004/09:VICISSITUDES OF FORTUNE(4CD BOX):50位

 1987〜88年の「no data」はアナログ時代のチャートなので、こちらにデータが残ってないのかな?(この頃はオリコン、確かまだアルバムチャートとは別にCDチャートみたいなのがあったはず。恐らくここに残ってる記録は全てCDに関してのものなんでしょう)確か「HOT LIPS」はトップ10入りした記憶が‥‥トップ20だっけ!?

 こうやってみると‥‥徳間時代はなんだかんだで全部10位内入ってるのな。シングルもリカット分(午前0時〜やGETTIN' BLUE再発)以外はトップ20入りしてるし。ってGETTIN' BLUEもか。

 マーキュリー移籍後も最初は頑張ってタイアップとか付けてたのに、急にね‥‥売る気がなくなったのか、あるいは時代が悪かったのか。

 ソニー移籍後なんてもってのほかだね。やる気見せろよ、折角松尾が復帰して最強メンバーになったってぇのに。何だよWithout...のランク圏外って(つまり200位以下ってことらしい)。確かにアレンジは糞だったけどな。

 そしてSHS〜ZIGGY復活。地味ながらも頑張ってるよな。

 ホント、みんな応援してあげてください。お願いします!



▼ZIGGY「ROCK AND ROLL FREEDOM!」(amazon

投稿: 2004 10 14 12:08 午前 [ZIGGYさんとか] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/09/23

悪魔と踊れ

 今年の夏はZIGGYと共にあった、と言い切っても過言ではありません。

 ‥‥ゴメン、ちょっと言い過ぎかも。いや、とにかくそれくらい「RISING SUN ROCK FESTIVAL」での彼等のパフォーマンスはインパクト大だったんですよ。いや、彼等だけでなく、オーディエンスや環境も含めてだな、うん。間違いなく今まで観たZIGGYの中でもベストだったと思う。'89年よりも、'90年よりも、そして'02年よりも、遥かに上。選曲云々じゃなくて、トータルでベストだった、と。

 勿論今年の夏はフジロックやそのエゾロック含め、いろんなライヴやイベントに顔を出したけど、結局最後に胸に残るのは、石狩の地で聴いた "I'M GETTIN' BLUE" であり "GLORIA" であり、"HEAVEN AND HELL" であった、と。それが全てなんだよ、今の俺にとって。

 結成20周年、デビューから17年。紆余曲折ありながらも、こうやって日本を代表するロックフェスに顔を出し、そこで大合唱を巻き起こしてしまう‥‥ファン以外の若い子までを巻き込んで。きっとそんなロックンロールバンド、数える程しかいないはず。逆にさ、今5年10年と第一線で頑張ってきてるバンドが、もう5年10年経った時、同じような現象が起こせるのか‥‥アーティストにもよるでしょうけど、そういう「誰もが一緒に歌える」必殺の1曲をちゃんと持ってるかだよね。

 俺はずーっと、夏フェスでZIGGYが観たいって言い続けてきたんだよ。ひたちなかは無理としても、せめてサマソニならアリだろう、と。本来なら'02年‥‥HANOI ROCKSが復活し、GUNS N'ROSESが降臨し、急遽THE WiLDHEARTSが来日したあの年にこそ、復活したその年にこそ出るべきだったんじゃないのかな。なのに彼等は普通にチケットを買って、お客として来場していた‥‥なんじゃそりゃ。でもそれがあったから、今の彼等があるんだろうけどさ。

 改めて思うのは、決めの1曲といえる "I'M GETTIN' BLUE" や "GLORIA" 以外にもそれ相応の楽曲、あるいはそれに匹敵する予備軍が腐る程あるということ。この4枚組ボックスを聴いて‥‥頭では判っていたけど‥‥再認識させられましたね。初期のルーズなロックンロールも、中期のBEATLES風サイケポップ〜歌謡ロック路線も、そして再び4人編成に戻ってからのハイパーアクティヴな路線も。ちゃんと一本筋が通ってる。さすが。

 11月。2日連続で渋谷公会堂ライヴを行います。初日はSNAKE HIP SHAKES時代限定、2日目はZIGGY時代限定のライヴみたいですね。演奏時間もかなり長くなりそうですし‥‥当然2日共チケット押さえました。

 さぁ〜て。後は‥‥君らの番だよ。



▼ZIGGY「VICISSITUDES OF FORTUNE」(amazon :限定盤通常盤

投稿: 2004 09 23 01:00 午前 [ZIGGYさんとか] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/08/14

終わった‥‥

 奇跡を見た! この場に居た奴ら、全員を抱きしめたい! 笑いたければ笑え! ホント、今まで観た中で最高のZIGGYだった!!

 とりあえず、セットリスト!

1. BOOGIE WOOGIE TRAIN
2. I'M GETTIN' BLUE
3. MAKE IT LOUD
4. 悪魔と踊れ(新曲)
5. JEALOUSY 〜ジェラシー〜
6. 翳りゆく夏に
7. GLORIA
8. HEAVEN AND HELL

 いきなり1stから3連発! フェスのこと、よく判ってるんだか判ってないんだか。ま、この場に居合わせたオールドファン及び昔は聴いてたぜ的オサーン&オバサン達大興奮。そして2曲目でいきなりピークに。だってさ、その場にいた客全員が大合唱してるんだぜ? マジあり得ない! だってどうみても10代の小僧共が「あぃ〜げでぃんぶ〜」って。大声で。歌ってるんですから。マジで!

 新曲が聴けたのもよかった。今度出るボックスセットに入るやつかな。けどこれが全然「新曲ぽくない」のがある意味凄い。スローに始まって一瞬バラードか?と思わせておいて、ホンキートンク調のラフなロックンロールなんだから。カッコいいったらありゃしない。松尾までコーラス張り切ってやってるし。

 その後、意外な "JEALOUSY" が飛び出したり、唯一SNAKE HIP SHAKES時代から選ばれた "翳りゆく夏に" でクールダウンした後、この日最大のピーク‥‥あのタムタムの4つ打ちが‥‥イントロのリフが鳴り響いた瞬間、大歓声を通り越して、大悲鳴ですよ! ええ、"GLORIA" ですよ‥‥14年振りの、生 "GLORIA" ですよ‥‥とうとうSHS時代のライヴで俺が体験することのなかったあの曲を、14年振りにこの北の大地で聴くことになろうとは‥‥いや、やらないわけないと思ってたけど、いざ聴くとやっぱり感慨深い‥‥もうこの時点で声ガラガラで歌えないんだけど、それでも一緒に口パクパクして歌ってやったよ。本気で泣きそうになった!

 そして最後の最後は、今現在のZIGGYの代表曲というかテーマ曲である "HEAVEN AND HELL"。前の曲でいい意味で温まったお陰で、この曲もナイスリアクションを得られました。つーか俺の周り、歌える率高すぎ! みんなファンかよ!!

 いやぁ‥‥高い金かけて、ここまで来た甲斐があったってもんですよ‥‥俺の夏フェス、サイコーッ!

投稿: 2004 08 14 10:15 午後 [ZIGGYさんとか, フェス] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

ZIGGYさん待ち

ezo07.jpg

 エゾでツーバスフルセットは多分JOE‥‥というか、彼らだけ? 今日はキーボードがあるってことで、サポートにキーボードで三国義貴さんが付くっぽいです。前の方にはコアなファンが既に陣取ってるし。後方からはドンドンお客が入って来てます。物珍しさで観る人、マジで観たい人、久し振りに名前を見て感慨深げに足を運ぶ人、等々。ちょっと面白いものが見れるかもしれませんぜ?

投稿: 2004 08 14 08:10 午後 [ZIGGYさんとか, フェス] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック